大富豪との遭遇

今日は、現地エージェントのオーナーとのお食事会に呼ばれました。オーナーは、ブリジストンを始め海外製品の代理店、通信会社、銀行、不動産、エンジニアリング会社など幅広い業種の企業を持つ大コングロマリットのオーナーだそうで、エージェントの入る自社ビル(ドバイでは珍しい宮殿風)の1階には、個人コレクションのクラシックカー数十台が展示されれています。博物館並み。これでもだいぶ処分したらしいし、実際には最新のスポーツカーをたくさん所有しているのでしょうが...

で、その後ご自宅へ。前にはF430とマセラッティが無造作に停まってました。広いリビングには、民族衣装を纏った一族の皆様とエグゼク級と思われる欧米人たち。明らかに場違いな感じでしたが、色々とお話を聞かせていただきました。この辺のこの位の人たちは、毎週火曜日に一族が集まり、ビジネスパートナーを招き、情報交換をするのだそうです。初めて招かれた我々(日本人とイギリス人)は、壁にかけられた写真を見せていただきました。この人はおじいさんで...これが一人目の子供...この人はドバイに銀行を作った人で...この人はUAEを作った人で...この写真は今の大統領に会ったときであっちは前大統領で...これはフォード大統領、あれはブッシュ大統領...

もう目が回りそうで、開いた口が塞がりません。

そんな富豪が、ドバイにちょっとだけやって来た、極東のペーペーを気軽に招いてくれるのも、ドバイの勢いと奥深さ、懐の深さであり、外国企業を惹き付ける秘訣なのでしょう。

二度とないと思われる、貴重な経験をさせていただきました。