明治神宮宝物殿

前回時間がなくて行けなかった、宝物殿へ行ってきました。

宝物殿は、明治神宮創建翌年の大正10年に建てられた建物で、日本の鉄筋コンクリート建築の初期のもの。昨年、国の重要文化財に指定されたそうです。

展示品は、明治天皇、昭憲皇太后のゆかりの品、馬車や、紀元前660年の神武天皇から始まる天皇家の肖像画が飾られています。但し、平成天皇はまだ飾られていませんでした。

近代日本の礎を作り、大きな転換期であった、明治時代。16歳という年齢で即位され、様々な困難に直面されたであろう明治天皇の功績は非常に大きく、代々語り継がれていくべきだと思います。

ただ、昭和までの欧米に追い付き追い越せの時代から、追われ追い越され置いていかれる時代になった今、より世界で存在感を示すには、明治維新に匹敵する転換と覚悟が必要で、そのためには、明治時代のような思想なき学問、文化の輸入ではなく、日本なりの思想、文化の形成が必要だと思います。