カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

北朝鮮の醜聞55

2017年12月16日 03時51分20秒 | アジア

様々な国連決議を平気でやぶり核開発を続けているのに「北朝鮮は、核保有国とみなされたら非核路線を歩む」をいったい誰が信じるというのでしょうね。:huffingtonpost 2016年05月07日「責任ある核保有国」の立場を強調し、不拡散路線への国際協調に協調

昨今、北朝鮮からとみられる木造船が無数に漂着している日本海側の北部ですが、乗員が生存していて日本の無人島へ上陸して備品を盗む場合もあれば、すでに遺体となっている場合もあります。 


なぜ政府が国民に対して報道・言動を弾圧し続けなければならないか、それは

  1. 政府自らがウソの情報を流し(客観性などありません)
  2. それに反する情報の発信を「罰則付き」で禁止(全体主義)
  3. さらに自らのウソを正当化する為に別のウソをつく(特に独裁国でひどい)
  4. このためますます情報が一本化する
  5. これが外部からみると「報道・言動の弾圧」にみえてしまう 

この北朝鮮の全体主義の構造は、中国の構造そのもので

罰則つきで報道を弾圧・・・・・・部から「一糸乱れず

罰則つきで言動を弾圧・・・・・・部では「恐怖の一律化」 

両者は、同時に語られることが多いのですが、このように、内外にわけて考えると、納得できますね。 


北朝鮮船 乗組員6人強制送還へ 入管退去手続き:毎日新聞2017年12月11日 


船長など3人を窃盗罪で逮捕しましたが、そのあと起訴し裁判でも罰金刑ではなく2~3年の懲役刑となるでしょう。この懲役刑も餓死することに比べたら、北朝鮮漁民にとっては至福の時かも知れません。

その他の船員は、第三国経由で強制送還されるでしょう。

船には「朝鮮人民軍第854軍部隊」という標識があったようで、調査後には破壊処分されます。 


果てしなく押し寄せる死の船…船首には「朝鮮人民軍」の表示:韓国ハンギョレ紙 2017.12.10 


佐渡島に漂着する北朝鮮船に関するやや長い記事でした。

朝鮮人民軍第×××軍部隊、船番号594-56843、管理者チョ・チョンイル」と、「はっきり見てとれた」としているのになぜか「第xxx軍部隊」とし、明示していません。

これは日韓にとって国交のない北朝鮮に対する異例の処置だと思います。韓国ハンギョレ紙 にとって何か不都合なことでもあったのでしょう。ハンギョレ紙の日本語版なので、北朝鮮の工作員がうようよいる日本であることに配慮し「詳しい部隊名を避けた」のかも知れません。それにしては「船番号」を明記しているのが不思議です。 

また同記事では、かつて北朝鮮工作員によって拉致された日本人についても記述していますが、例によって「韓国国内版とは異なる」はずです。

なぜならば、親北の左翼系新聞社にとって北朝鮮の拉致に関する記事を配信しても韓国内では有効とは思えないからです。

このように韓国紙の日本語版が「韓国版の日本語訳だと勘違い」して、その内容がそのまま韓国で報道されていると思うのは間違っていると信じています。

という私もハングルは読めませんので、邪推に過ぎませんが。

また後半では「窃盗事件は、北朝鮮の木造船に対する(日本の)世論を一層悪化させている」としています。これまた韓国内では不都合なことですが、日本の実体を報道しています。

このように、珍しいことですがハンギョレ紙が視聴率を上げるためとはいえ、反日的でない記事を発信しているのが印象に残ります。 


 金正恩委員長の「白頭山詣」の後に何が起きる?:辺真一  2017/12/10 

何か重要な決断をするために白頭山(はくとうさん 2744)へ登ったと思われるので、不気味なニュースでした。白頭山は北朝鮮・中国国境にそびえる火山らしく、しかも今年は寒そうなので、きっと大雪が降っているのでしょうね。

ただし北朝鮮は3月のパラリンピックには出場する表明をしているらしいので、微かな希望があり、無謀なことはしないと期待してはいますが、年配の軍関係者をたくさん粛正しているようですから、どうなるか分かりません。 


突然姿を消した「金正恩側近4人衆」 

韓国の情報機関「国家情報院」は先月(11月)20日、国会情報委員会で軍総政治局No.1の黄炳誓軍総政治局長とNo.2の金元洪第一副局長の二人が「不純な態度」を理由に「処罰された」と報告していたが、韓国メディアによると、その後、黄総政治局長は朝鮮労働党から「除名処分」を受け、金第一副局長は政治犯収容所に収監されたとのことだ。:辺真一 2017/12/14

北朝鮮と同族の韓国では、日本より詳しい北朝鮮の裏側を知ることができる立場にありますが、「脱北者」の意見とか「北朝鮮在住」の人の意見として聞く価値はあるものの、韓国情報機関と韓国メディアとで異なることを伝えることがあるので、疑って聞いておかねばならないようです。

人は「知らないことに関しては信じてしまうもの」ですから(笑)。

報道規制をするから、粛正の疑惑が流れます。まるでハーフミラー(マジック・ミラー)の内部から外を見ているようで、外からは内部が見えないため、邪推がはびこってしまうのです。 

なおこの記事では、固有名詞にふりがながないため、読めないままのことが多かったようです。ひんぱんに出て来る固有名詞(人名・地名)の場合ならふりがながなくても読めますが・・・・・・。

 辺 真一(ピョン・ジンイル)の記事が2つ続きましたが、これも平昌(ピョンチャン)五輪が近づいたためでしょうか(笑)。そういえば東京生まれの辺(ピョン)のあだなが「ピョンチャン」だったと本人が言っていましたが、本当なのかどうかは、もちろん分かりません。また平壌も「ピョンヤン」ですね。


こういった怪しげな北朝鮮が・・・・・・ 

北朝鮮が安保理に異例の出席へ 対話向け動き出しか:テレ朝 2017/12/15

徹頭徹尾、世界を敵に回していた北朝鮮が、今になって「対話」など信じられませんが、テレ朝としては北朝鮮に対して好意的に報道しなければならない何かがあると邪推されてもしかたがありませんね。

さてさて、皆様はどう思われますか。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。