根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

LyricDesign-Live vol.3 (2010/01/22)

2010-01-24 19:37:39 | エッセイ、コラム
さて去る金曜日の夜、ちゃんとした形では3回目のライヴになるであろう、LyricDesign(リリック・デザイン)さんのステージを観てきました。

今回はとある事務所主催のオーディション形式のライヴで、彼女はそのトップ・バッター。

まだあったまってない会場をのせるにはたぶんかなりの苦労があったと思われます。

彼女のステージは我々が普通に想像する一般ミュージシャンさんのそれとは、かなり趣(おもむき)を異にします。
一言で言えばクールそのもの。
シンセ系の機材に囲まれそれを器用に操りながら唄や軽いステップまで全て1人でこなすという形。
いつもはMCもそこそこに、LyricDesign-Worldを構築し、LyricDesignというアーティストの摩訶不思議な世界観にオーディエンスは圧倒されて、ほぼ棒立ち、聴衆は彼女の一挙手一投足に注目するという形で進行するのですが、今回はなんと彼女自身から観客に向かい曲中の拍手を求める仕草がありました。
そして、また普段ステージでは生楽器は使わないのに、アクセントとしてシンバルを打ち鳴らすという新趣向。
更には発売されて間もない新兵器ヤマハのTENORI-ONも披露。
暗闇で光る不思議楽器はLyricDesignさんによく似合ってましたっけ!!

審査では惜しくもグランプリを逃しましたが、ファンのひいき目ではなく、音楽性の高さではLyricDesignさんを除く他のエントリー・アーティストを軽く凌駕(りょうが)していたように思えました。

たぶん、彼女の音楽は日本の一般リスナーの耳には時代の先を行き過ぎているのだと思われます。
ひょっとしたら、海外で先に評価されて逆輸入で日本で認知される形かもしれません。

防衛省前のライヴ・ハウスで彼女が打ち鳴らしたシンバルの音は2010年LyricDesign-Projectの始動の合図。
あの音は完全密閉されている筈のライヴ・ハウスの扉や壁を突き抜け、全世界へと響き渡ったことでしょう。
聴覚に優れた人の脳内では知らない間にその残響が繰り返し流れている筈。
直(じき)にそのエコーは地球のアチコチ、もしかすると宇宙の果てからも返ってくるかもしれません。

結果発表の時のLyricDesignさんの瞳はメラメラと燃えてましたよ!!
あの瞳を観た時、私は確信しました『LyricDesignさんは、イケる!』と。

「Love & Peace」 に満ちたLyricDesign-Riot(暴動)は既に密かに始まっています!!


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LyricDesign(リリック・デザイン)さん