映画『ブライト・スター』

監督：ジェーン・カンピオン、出演：アビー・コーニッシュ、ベン・ウィショー、ポール・シュナイダー、ケリー・フォックス、他の映画『ブライト・スター』を観てきました。

ストーリーはイギリスのロマン派詩人のジョン・キーツ(ベン・ウィショー)の半生を、隣人でのちに恋人になるファニー・ブローン(アビー・コニッシュ)の視点から描いた切ない恋愛ドラマです。

メガフォンを取ったのが『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオンである事もあり、芸術色が少々濃く出た仕上がりです。
劇中のクイーンズ・イングリッシュも非常に格調高く、また引用されるキーツの詩もまた得も言われぬ美しさ。
こういう時に英語のネイティヴ・スピーカーでない事がとても悔しくなります。
何となくは理解出来るものの、皮膚感覚でキーツの詩の高貴さ、劇中の台詞の言い回しの秀逸さが分からないからです。
展開がはやい訳でもなく、ストーリーもものすごく分かりやすいという訳ではないので、万人受けもしにくく、観客を選ぶ映画のような気がしましたが、ロマンチックな事が大好きで英語が堪能、文学が好きな女性ならストライク・ゾーンだと思います。
私はたまたま時間が合ったのでこの作品を選択しただけでしたけれど、久し振りに観る映画としては我ながら良質な作品を選んだなぁっと思いました(エッへン-笑-)。
まだ勘は鈍ってないぞっと(笑)!! っと笑えないジョークはほどほどにする事にして、ラスト付近では劇場の所々からすすり泣く声が聞こえてきました。
私の隣りにいた見ず知らずの若い男性もまた泣いていました。
泣き虫で感情移入しやすい私は何故だか珍しく黙って銀幕を凝視するのみでしたけど…。
しかし、この作品を観たあとキーツの詩を英語で読み英語で理解し、また自分で訳してみたいとも思ったので、映画としては一定以上のクオリティを有しているのだと思います。

おしゃまな10代後半の女の子、成人女性のお一人さまや二人連れ、大人のカップルのデート・ムービーとしてはオススメでしょうか。


↓good artist・nice music! listen!!
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↓sweet voice
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