「恋愛論」 LP 研ナオコ

1981年発売。研ナオコの9枚目のアルバム。当時のヒット、話題となったニューミュージックのカバー。

収録曲
A面
1．雨の物語 （伊勢正三）
2．メモリー・グラス （堀江淳）
3．アデュー （庄野真代）
4．ボサノバ （福島邦子）
5．さよならだけは言わないで （五輪真弓）
B面
1．秋止符 （作詞 谷村新司 作曲 堀内孝雄）
2．白い花 （山崎ハコ）
3．ひとり上手 （中島みゆき）
4．別涙（わかれ） （因幡晃）
5．根雪 （中島みゆき）

久しぶりに1980年頃のヒット曲を聴きました。研ナオコの上手さをまた認識し直しました。歌唱力によって、オリジナル歌手では感じ取ることのできなかかった詩の味わい出てきて、さらにその向こう側にある世界が見える気がしました。

比較的軽めの失恋の詩、伊勢正三、イルカの「雨の物語」から始まり、別れの激情が噴火する五輪真弓の「さよならだけは言わないで」でA面が閉じます。
そしてB面は薄味の横山みゆき、アリスの「秋止符」、そして「白い花」「ひとり上手」「別涙」と涙詩のピークに持っていって、最後は中島みゆきのLP「親愛なる者へ」に収録されていた「根雪」で このLPとのお別れになります。
選曲した曲をこのように並べることで、カバーアルバムなのに、オリジナルアルバムのような作品に仕上がりました。

この中の一曲を選ぶとすると「根雪」ですね。
研ナオコのアルバム 20枚のなかでトップと言える名作です。

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