カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

反政府活動家の殺害が「挑発」とは?

2015年03月04日 08時37分16秒 | 海外

また出たロシアの残虐さ。

こう言っただけで、(ウクライナ東部のみならず日本の)親露派は、「感じわる~ぃ」でしょうが、事実を事実として述べなければなりませぬのは、まことにもうしわけごぜーませんですだ(笑)。 

  • ソ連崩壊〔1991年〕後にロシアが誕生してまだ24年
  • 韓国が軍事政権から(擬似)民主社会へ変身したのが金泳三政権〔1993- 〕からだとして、まだ22年

こんな時代に、またまたロシアが起こした暗殺事件。世界中の人が覚えています。

政権と異なる意見をもつことが許されない姿勢は、中・韓・北・露に共通しており、尊大な国に特有な「恥部」でした。

なぜこれらの国で、政府と異なる見方をしてはいけないか、それは、その国では「政府が一番賢く、用意周到だ」から。こういうのを独裁国家と呼びます。

いずれの国でも政府に逆らうと、政権支持の見返りとして甘い汁を吸わせてもらっている裏社会の連中(つまりヤクザ)によって抹殺・暗殺される可能性が高い。つまり「言論が封殺」されています。

言いたくはないけれども独裁政権は、薄汚い裏社会の連中を泳がせて目こぼしをする代償として、連中に「反政府の人物を暗殺するよう要求している」、かのように見えます。

ロシアでは、政府と異なる意見をもつ多くの人々が、拘束され暗殺されました。

韓国もその一群でしょう。

韓国は、かろうじて共産主義政権ぎりぎりのところをさまよっていますが、国民が互いに好き勝手に低レベルの言い争いをしているかと思えば、「対日本」になるや一致団結して反日を演じ、「政府の論調に反する者を決して許さない」としているので、韓国は正統な全体主義国家だと言えます。

その韓国のお粗末な発言に対して、日本人がウンザリして無言でいると、狡猾(こうかつ)な多くの韓国人が「自分の主張を日本人は認めた」と勝手に思いこむので、またまた日本人がウンザリして無言でいる・・・・という悪循環。

これが「私も発言しなければならない」、と考えたきっかけでした。

反政府活動家で日本滞在中だった金大中を他国である日本の主権を踏みにじってまでも、日本から母国韓国へ拉致した韓国を思い出します。厚顔無恥にもほどがあり、何が「歴史認識」か、顔を洗って出直してきなさい、というところ(大笑)。 


反プーチン指導者暗殺=ウクライナ反戦デモ前―モスクワ 

 【モスクワ時事】インタファクス通信によると、ロシアのプーチン政権を批判する野党指導者ボリス・ネムツォフ氏(55)が27日夜、モスクワ中心部で暗殺された。捜査当局によると、クレムリン(大統領府)近くの橋を散歩中、車から追い越しざまに撃たれた6発のうち4発の銃弾を受け、その場で死亡したという。

 ネムツォフ氏らは3月1日にモスクワ南東部で、プーチン政権のウクライナ軍事介入に抗議する「反戦デモ」を計画。当局筋は、デモに絡んで暗殺された可能性があると語った。デモは、反政権ブロガーのアレクセイ・ナワリヌイ氏や元石油王ミハイル・ホドルコフスキー氏ら、大統領の「政敵」が呼び掛け人だった。:時事通信 :2015年2月28日(土)6時55分配信

これについてのプーチンの行動 

政権批判デモ直前に ロシア野党指導者射殺

ウクライナ問題などでプーチン大統領を厳しく批判してきたロシアの野党指導者ボリス・ネムツォフ氏(55)が、モスクワ中心部の路上で射殺された。背後関係は不明だが、反体制派を敵視する政権のあり方が一因になったとの見方が強い。ロシアで相次ぐ政権批判者の殺害に、各国から懸念の声が強まっている。

射殺現場は、赤の広場やクレムリンに隣接する片側4車線の大きな橋の歩道。捜査当局などによると、ネムツォフ氏は2月27日深夜、知人と夕食をとった後、2人で歩いていたところを背後から撃たれた。インタファクス通信によると、近づいてきた白い自動車から発砲があり、4発がネムツォフ氏に命中したという。28日には、ネムツォフ氏を悼んで花を供える市民らの姿が絶えなかった。

モスクワでは1日、ネムツォフ氏らの呼びかけで、ウクライナ紛争などを巡ってプーチン政権を批判するデモ行進が計画されていた。ネムツォフ氏は27日付でネット上に掲載したブログで、

「デモのスローガンは『プーチンこそが戦争だ』『プーチンこそが危機だ』だ」「ロシアのウクライナに対する戦争を止め、プーチン大統領による侵略を止めたい人は参加してほしい」

と呼びかけていた。  

モスクワでは1日、ネムツォフ氏の追悼行進が行われることになった。  

プーチン大統領は事件後間を置かず、報道官を通じて、事件は「挑発行為だ」との見方を示した。政権の関与を否定し、逆に政権を揺さぶることが殺害の狙いだという見解だ。連邦捜査委員会の担当者も28日、「政治状況を不安定化させることが目的の計画的殺害の可能性がある」と述べた。  プーチン氏は組織横断の捜査チームを編成し、自身の指揮下に置く考えも示した。事態を重視していることを強調する考えとみられるが、捜査の公正さに疑念を持たれかねない。 :朝日新聞デジタル モスクワ=駒木明義 2015年3月1日05時22分  


プーチンが、自分を批判する人物の暗殺事件のことで「挑発行為」と発言したのですが、すぐには分りにくいこの「挑発行為」の意味は・・・・

  • 仮にプーチン政権が、敵対する反政府活動家が暗殺された時に「殺害そのものを非難」したならば、暴力で言論を封殺しようとする暴挙を許さないという意味であり「ロシアが民主国家だと装う」ことができたはずでしたが・・・・まことに残念なことに、そうではなかった。
  • もしもですが、プーチン政権下で、目こぼししてもらっている支持者(ヤクザ犯罪者グループ)が、反プーチン派の時代になると今の甘い汁を吸い続けられないと危機感をもって反プーチン派を殺害したと仮定するならば、プーチンが「プーチン陣営が反プーチン派を暗殺したと思わせる挑発行為は許せない」と発言する意味が分ります。この場合ロシアが、まだまだ言論弾圧・暗殺多発の闇国家・病み社会であることを、図らずも匂わしています。

何が正しいのかは、まだ判明していませんが

徹底的に暗殺行為をなくすよう努力・表明するのではなく、まるで政府と異なる意見をもつ人物への攻撃・抹殺・暗殺を黙認しているかのように振る舞い、「自分をおとしめようとして反プーチン派が仕組んだ罠・挑発行為だ」、と言っておけば自分の身は安全と考えているようでは、全体主義国家・弾圧国家・共産主義国家は、淀川長治でなくても「はい、ま~こわいですね」。

独裁者は常に、敵対勢力を排除・抹殺する意図をもっているものです。逆にいえば、そういう人のことを、独裁者と言います。

「批判する人といえども暗殺されるのを許さない」という言葉が独裁者から聞かれることは、まずないのです。


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