昨日〔2015/09/10〕午前中すでに越水(えっすい)状態だった
関東の一級河川「鬼怒川(きぬがわ)」の堤防が
午後になってついに決壊した
とのことで、現場付近の上空ヘリコプターから地上波テレビ各局が生中継をしていました。
見ていて「なぜなんだ」と思わず顔がゆがんでしまいました。似たことを「阪神淡路震災」「東北震災」などで経験した人も多いと思います。
夜になっているのに、陸上自衛隊がヘリコプターからつり下げたロープで孤立した家の住人を救助する映像をみて、崇高さを感じました。
関東では
利根川が、西からへ流れ、銚子あたりで太平洋へつながっています。千曲川~信濃川についで日本で2番目の長さです。
この利根川の東西の中間、千葉県の野田市の北あたりへ、北から合流しているのが鬼怒川(きぬがわ)で、これは知らないと読めませんね。
関東の河川についてよくわかる地図は、こちらです。ここから得た関東の河川図を下に紹介しておきます。これによって鬼怒川の場所がよく分ります。
そのほかも入れてまとめると
- 浸水〔堤防決壊〕・・・・広い地域への災害あり
- 浸水〔その他〕・・・・豪雨で道路・家屋が浸水
- 土砂崩れ・・・・各地で道路・家屋が破壊される
いつも思うのですが、大規模な事件・事故・災害が起こると
当該地周辺の地理に詳しくなってしまう
のでした。
- そこが、行ったことのない未知の土地でもつらいのですが
- もしそこへ行った事があればなおさら、知人・知店は大丈夫だったかと気になり
- さらにそこに住んだことがある場合には、詳しい事情が分るだけに、より悲しいできごとになってしまいます。
兵庫県南部震災・東北大震災に並ぶ、大惨事です。
雨雲が北関東から東北へ移っているようで、東北地域で同じ災害〔河川はん濫・土砂崩れ〕の可能性があるので、厳重な警戒が必要です。