9月16日(日) いよいよあと2日で大地の芸術祭も終了。
この日は、No.2 ひとりで観賞に向かいました。
なるべく沢山の作品を観てこようと思い、午前4時10分くらいに出発
夜明けとともに観賞開始しようという作戦でした
まずは、川西エリアの節黒城跡キャンプ場周辺で、前回観ていなかった作品へ。
K008 『さわれる風景Ⅰ 城主の座』
向かいに見える八海山の風景を刻み込んだ作品。
本物の八海山の凹凸を写し取った石に触れると、八海山の稜線に触っているような感覚に。
ちょうど日の出の時間。
オレンジ色の光が眩しい
雲海のような朝霧が、なんだか良い雰囲気
太陽が顔を出した瞬間から、もうすでに暑さで汗が…
K012 『詩人の瞑想の道』
森の中や水辺に点在する彫刻が散策道を案内する。
散策道の先の広場には、
鴨長明、世阿弥、井原西鶴、良寛、夏目漱石に捧げられた5つの彫刻が。
それぞれ形が違うけれど、どんな意味を込めているのでしょう?
さて、少し戻ってもう一方の道へ。
K013 『庭師の巨人』
散策道に眠れる巨人の体が、ところどころに現れる。
この作品が置かれているところは、急な坂道を登ったり降りたり。
そして、細い山道なので、木の枝が張っていたり…
蜘蛛の巣があちこちにあって、蜘蛛の糸が何度顔に絡まったことか…
その先にも作品が。
K014 『空と大地の展望台』
散策道の終点にある作品。
観ようによっては、制作途中のピラミッドにも見えたりして…
中央には、作家自身の足型と、
世界中の大都市や太陽系惑星までの距離が記されています。
もしかして、作者はUFOと交信するためにこの作品を作った?
さて、節黒城跡キャンプ場をあとにして、川西高校前のバス停へ。
K034 『パッセージ』
約70人分のベンチが設置されています。
ベンチの1つ1つには、
高校生とのワークショップで生まれた言葉が刻まれているのだそうです。
明日もいい日でありますように。
「芸術祭最終日も、良い天気でありますように」と言っているようでした
さて、次の場所は…
本当ならば、最初に行くはずだったのですが。
途中の道路が、災害のために通行止めになっているため、迂回して行ったのです。
いや~遠かったし、途中すごく狭くて対向車が来たらどうしようかと思いました
K084 『祭 「還るところ」』
かつて集落の聖地だった高倉神社十二社を「祭」として復活させるプロジェクトだそうです。
神社に向かう道の周りには、住人の若き日を描いた絵が並んでいます。
耕運機に乗っている絵。
昔はどこでも見られた光景でしたね。
神社の下には朝取り野菜の販売所が。
銀色に光っておりました
ここに着いたのは、ちょうど7時くらいでしたが、
「おはようございます」とあいさつを交わした若いお姉さん。
沢山回るために、早起きをして来たのでしょうね。
早足で作品の方へ歩いていきました
可愛いストラップを付けたデジタル一眼で、
カシャカシャ撮りまくってました
あちこちに設置された絵は、最初写真なのかと思っていたのですが、
近くでよ~く見たら、細かく描かれた絵でした。
これだけ大きな絵を、どこで描いたんだろう?
神社の境内には大きな赤いボンボリ。
お社は銀色に光っています
おみくじ屋台も銀色です
狛犬さえもピカピカの銀色。
この作品は、色んな角度から写真が撮れるし、
また、いろんなアングルで撮りたくなる面白い作品でした。
このまま保存してほしいな~
お次は十日町エリアに移動。
T020 『小さな家 -聞き忘れのないように-』
対岸にある一本の木を眺めるための場所。
作家は手前に見える木を気に入り、
訪れる人々にその存在に気付いてもらえるよう、地下室を作ったそうです。
T021 『石の魚たち』
神明水辺公園の広場に、泳ぎ回っているかのように石の魚たちが配置されている。
水面に顔をだした魚のように見えませんか?
餌を見つけて近づいていくように見える
すぐ近くには…
T112 『バタフライパビリオン』
能や狂言の舞台にもなる「東屋」
蝶の翅や万華鏡をイメージした反射素材の屋根が、
風景や舞台上の演者を美しく映し出すのでしょう。
冬の間は、屋根をたたむことが出来るそうです。
自分の姿を映した屋根を撮ろうかと思い近づいてみたものの、
どう撮って良いやら分からず、断念しました
ここからさらに移動して…
T186 『戦後のラブレター(イフガオの棚田から新潟の棚田へ、愛をこめて)』
こんな人形が出迎えてくれました
フィリピンのイフガオにある棚田から、下条の棚田に小屋を移築。
イフガオから大勢の人々が来日し、ふんどし姿で制作したそうです。
フィリピンだから、雪は降らないのでしょうが…
高床なところは、妻有の住宅と似ていますかね?
小屋の中を見ると、藁?で出来たような人形がたくさん。
フィリピンの生活を表しているのでしょうか?
さて、次は中条地区へ。
T270 『Kakashi(案山子)』
冬はスキー場になる場所に、巨大な幾何学模様が。
近所で作業をしていたおじさんが、
「おめさん、もうちょっと上に行ってみなせ~。上から見ると違って見えるすけ。」
そう言われて撮った写真です
上がキラキラ輝いて、綺麗でした。
除雪作業のために道路の境を示すポールに、
農作業用の鳥追いテープを付けてつくられたもの。
下から見ても、キラキラと見えましたよ
作家が作った当時は、下の広場から見ると良かったそうですが、
季節が夏から秋に変わり、太陽の通り道も変わったので、
今は上から見た方が良いということでした。
近所のおじさん、きっとみんなに説明しているんだろうな~
若い人もいっぱい来るから、楽しいと思いますよね。
さて、次は土市地区へ。
T277 『風の音』
集落の人たちと作った風鈴。
広場に上がる坂道の途中から、きれいな音が聞こえました。
たくさん吊り下げられていました。
風が吹くたび、チリリン チリリンと、綺麗な音を響かせます
風の通り道も一方からだけではないので、色んな方向から澄んだ音が聞こえて、
とっても癒される空間でした
同じ広場の中には…
T075 『土の音』
粘土製の楽器。
子供達がデザインしたのでしょう、可愛いイラストの描かれたものもありました。
叩いてみると、意外と金属的な音だったり、ポコポコ太鼓のような音だったり、
それぞれ違った音がしました。
さて、お次は…南雲地区へ。
T278 『おもちゃの実』
シェルターの中でカボチャを栽培。
小さな飾りカボチャを型に入れ、動物やロボットなどの形になるように育てたそうですよ
ほら、クマちゃんカボチャ
こっちにも~
こんな型に入れて育てたんですね
観に来た子供達は、「こっちにもある~、あっちにもある~」
とても楽しそうでした
さて、次に向かったのは鍬柄沢地区。
T076 『モミガラパーク』
地元のもみ殻を素材にした作品。
アクリル?プラスチック?の中に、もみ殻を入れて積み上げたトンネル。
こちらの壁には…
たぶん「クロスカントリー競技」のメダルが入っている。
こちらには、懐中時計が。
集落の人の思い出なのかもしれませんね。
T154 『マッドメン』
住民をかたどった人型で、 床・壁・天井を構成した東屋。
ひとつひとつ見ていると、みんなが手を繋いでいるのが分かります。
住民の絆を表しているのでしょうか?
こちらから見ると、地下に埋まった人が上の人を支えているように見えます。
集落の人たちのつながりが、歴史を作るという事を表現しているのかな?
次に向かったのは、少し上がった場所。
T279 『はさベッド』
休耕田に、はさ掛けで作ったベッドを設置。
周りには蕎麦の花が咲いていました。
涼しい時期なら、昼寝も良いかも。
しかし、この日は暑くて昼寝は無理
早々に退散です。
次に向かったのは当間高原リゾートベルナティオ近くの珠川地区。
T155 『再構築』
何千枚もの丸い鏡で覆われた家。
ひとつひとつ形の違う鏡は、作家が手作業で削りだしたものだそうです。
ここは大人気の作品で、この時も20人近い人が来ていました。
外から内側を見ると、外の風景が少し映っていて、
風が吹くと鏡が揺れてキラキラと輝きます
大きさも角度も違っているので、映し出すものも少しずつ違う。
友達同士で撮影しあっている人たちもいるし…
1人で鏡に映ったものを撮影する人も。
私も自分が映った外壁を撮影。
う~ん、面白くない
やっぱり撮るのは綺麗なお姉さんでないと…
内側から外側を撮ってみる。
草木の緑と、秋晴れの青空が映し出され、清々しい写真になりました
綺麗なお姉さんが2人も映っているから、ただ単に気に入っただけという噂も…
鏡に映った鏡の壁を撮ってみる。
う~ん、どう撮ったら面白く撮れるのか… 分かりません
今日はここまで。
続きはまた後日。
もう終了しているのにも関わらず、いつになったら投稿が終わるのか…
たぶん、あと3回ほどですのでご容赦くださいませ