ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

難敵、階段撤去工事

2008年06月25日 | 今日の話題
 2階の飲食ゾーンの工事は着々と進んでおります。
今週から直接レストランに上がれる階段工事に着手しま
したが、これがまた大変な工事でして、請け負いました
市内の建設会社の方々も「工期に間に合うか心配」と早
くも、新たな問題が発覚した模様。

 従来の階段は、お食事だけのご利用のお客様用にあ
りました。最初はパステルピンクのペンキを施し、分か
りやすいように文化センター側からでも目に付くよう
「ここにありますよ」と色でアピールしてきました。

 ところが、営業年数が経つにつれ潮害でサビが目に付
くようになりまして、ピンクのペンキは剥がれ落ち、レ
ストラン利用者から「景観をそぐ」との指摘もありまし
て、所々のはがれたペンキを一掃、塗り直しはせず金属
だけの階段になりました。重みの深い色ではありました
が、違和感なく、利用者からもクレームは出ませんでし
た。一部目立たないという事情を除いては、そう問題も
なくこれまで利用されてきました。



 そして、今回の撤去作業。工期が遅れるといった業者
さんの悩みとは・・・、それは基礎の部分が思ったより
深い、といったものでした。設計業者さんを交えて階段
の色について検討会を今日開きまして、そのことが発覚。
予想以上に根は深く、アスファルトの上に頑丈なコンク
リートの階段から一歩が始まっていますが、業者の方も
ただのコンクリートだろうと高をくくっていたらしく、
はつり機で削っていくうちに、基礎の部分が現れ、中に
金属製の棒が規則正しく配列。

 ここ長浜町はもともと埋立地。当時は「まるかじま」
でしたか、地元ではそう呼んでいた時代がありました。
その頃はまだ今のようにクリーンセンターや文化センタ
ー、もちろんヘルストピアなどもなく、この辺りは全て
河口、海に面する入り江の状態だったらしいです。

 その後一帯は埋め立てられ、今の土地を形成。周辺は
運動施設(サッカー場、ラグビー場、多目的広場、体育
館等)の他、文化センターも整備され、延岡では西階
(にししな)に次ぐ、スポーツ施設でもあります。

 話それました。いわゆる埋立地のために地盤が緩いこ
とも想定して地中深く掘って基礎部分を充実させていた
というのが理由ではないか、と言う話です。なるほど。



 と言うわけで階段工事も始まりましたが、このはつり
機のドリルの音、ちょうど事務室の隣りで作業が進めら
れておりまして、地響きが凄く、耳元にはあの金属音、
もうしばらくこの工事続きそうです。また、運悪く雨の
影響で工期も微妙、と言うわけです。

 階段完成は7月13日までに、との要望にも業者さん
は首をかしげるばかり。敵は基礎といった顔で突貫も止
むを得ない状況です。今のところは。