カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

北朝鮮の醜聞25

2017年05月03日 11時18分16秒 | アジア

もう論外だ、と見放した人が多いと思われる朝鮮民主主義人民共和国。

「民主主義」や「人民」が存在しない国に限って、国名に「民主主義」とか「人民」がつく、という大きな矛盾にも気が付きますね。

窮地に陥り、だだっ子のイスラム過激派のように異なる意見をもつ人をすべて粛正し、必要なら自爆する覚悟があるかに見える国民無視の金正恩一家とは一体どのようなものなのでしょう。


  • 自分をどうみているか 

北朝鮮は本気で「金王朝にこそ正統性がある」と自負しているようです。←そこのあなた、「くだらない」とバカにしないように(笑)。

常に善である自分たちの方針が最も正しいので、国内で反発する人には「恐怖感を与え制裁対象とするのが最善の支配手法である、と中国から教わりました。

そういう北朝鮮が世界中から恐怖感を与え制裁対象とすると警戒されているのは、考えてみれば不思議なことですね。

これを日本語では自業自得(じごうじとく)と言いますが、朝鮮半島や中国では、本人だけが気が付いていない何の変哲もないありふれたこと、なんです(笑)。

北朝鮮為政者は、国外の人たちがみな金王朝に従うべきである、という低レベルの優越感にひたっていますが、権力維持のために必要とは言え、こんな状態がいつまで続くのでしょうか、笑っている場合ではありませんよ(笑)。←あんたが笑っている

こういった不可解千万な北朝鮮へ限りなく接近して朝鮮半島の統一を願う韓国の人たちがいて、自分たちが中国よりも先んじていると信じ、あわよくば中国に影響力を与えようとしているので、どんなにひどい仕打ち(経済制裁)をされようとも一言も文句を言えません。

どんなに横暴・危険で国際法を無視しようとも中国に反発できないので有名なのが韓国・沖縄ですが、本音のところで中国を最も嫌っているのが朝鮮半島・沖縄なのかも知れません。

日本のメディアでは不思議なことに、こういった朝鮮半島や中国の現状報道を中国を怒らせるとして忌避(きひ)する傾向にあります。

また中国の汚点を報道することが「日本の保守支配者」を利すると思っているようで、中国での取材制限もあり、まず報道しませんが、国内では日本の汚点を報道することが「日本の保守支配者」を利するとは考えていないようです。

つまり「反日国是である中国の汚点を報道すると、反中の人を増やすことになり、日本の保守層に味方している」と考えるほどのニセ進歩主義者なんでしょう。中国が反日であってくれるから日本の報道社の一部が中国にヨイショするという屈折した姿勢が見られます。堂々と中国の汚点を報道しながら報道社としての矜恃(きょうじ)を示せるという器量はなさそうですね。

また「日本の汚点を報道することは、日本の保守層の問題点を指摘することにつながる」ので安心して報道できるのでしょう。

いずれも報道とはこうあるべきだ、という理念をもっていません。

はたしてどちらが危ないのでしょうね。

もしピンと来ないかたは、これから日中メディア報道の違いについてご注目下さいませ。

  • 韓国をどうみているか 

北朝鮮にとって韓国は、同族「憎み合う」の間柄であり、汚い言葉を互いに投げかけるほど親しい間柄ですから決して譲ろうとはしません。

韓国は、「ソウルを火の海にしてやる」「韓国首脳部は最低の人間」という北朝鮮の強迫・脅迫に激しく反発する割には、同族である北朝鮮をそれほど警戒していないようです。

韓国が「北朝鮮のミサイル発射実験を検知し東京の地下鉄を一時全面停止」させた日本の騒ぎに驚いていることから、十分にうかがえると思います。

建て前としては「一応激しく反発している」けれども、どこかで「北朝鮮が同族の韓国を本格的に攻撃するはずがない」と思っているフシがあり、これを加速するのが「現在、限りなく北朝鮮に接近」しようとしている韓国の姿でした。本当に北朝鮮が同族の韓国を攻撃しないのでしょうか?

いまや韓国は、こういった「不可解な北朝鮮」へ接近しようとする左翼の人たちに牛耳られているようです。保守政権があまりにも腐敗し過ぎているからでしょう。

尤も韓国で腐敗しているのは保守政権だけではないのが「オチ」で、むしろ北朝鮮に近づけば近づくほど「腐敗しなければならない」(笑)。

北朝鮮の核開発にしても

やがて南北統一の暁には自分のものになる、という考えがどこかにある、と見られます。今でこそ日本を平気で威嚇する「反日」国是を実行して誰もこれをヘイト・スピーチとしておりませんが、韓国に統一後の核兵器が手に入れば、もう何をするか分かりません。怖い、こわい!

韓国には「異論を受け入れる度量の大きさ」が必要でしょう。すべては、「疑問をもつことが許される社会的な意志」が芽生えて初めて、始まることなんです。それまでは何が起っても、何も変わりません(笑)。

現状の韓国社会では、異論を完全に排除しようという動きが主流を占めているようで、民主社会からほど遠いと言えます。形式的に民主社会を「演じている」だけだと指摘すると、日本も偉そうに言えないと日本の傾向を指摘しようとしますが、それを生じさせているのがまさか自分であるとは思わないのですね。日本が右傾化したと狂喜乱舞するのですが、それを生じさせたのが自分だとは、お釈迦様でも気がつくめぇ~

しかし北朝鮮にとっては、北朝鮮への賛同のみが好ましいことであり、異論を共存させるなんてことは今まで自分と異なる考えの人を粛正してきたため「自分が暗殺される」ことにつながるでしょうから、決して許せないことです。

これが南北間の対話を困難にしているのでした。

どうやら、北朝鮮があまりにも低レベルに過ぎるだけなのではなく、韓国もほとんどこれに近いという現実が、問題を複雑にしているようです。韓国は決して民主国家ではなく、「民主国家風味」の地域であるに過ぎないのです。

  • 日本をどうみているか 

儒教の教え通り、序列がかなり低い日本は劣等民族であり、北朝鮮の言うことを聞かなければならない、と信じています。

これは韓国にも共通でして、朝鮮半島の特徴と言えます。

これらの人たちに好まれようとすること自体が間違っているようで、日本としては朝鮮半島とは、ほどほどの付き合いにしておきましょう。それが身のためですから。 

  • 中国をどうみているか 

建て前としては、限りなく中国に接近する韓国よりも、より強く中国に親近感を覚えているように見えますが、本音では憎しみもまた人一倍。こういうのが情緒国の特徴でしょうか。

中国の考え方の基本になる儒教をそっくりそのまま支配制度に取り入れており、外観とすれば「共産主義風の儒教的独裁政権」で、現実に即して言うならば、今どき世界中を見渡しても中々お目にかかれない「李朝風の封建的独裁政権」でしょう。

北朝鮮が中国にだだをこねても聞いてくれないため中国を非難し始めると、アメリカが抜け目なく北朝鮮対策として中国を利用するでしょう。

習近平を持ち上げて本格的に北朝鮮を制裁させようとするのがアメリカの戦略かも知れず、今や中国が北朝鮮の制御をあきらめたアメリカに近づいていると見せていますが・・・・・・。 

  • アメリカをどうみているか 

北朝鮮は、アメリカに核兵器を持つ国を攻撃しないという癖を見つけており、なんとしてでも核兵器開発を続けることが金王朝存続の条件だとみているため、どんなに国民が貧しくてもかまいません。

とにかく六者会談を決裂させ、とにかくアメリカと二カ国交渉したい北朝鮮。

中国に限らず独裁国家は、とかく「多国間協議」を好まず「二カ国間協議」に持ち込みたがるものですね。  


北朝鮮が感じる「怖れ」

  • 自国である北朝鮮を対象としたTHAADミサイルの韓国内配備で、中国が韓国へ制裁を始めて1年近くになりますが、北朝鮮としては、地下工作が効き中国とアメリカを分断させることができた、と考えています。
  • しかしアメリカの工作で、中国による北朝鮮への制裁が活発になると、中国とアメリカを分断させることに失敗するでしょう。
  • これを封じるためには瀬戸際外交のセオリー通り、北朝鮮がロシアへ接近する動きを見せなければなりません。中国がアメリカに接近するならば、中国とロシアを分断させるため北朝鮮はロシアへ向かわねばならないのです。北朝鮮がロシアに対して「万が一の有事後に考えられる旨み」を与えられるかどうか、というところ。
  • しかし最後の最後というところでは、北朝鮮が「中国に泣きつく」用意をしていると思われます。まるで「朝鮮半島の北部を自分が支配している」と勘違いしているかのような北朝鮮為政者ですが、決して朝鮮半島北部を支配しているのではなく、ただ中国のやり方を真似て武力で国民を威圧・弾圧しているだけなのです。中国はこういった北朝鮮の弱みを握っているからこそ、汪洋(おうよう)に対応できるのでしょう。中国には中国なりの「朝鮮半島はもともと中国の領土だった」という勝手な論理があります。
  • 中国はかつて朝貢したことがある全ての国を今でも支配下においていると勘違いしているようで、ただ今のところ誰かにとられているので、「侵略ではなく回収しようとしている」のですね。←ばかばかしく、冗談もほどほどにしませうね(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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