ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

トップ選手の育て方

2008年06月20日 | 松田丈志選手

  19日朝日新聞のスポーツ面に興味深い記事がありました。
今日はそこから引用したいと思います。「北京五輪まで50日」
「対談トップ選手の育て方」の見出しに、水泳界のエース、平泳
ぎ北島康介のコーチ平井伯昌(のりまさ)氏(45)と、男子マラソ
ンの尾方剛と佐藤敦之を指導する中国電力の監督、坂口泰氏
(46)の名伯楽二人の対談。司会は萩原智子さん(28)=シドニ
ー五輪競泳代表=。    

 萩原  どんな選手が伸びるのですか。

 平井  へそ曲がりの選手は消えていく。
      生意気でも実は素直とか、自分に
      とってプラスになることを聞く選手が
      伸びる。

 
坂口  聞く耳を持っていないと、自分独りで
      は出来ないわけだから。

 
萩原  二人とも人間形成を大事にする

 平井  技術を教えるだけでは伸びないし、
      年齢によって注意することが変わる

      
 坂口  人間性を高めるのが一番。指導者
      との信頼関係が揺らぐ時もある。
      人間力がないと切り抜けられない。

 平井  僕自身に我慢強さがないと駄目かな
      と思う。特に康介を教え始めてから 
      成長を見守るという面がすごくあった。
      よくもないのに褒める人がいる。信頼
      を得るには、選手に対して正直でない
      といけない。

 萩原  五輪は指導者にとって夢であり目標でもある。

 坂口  最低でも入賞という目標を達成しない
      と。でもマラソンはやってみないと分か
      らないから怖い。それが分かるにつれ
      て余計に怖くなった。

 平井  それはある。シドニー五輪の時、僕も
      もっと簡単に行けると思っていたけれど、
      だんだん難しいなと感じてきた。
      
でも1回出たら、また出たい。  

   以下略

  この他の質問としては、今のスポーツ界をどう
 思うかや、北京五輪に向けて、というものでした。

  二人の共通点は人間形成にありました。これは、
 久世コーチも特番で感謝の気持ちも忘れずに、と
 常々言っておられ、次の五訓を言い聞かせてます。

 夢なき者  理想なし 理想なき者 目標なし
 目標なき者 実行なし 実行なき者 成果なし
 成果なき者 喜びなし  
 
  さらに、平井コーチと同じだったのは、
  
でも1回出たら、また出たい ではなかったで
 しょうか。「そこに山があるから、また、登る」の
 
登山家の心境に似たものを感じ取りました。
 
頂点を極めたい、とするトップアスリートの本能とも
 言える大きな夢。

   北京五輪まであと50日。