テクニクス P30 T4Pカートリッジ SL-10用

テクニクスのジャケット･サイズ・プレーヤー SL-10用に ハードオフで テクニクスのT4P規格のカートリッジ P30 を購入。
横から見ると ごく普通の規格通りの形状です。

中古で入手したSL-10に付いていたのはテクニクスのP24カートリッジ。これは前オーナーが交換品として購入したものと思われます。針の状態は良いのですが、私好みじゃない音。まじめなんだけど、個性が無い、付き合っても面白くない友達という感じ。オーディオ評論家ならな、高域のヌケが良くない、解像度が高くない、ゆるい音質 というようなことを書くでしょう。
別のハードオフでP24の上級機種P30を発見して購入。

針の逆の裏側に「Technics P30」の印刷があります。



針先の状態は良いです。



P30（右）、P24（左）
4ピン端子の金メッキ、カンチレバーの太さと加工が違います。



P24との比較では、P30は解像度が2倍くらい高い。グラフィック・デザインを描く時のドローイングペンで例えると、P24は1.0、0.5、0.3mmで描くものを、P30ではこれに加えて0.1mmのペンも買い足して更に細い線を描けるようになったという感じです。
すっきりと高域が伸びた爽やかな音です。テクニクスらしい音質なのですが、ボーカルの艶などに不足を感じるところがあります。人間の評価で例えると、レーダーチャート評価軸を描いた時に、まんべんなくほどほどに広がっていて面積はあるという人。すなわち、これも優等生過ぎて、面白みが少ないな。

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