中華帝国の庇護を受けた李朝と、ソ連の庇護を受けた北朝鮮:P.32-35 呉善花「韓国人から見た北朝鮮」独裁国家のルーツ PHP新書 2005年4月28日第1版第4刷
14年も前の説で
その後、変わっているところがあるかも知れませんが、変わらない部分もあろうかと思います。
著者は
- 李朝(李氏朝鮮)は、中国の庇護
- 北朝鮮は、ソ連の庇護
を、受けていたとみています。私はこれに加え
- 韓国は、文在寅政権の今、北朝鮮に寄り添い
- 北朝鮮は、朝鮮半島有事の場合、金正恩一家が側近と共にロシアへ亡命するでしょうが、そのロシアけん制のため「中国へ接近している」と偽装するしたたかさも持ち合わせており、これが原因で北朝鮮は、露中双方から「信頼性を失っている」のですが、金正恩だけが知らないのでしょう。
- それでも恐怖政治の「北朝鮮」を利用したいのが、全体主義国の「ロシア・中国」でした。
こういった
信頼性がない北朝鮮に限りなく接近する韓国が、どれだけ信頼性がないか、もうお分かりでしょう。文在寅への信頼性など、どこにもなさそうです。
もう一つの見方ですが
- 日本からみて、韓国がいかにも情緒的ですが
- 韓国からみて、北朝鮮は情緒的なんでしょう
つまり
韓国は、本質的には情緒国家(法律の上に国民情緒がある)ですが「擬似民主国家」を装わねばなりません。表面上は「法治国家」ですが実際には「非法治国家」なんです。
一方北朝鮮は純粋な情緒国家ですし、何も法治国家を偽装することもありません。
よってもともと情緒的な韓国人が、「いまでも純粋に情緒的」な北朝鮮に憧れるのでしょう。もちろんこれは左翼政権文在寅だけであり韓国人の総意とは限りませんが、深層心理として大きくは間違ってはいないと思います。
さてさて、皆様はどう思われますか。