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プロ野球お金にまつわる100 の話

2014-07-22 23:49:47 | 書籍
プロ野球お金にまつわる100  の話
週刊モーニングで連載中のグラゼニ(読んでませんが)の主人公、凡田夏之介と週刊ベースボールのコラボによる、プロ野球のお金にまつわるあれこれの話。

目次は以下。

はじめに
1章 高額な契約金は退職金の前払い!?
2章 契約更改という名の密室のドラマ
3章 意外にお金がかかるプロ野球選手の生活
4章 セカンドキャリアをどうする? 引退後の道
5章 球団経営は大丈夫か?
6章 メジャー・リーグのマネー事情

まだドラフトなどのない大昔から、最近のNPB、MLBや韓国、台湾リーグの球団経営、引退後の選手の生活など多岐にわたる話が並びます。

興味深いのは、戦後の野球界は、プロ野球より学生野球が盛んで、プロの誘いを断って、大学に行く選手も多かったとか、それを変えたのもやっぱり長嶋さんだとか、ライバルの村山さんは背が低くて評価が低くて、せっかくのチャンスの大学選手権も肝炎で登板できず、結果阪神電鉄職員採用後、大阪タイガース出向の形をとったという村山さんらしい反骨の歴史など、プロ野球の知られざる歴史。

その他にも、最近の選手は真面目で飲みに行かないというありがちな話から、フランチャイズが広いパ・リーグの中で一番大変な日本ハムは遠征費だけでざっと年間2,3億円などびっくりする話。

球団経営危機が叫ばれ、企業実業団の廃部、独立リーグの採算の問題など国内の野球環境は衰退する一方、世界から優秀な選手を一方的なポスティングとFA制度で釣り上げ、膨大な放映権料や不公平なWBC分配金などますます潤うMLB。やっぱりスポーツもビジネスなのです。


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