根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

a catholic education

2010-01-09 15:19:17 | エッセイ、コラム
この記事タイトルと写真はteenage fanclubの1990年の1stアルバムのタイトルと、ジャケット写真から引用したもので、私の手元にあるのはアメリカ盤でマタドール・レコーズからリリースされたCDです。

歌詞カードが付いていないので、曲の歌詞は分からないのですが、たぶんこの場合の「カトリック教育」とはアルバム中では皮肉っぽく使われているものだと思います。
スコットランドのグラスゴーの跳ねっ返りの若者にとって、頭から抑えつけられるカトリック教育が心地良い筈はないので。
私に英語のネイティヴの曲の歌詞を聴き取り、理解する能力はまだ備わっていないので想像の域は出ないのですけど。

とまぁ前置きが長くなってしまいましたが、昨日近所のカトリック教会が毎日のように行っているキリスト教講座を受講してきました。

年末年始にバカなもので、後先考えずに浪費をしてしまい、予定していた語学学校の英文法の授業を受講するお金も、映画鑑賞するお金も無くなってしまったため、何かを勉強したい私が一計を案じて、取った行動です。

教会に所属する神父さんが、教鞭をとるもので、カトリックの教義について、専門用語を交えながら、難解で高度な授業を行うのかと思いきや、教壇に立った年配の神父さんはユーモアたっぷりにジョークをとばしながら、現代の社会病理について、身近な喩えを出しながら、非常に分かりやすく、こういう事例についてはカトリック的な解釈ではこう考えるというような話しをされていました。
道徳の授業の大人版といった感じです。

環境要因から私は昔から普段考えたり、感じている事が子供の頃は大人寄りで、今は年配の方々のような所があり、友人などとは話しが噛み合わなかったりするもので、受講者の大半を占める年配の方々に合わせた神父さんの授業内容がピッタリだったりするのです。

今年はカトリックについて学んでみようと思っただけですので、別に授業内容が固くても柔らかくても構わなかったのですが、初めの授業がこんなに面白く興味深いものに当たるとは思ってもいませんでした。

私が昨日習った神父さんは、時にあえてピエロになったりしながら、難しく語ろうと思えば、簡単な事を、噛み砕いて一般人の土俵に降りてきて話す技量がある方でした。
偉ぶった所も全く無し。
非常に頭が良い方なのだと思います。

こういう格好いい歳のとり方をしたいものだと、良い手本を見せて貰った気がしました。


↓good artist・nice music! listen!!
LyricDesignさん


↓fantastic doramas
『Life is Ekiden』


↓cool sounds
elect-linkさん