カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

韓国の醜聞59 ロバート・ケリーの「反日」分析

2015年09月30日 06時07分02秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。

ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。


韓国の「反日」メカニズムが米国で明らかに 

 日韓関係の真実が国際舞台でようやく浮かび上がってきたと言うべきだろうか。現代の日韓関係の最大の特徴といえば、やはり韓国側の徹底した反日傾向だろう。その反日とはなんなのか、どんな理由によるのか。その謎に日韓だけではなく米国という超大国からも光が当てられるようになった。この新たな動きは、最近の韓国の対日姿勢の軟化を説明することにもなる。 

 「韓国の反日の原因は歴史問題だけによるのではない」「韓国の官民の反日傾向は病理的なオブセッション(強迫観念)」──こんな辛辣な分析が米国人学者により発表され、ワシントンの対アジア、対日韓関係の専門家たちの間で注目を集めている。 

 論文を発表したのは、オハイオ州立大学で政治学の博士号を取得し、現在は韓国の釜山国立大学で准教授を務める米国人政治学者ロバート・ケリー氏である。論文は、この6月にアジア外交雑誌の「ディプロマット」に掲載された。 

 ケリー氏は別の論文で、「韓国の抗議にはもううんざり」という日本の「韓国疲れ」がワシントンにも広まったという現状を指摘している(本連載の「米国もとうとう『韓国にはうんざり』」でも詳しく伝えた)。そのケリー氏が韓国の年来の反日姿勢をさらに鋭く分析する論文を発表したのだ。 

 この論文は、韓国の反日ぶりがあまりに極端だとするワシントンの最新の認識ともつながっている。朴槿惠政権が日本への態度を軟化させているのも、そうした米側の対韓態度の硬化が要因となったことは明白である。 

■ 北朝鮮にかなわない韓国の「朝鮮民族の正当性」 

 ケリー教授の今回の論文は「なぜ韓国はここまで日本に妄念を抱くのか」と題されていた。 

 韓国が反日の姿勢を崩さない理由は何か。ケリー教授は結論として、歴史や植民地支配を原因とするよりも、本当は朝鮮民族の正統性(Legitimacy)をめぐって北朝鮮に対抗するための道具として使っているのだ、と指摘していた。この場合の「正統性」とは民族や政権が適切だと広く認められるための拠りどころだと言える。 

 ケリー教授は同論文で、近年の韓国暮らしの体験からまず述べる。 

 「韓国で少しでも生活すれば、韓国全体が日本に対して異様なほど否定的な態度に執着していることが誰の目にも明白となる。そうした異様な反日の実例としては、韓国の子供たちの旧日本兵を狙撃する遊びや、日本の軍国主義復活論、米国内での慰安婦像建設ロビー工作などが挙げられる。旭日旗を連想させる赤と白の縞のシャツを着た青年が謝罪をさせられるという、これ以上はないほどくだらない事例も目撃した」 

 そのうえで同教授は、これほど官民一体となって日本を叩くのは70年前までの歴史や植民地支配だけが原因だとは思えないとして、以下のような分析を述べていた。 

 ・韓国の反日は単なる感情や政治を超えて、民族や国家の支えの探求に近い。つまり、自分たちのアイデンティティーを規定するために反日が必要だとしているのだ。 

 ・同時に韓国の反日は、朝鮮民族としての正統性の主張の変形でもある。自民族の伝統や誇り、そして純粋性を主張するための道具や武器として反日があるのだと言ってよい。 

 ・韓国が朝鮮民族の純粋性を強調すれば、どうしても北朝鮮との競争になる。しかし朝鮮民族の純粋性や自主性、伝統保持となると、韓国は北朝鮮にはかなわない。そのギャップを埋めるためにも日本を叩くことが必要になる。 

 ・韓国は朝鮮民族の正統性を主張しようにも、民族の純粋性を説くには欧米や日本の影響が多すぎる。政治の面で北朝鮮に対抗しようとしても、韓国の民主主義は人的コネや汚職が多すぎる。だから韓国の朝鮮民族としての正統性は北朝鮮に劣っている。そのため、日本を悪と位置づけ、叩き続けることが代替の方法となる。 

 要するに、韓国の正統性の主張は本来は北朝鮮に対して向けられるべきなのに、日本叩きがその安易な代替方法となっているというのだ。 

 日本に矛先が向かうのは、ひとえに朝鮮民族としての正統性が北朝鮮にはかなわないからである。本来、北朝鮮は韓国となお戦争状態にあり、韓国の消滅を正面から唱える敵である。だが韓国は、その敵よりも、日本をさらに激しい怒りや憎しみの対象として非難し続けるのだ。 

■ 韓国の目的は「反日を続ける」こと 

 これが韓国の反日の本質であるならば、慰安婦問題などの歴史案件でいくら日本が譲歩してみても、韓国側の満足が得られるはずがない。 

 韓国の反日は何かの実現を目指しているわけではなく、反日を続けること自体に意義があるからだ。韓国の反日は外交の交渉で解決するような明確な理屈のある内容ではないのである。 

 ケリー教授のこの分析に従えば、韓国の反日というのは、勝手な都合で日本を北朝鮮の代わりにののしり、非難の標的する全国民的な傾向ということになる。 

 ケリー教授と同じことを日本の政治家や学者が述べたら大変な事態となるだろう。ケリー教授の分析は、あくまでも第三国として客観的な立場にある米国側の見解である。そして現在、米国では、こうした分析への賛同が明らかに増えているのだ。隠されていた日韓関係の重要な要素が米国でもやっと認知されるようになった、ということだろうか。 古森 義久JBpress 2015.7.1(水)


長くなりましたが、どこを削除するかに悩んだ結果、そのまま全文を引用することにしました。

第三者の釜山国立大学准教授米国人政治学者ロバート・ケリーがこう述べています。

韓国が北朝鮮へ「朝鮮族としての正当性に関する劣等感」をもっていて、北朝鮮の身代わりとして日本を敵に仕立てたとし、日本が譲歩・謝罪することに何の意味もないし、それで攻撃が終わるはずがない、と述べています。

子供から大人に至るまでの韓国人の日本人憎し

の風潮を実感できたのは、韓国在住だからであり、そうでないとなかなか理解できませんね。

しかし「社会の風潮だから、それが正しい」わけではありません

中国や朝鮮半島やロシアでは、為政者が言論を弾圧し、社会が自由な言論を自主規制していて、これに逆らうことが許されていません。

  • むしろ為政者が「弾圧結果」としての社会の風潮を利用している、と言えます。つまり世論を好む方向へ誘導できるのでした。
  • これが「言論の自由がない」「言論を弾圧する」ことの一面でした。具体例をあげませんが、これでよくお分かりかと思います。 

私たちが、日本国内はもちろんのこと、国外のニュースを視聴する時に注意しなければならないことの一つでしょうか。

直接には利害がないとされるアメリカ人が述べたことに意味があり、同じことを日本人が述べても反発が強まるだけでしょう。

この結果として次が考えられます

  1. 韓国人がこれをきっかけとして、「反日」について反省し始めるという「好ましい恐れ」があります。
  2. 一方では、韓国人の中であまり賢明とは言えない連中が情緒的に反発し、韓国のマスメディアが従来通りこれをこれを煽(あお)るキャンペーンを展開し、火に油を注ぐ結果となる可能性も否定できません。韓国マスメディアの狡猾さであると共に、かつて日韓を対立させてきた伝統的なアメリカの「かき混ぜ根性」に準拠している可能性さえある、と指摘しておきます。

当ブログでは、韓国における「反日」の原因として

日本による朝鮮半島植民地政策、及び現在の韓国憲法ではなく、もっともっとさかのぼった朝鮮半島の地政学的な要因を指摘してきましたが、ケリーは朝鮮民族の正当性について言及しています。

さて皆様は、 どうお考えですか。 


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