焼津市 終末ツーリング

大井川をバイクで最後に渡ったのは40年くらい前になります。

わたしには静岡県は鬼門なのです。

静岡県に入るとトラブルコールで呼び戻されたり体調が悪くなりました。

浜名湖周辺と浜松市が精一杯なのです。





今回は頑張って目的地は静岡市です。





人車ともに高速が苦手なので袋井ICから入って静岡ICで降りる予定でした。

ところがわたしが牧之原PAでギブアップです。

急遽、焼津市の情報を集めて出たとこ勝負の『焼津市　終末ツーリング』になりました。







焼津漁港の近くです。

なんでココを選択したのか。

昭和時代には貨物船や遠洋漁業の乗組員の癒やしの場だったのです。

女性からすると嫌な言葉ですが『女を買う』場所でした。

昭和34年に売春防止法施行以降もそういう場所だったようです。

現在はそれを連想させる場所は皆無です。

元遊郭なような大きな建物も無い、ラブホテルもなけれな18歳未満の来店お断りの古い旅館もない。

おそらく木造アパートの一室が営業の場だったのでしょう。

ビジネスとして組織やシステム、リクルートが発達していなかったのでしょう。

自然発生的な赤線地帯だったのかもしれません。











津波避難タワーから見た街の風景



ごみ屋敷



日の出食堂本店



痩身教室



何具？



幻の焼津ネコ発見



おいでいい子だ



恒例のネコのシッポつかみ
地べたに這うようにしてネコに話をしながら写真を撮っていました。
振り返ると近所の方でしょうか、わたしの行動を見られていました。
ネコと真剣会話の怪しげなおっさん、警察に通報されかねないのでとっとと退散です。（路地徘徊ツーリング中に職質経験あり）



長者荘



まからんや



ゴミ屋敷その2



倉庫



飲み屋の長屋



アパートまつば



キントキ



駅前南と駅前北では雰囲気がかなり違います。
駅前北には焼津の玄関らしく新しい建物があります。
駅前南はシャッター通り商店街がありました。



駅前北の取り残された駅前横町と言う飲み屋












徘徊するように路地を走っているとおっちゃんに声をかけられました。

朝からちょっと出来上がった感じです。

バイクが懐かしいとのことです。

街の話を聞き世間話をしました。

普通ツーリングでは出来上がったおっちゃんに声をかけられることはまずありません。

終末ツーリングでは歩いている人に声をかけられるのは珍しくもなく、出来上がったおっちゃんもアリです。

出来上がったおっちゃんに声をかけられるのは若い衆にはハードルが高い、女性ライダーなら尚更でしょう。

わたしも歳をとったのでむしろウエルカムです。

おっちゃんにどこに行くのか尋ねたら飲みに行くそうです。

まだ飲むかい！














ヨーグルンソーダ
飲んでしばらくしてお腹がヨーグルングルングルンになり近くのコンビニのトイレに駆け込みました。



そのコンビニの雑誌コーナーにWの特集のミスターバイクが売っていたので買っちゃいました。









ツーリング後半はひどく喉が痛みドラッグストアに駆け込んで喉の痛みの風邪薬を買って飲んだ。

やはりというか静岡県は鬼門なのは変わりません。

体調はヘロヘロでした。








帰りは大回りで3年ぶりくらいに丸形ポストと海が見ると風景を見に行きました。

偶然ハーレー号が走ってきました。





本来の目的地の静岡市はまたの機会に持ち越しです。

今回のミスは富士山を確認しなかったことです。

滋賀県の長浜市に行ったときには琵琶湖を確認しなかった。

名所に興味が無いとは言え、富士山を失念するとはかなりボケたかもしれません。