Lorin Maazel New York Philharmonic
Mahler Symphonies Nos.1 ー 10
マゼールがニューヨーク・フィルの音楽監督であった時、2002年から2009年の演奏会のライブ録音。
ニューヨーク・フィルのiPhoneアプリでダウンロード販売がなされ、またiTunesでも販売されています。この全集は聴きたかったのですが、iTunesで1曲 1500円から2700円という高額であきらめていたところ、Amazon Prime Musicで無償ダウンロードとなりました。Amazonさんには感謝。
しかし、最近のビデオ、ミュージックにおけるAmazonの価格破壊はすざましいです。消費者としては嬉しい限りですが、長期的に見てこれが凶と出る要素もありそうな予感がしています。
このマーラー、極上です。マゼールは過去ウィーン・フィルと全集録音をしていますが、こちらとは比較対象になりません。ウィーン・フィル盤は、「新たな解釈」「新鮮な演奏」という方向に走りすぎ、良く言われる「やり過ぎ感」が耳につく演奏でした。このニューヨーク・フィル盤はこのオーケストラの機能、特に厚み・重量感をベースにして中庸のど真ん中を行くような演奏です。マーラー交響曲のスタンダードとして位置付けてられても異論はありません。
マゼール晩年の名演奏。マゼールを色物指揮者として観ていたお方々も(無料ですから)、一度は聴いてみられることをお薦めします。
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