カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

05月31日で猛暑日

2014年05月31日 18時02分58秒 | 野鳥(カンムリワシ)

2014/05/31

まだ5月末日というのに九州では猛暑日を記録したとのことです。

 

毎年のことですが

猛暑日・真夏日・夏日などの言葉が紛らわしい言葉なのでまとめておきましょう。どの国の言語であれ、その現象が極めて多くみられる場合には、それを表わす多様な表現がありますね。

本日2014/05/31 15時現在の気象庁の観測によれば次のようになってます。一部県庁所在地ではありませんのでご注意ください。

これによると次のようになります。

  1. 秋田県をのぞいて15時までの最高気温はすべて25℃以上
  2. 半分近い都道府県(大阪・名古屋・東京を含む21件)で30℃以上
  3. 毎年の恒例ですが沖縄ではまだ30℃に達していません

さらに、ここには記しませんが都道府県庁所在地以外では

  1. 内陸部にある大分県日田市で2014年全国初の猛暑日

とのことです。まだ最高値を更新する可能性があるのでご注意ください。

 

それにしても

 

もう2週間足らずで始まる「2014サッカーワールド・カップ(ブラジル)」ですが、日本は出場できただけでも幸運であり、組合わせ表をみると日本が属するグループ4カ国の予選を勝ち抜けそうにないのがつらい(笑)。最悪3連敗で予選敗退か。最新のFIFA順位で見てもグループ最下位ですから。

まぁやってみないと分らないのが勝負とも言えますが・・・・

今期の海外組では、本田が1点、なんと長友が5点、最高は岡崎の15点とのこと。岡崎がマークされるはずですから、裏をかいて不調とされる本田や香川がゴールしてかろうじて1勝2引分けで予選突破・・・・そんなところでしょうか。

 

派手好きなブラジル。

 

ワールド・カップ反対のデモが見られますね。

北京オリンピックでは、世界各地での聖火ランナーに中国から護衛隊がつくという異常事態でして、これは世界中でいかに中国が嫌われているかを示したものでオリンピック史上初の大汚点でした。先日の冬季ソチオリンピック直後にロシアがクリミアを武力侵略したとこころですから、中国・ロシアがいかにひどい国であるかを示しています。なぜなのだ、と。

北京オリンピックは何とか開催されたものの、4年後のサッカーワールド・カップ2018年のロシア大会は、中止または開催地変更となるかも。

 

これとはちがってブラジルデモは、あくまでも国内問題でしょうが、FIFA順位を独占するスペインといいブラジルといい、国内の経営がうまくいっているとは思えず、ひたすら国民の目を内政からそらせてサッカーへ向けているのは頂けません。

意味が違いますが、中国が内政の失敗から国民の目をそらす意味で周辺に敵を量産しているのも頂けません。こちらの方が世界中に害悪を与えるという深刻さがあるでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 


ル・モンド紙の疑問

2014年05月31日 09時13分18秒 | アジア

 

少し前になりますが、フランスのルモンド誌が、中国の尖閣諸島での蛮行に疑問を投げかけていました。

 

「中国は粗暴な大国」 仏ルモンド紙が批判

 【パリ=古谷茂久】2日付の仏紙ルモンドは尖閣諸島沖の漁船衝突事件について「中国は周辺国を威圧する粗暴な大国という側面をさらした」などと中国を批判する社説を1面で掲載した。同国がベトナムやインドネシアなど東南アジア諸国とも領土問題で対立していることに触れ「この地域の国々はワシントンとの戦略的な関係強化を迫られるだろう」と予測した。

 社説は尖閣諸島の歴史的な背景を解説したうえで、今回の事件で中国政府は日中交流の取りやめやレアアース(希土類)の輸出制限など日本に対し強硬な措置をとったと説明。「あまりの攻撃性に、周辺国には激しい恐怖が広がった」などと指摘した。そのうえで「中国はなぜ国のイメージを悪化させ、自国の利益を損なうような非生産的な行動に出るのか」と疑問を投げ掛けた。
:日経新聞Web刊 2010/10/2 22:24 

 

大筋において記事内容に賛同できます。

ユーラシア大陸の東西の端にある両国には類似点もあり、私としてはあまり好ましい国とは思っていませんでしたが、ようやく現実が分り始めたと思われます(笑)。

ただし最後の

「中国はなぜのイメージを悪化させ、自の利益を損なうような非生産的な行動に出るのか」という疑問を見ると、やはりまだ分っていないと感じてしまいます。

 

この記事の執筆者は

  • 中国共産が中華人民共和国というを建国したこと
  • 詳しくは、中国共産党〔1921年結党〕が国民党〔1919年結党〕との間で協力と敵対の関係を経たあと、最終的に中国共産が国民党を台湾へ駆逐して中華人民共和を建国〔1949年〕したという歴史

を軽視していたようです。

 

普通の国などでは

 

まず国があり、そこに様々な政党が結党されるものですが、中国では逆なのですね。

ですから現在の中国共産党のエリートたちは、中華人民共和国の国益よりも中国共産党の党益のほうを優先するのです。

繰り返すならば、現在の中国にとって「国益」「国民の利益」には些細な価値しかなく、中国共産党の「党益」が最優先されるということです。

ですから同誌記事の最後にある「のイメージ」とか「益」などを損う非生産的な行動に疑問をもつのは理解不足であり、中国共産党にとっていわば当然の行為なのです。

これが分っていると、現状認識の上でより信頼性が増すことでしょう。

 

これは 

多くのイスラム諸国、イスラム教政党が重要な立場を得ている国、においては、まずイスラム教があり、その矛盾する多くの教えの元に対立する国々が建国されている

状況を思い出させます。

一方

イスラム教を重視する国でも世俗主義に代表されるように、イスラム教が前面に出ないよう制限している国も見られます。別の見方をすると、イスラム教に寛大な国柄とも言えます。

同様なことが共産党に関してもみられ、実質的に共産党以外を認めていない国もあれば、非合法ではないけれども存在を認めている比較的寛大な国もあります。

 

一般的に言って

 

戒律の厳しいイスラム諸国や、国内で弾圧を繰り返している共産国家であっても、海外の民主国家へ出た時には、自国での大きい制約を忘れて自由に振る舞う権利が保証されますが、逆に自国へやってくる海外の民主国家に対しては厳格に自国の法律(弾圧・検閲・情報統制)に従うよう強要する、という深刻な矛盾を平気で続けています。

 

フランスでは

 

公の場所でのブルカ着用に関して制限をしているようですが、宗教の自由を尊重するからこそ制限する姿勢は立派だと思います。

これに反し、アメリカ大統領の中には公式行事である就任式で聖書に宣誓する人がみられ、これがアメリカ国内で大きな問題とはされないことに違和感をもちます。個人で聖書を大切にしたければ、それでいいのですが、公の場所で「宗教の自由だ」と思うのには疑問を感じます。これが米仏の宗教観の違いか。

同じように日本の閣僚が公に一宗教法人に過ぎない神社へ堂々と出かけるのにも違和感があります。個人でいけば何も問題はないのです。もしも閣僚警備の都合があるため個人として行けないならば、閣僚就任中には行くのを避けたほうがよろしい。

 

ということでワタクチメ「はと」の考えでは、フランス人は、その宗教観を、中国共産党に対しても、もつのがいい、と思うのです。イスラム教も共産主義も、それ以外を認めないという点で、両者は宗教にちがいありません(笑)。

フランスから見て中国は遠い国ですが、それでもちゃんとした姿勢をもつのが、フランスらしい。

 

ヨーロッパ諸国は今

 

ロシアのウクライナへの暴挙に対する姿勢を明確にするよう求められていますが、まったく同様に世界中で問題を起こし、特にアジアで横暴さを発揮している中国に対しても、明確な姿勢を示す必要があります。

すでにオーストラリア、ベトナム・フィリピンなどのASEAN諸国、日本などが中国を意識して包囲網を築きつつあります。そして中国はこれを分断しようと躍起になっております。

この期に及んで韓国は、どっちつかずのあいまいな態度をとり続けていますが、それはそうで、客船の沈没や様々な事故発生で、それどころではないのかも。しばらくは元気な反日・侮日声明が聞けないようであり、さびしいものです(大笑)。