平成太平記

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韓国経済ウォッチ~韓国の家計負債、新興国のうち最高韓国経済ウォッチ

2015年09月28日 11時23分22秒 | Weblog

韓国経済ウォッチ~韓国の家計負債、新興国のうち最高韓国経済ウォッチ

2015年09月17日

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韓国は、経済規模を考慮した際の家計負債が、新興国の中で最高であることが明らかになった。

国際決済銀行(BIS)が先進国12カ国と新興国14カ国を対象に家計負債の状況を調べた結果、

韓国の家計負債は、

昨年末国内総生産(GDP)の84%で、

調査対象新興国の平均である30%を大きく上回っていたことがわかった。

新興国の中では、

タイとマレーシアが69%、香港が66%で、家計負債の上位にランクされていた。

しかし、

韓国は、それよりもかなり大きい数字になっている。

韓国の家計負債は、

スイス(120%)オーストラリア(119%)に比べたらまだ低いが、

先進国の平均値である73%より高い水準であった。

 2007年と2014年の家計負債の比率を比較してみると、

韓国のGDP対比家計負債の比率は、

7年前に比べて12%増加している。

同一期間中に先進国の場合は、

7%負債が減少しているが、

韓国の推移は、それとは対照的である。

米国、英国などの先進国は、

2008年の世界金融危機をきっかけに、

財布の紐を締めて家計負債を減らしているが、

韓国は不動産景気の浮揚と内需の刺激をしてきたことがこのような結果になっているとの評価である。

韓国の家計負債の比率が高い要因として全貰(ジョンセ)などの賃貸形態を原因としてあげている分析もある。

一方、いろいろな金融機関からお金を借りている多重債務者が増え続けていることも別の調査で浮き彫りになった。

金融監督院と韓国銀行の調査によると、

多重債務者の数は15年6月現在344万名で、

債務者全体の19%を占めている。

多重債務者の1名当たりの平均負債金額は9,920万ウォンで、

非多重債務者の負債金額5,530万ウォンに比べると2倍の水準になっていた。

この多重債務者のうち、

可処分所得対比負債償還額の比率が40%を超えている家計も73.4%に達している。

 


経済的に八方ふさがりの習政権 中国人の“爆買い”はいつまで続くのか

2015年09月28日 10時50分38秒 | Weblog

経済的に八方ふさがりの習政権 中国人の“爆買い”はいつまで続くのか

(産経新聞特別記者・田村秀男)

2015.09.25

 


中国の余剰貯蓄(兆円換算)の推移

上海株の暴落、

人民元の切り下げと景気の不振でも、

中国人の海外「爆買い」ブームは相変わらずだ。

10月1日から1週間の国慶節休暇。

東京の中国人団体専門の旅行代理業者は、「上海株? 影響は全くない。

とにかく食事をする時間もないほど忙しい」とうれしい悲鳴を上げる。

中国人客の多くは、9月初旬の「抗日戦勝記念日」休暇にうんざりさせられたという。

市内繁華街の店の多くが休みなので、

家にいてテレビをつけてみると、

どのチャンネルも抗日戦争ドラマばかり。

内容は間抜けで乱暴な日本兵を、

超人的な解放軍兵士がやっつけるという、お定まりのパターン。

「国慶節のテレビも同じようなドラマばかりになるので、

つまらない。距離も近い日本に行こう、ということになる」とのコメント。

北京や上海で売られるブランド物の値段は東京などの2倍近い。

8月11日には元をドルに対して4%強切り下げたが、

外国為替市場での対円基準レートは1元=20円で以前と変わらない。

元預金をそのまま使える銀聯カードさえ持っていけば、銀座で手軽に買い物できる。

中国の預金量は急増している。

正常に景気が回転している場合、

預金は貸し出しと連動する。

預金が増えれば銀行は貸し出しを増やし、

貸し出されたカネは預金となって還流するからである。

ところが、

中国では貸し出しの伸び率を上回る速度で預金が増えている。

株価の上昇局面と連動している。

株価がいい加減上がったとみた、

抜け目のない投資家はさっさと株を売って利益を出して、

とりあえず預金口座に振り込んだのだろう。

グラフは預金残高から貸し出し残高を差し引いた余剰貯蓄の兆円換算データで、

7月時点で838兆円、日本の同216兆円の4倍近い。すさまじいばかりの余剰マネーである。

これらの預金の大半を持つとされる中国の中間層以上の階層は

食料品、医薬品から家電製品など国内製品を信用しないし、

輸入物はとにかく値段が高すぎる。

海外向け爆買いは当然の結末だ。

爆買いブームはいつまでも続くだろうか。

鍵になるのは、やはり元相場と景気動向である。

習近平政権は過剰生産と需要不足からくる景気低迷対策のために、

預金金利を下げ、

元安に誘導を試みたが、

資本逃避が加速し、

銀行間で資金を相互融通する短期金融市場では資金が不足する始末である。

中国人民銀行はあわてて人民元押し上げ介入に出動する羽目になっている。

したがって、

当局のほうは元安を進めたくてもできない。

だが、

元高水準が続くと、

輸出は伸びず、

過剰生産不況は続く。

中間層は海外に出かけて「強い元」による買い物を楽しむのだが、

使われる預金は外に流出し、景気の足を引っ張る。

当局が海外への旅行と買い物に規制を加えるときが、いずれ来るのではないか。

八方ふさがりの習政権ならありうる事態だ。 

 


この期に及んで失速中国経済にすがる朴政権の不思議 

2015年09月28日 10時42分19秒 | Weblog

この期に及んで失速中国経済にすがる朴政権の不思議 

三橋貴明氏

2015.09.24


抗日行事出席のため訪中した朴大統領。経済でも対中依存リスクが浮上する(AP)

この状況で、韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権が「頼った」のが中国なのであるから、笑うしかない。

韓国の経済低迷の主因の一つは、間違いなく中国の経済失速なのである。

すでに中国は株式バブルが崩壊し、自動車をはじめとして各種の産業が極端な供給過剰に悩んでいる。

もともと、

対中輸出への依存度が高すぎたといわれればそれまでだが、

この期に及んで朴大統領は9月3日の抗日戦争勝利70年式典の軍事パレードに出席したわけだから、

「さすがは属国」という感想を覚えてしまった。

米国は韓国に対し、朴大統領が軍事パレードに臨席しないように再三、警告をしたが、

それを振り切る形で臨席した。

結局のところ、韓国は国家として「中国の属国への道」を選択したことになる。

中国人民銀行(中央銀行)は先日、人民元を切り下げたが、

これ自体は中国の輸出増にほとんど貢献しないだろう。

とはいえ、韓国の輸出競争力が下がることは疑いない。

中国は韓国の経済成長率を引き下げる政策を次々に打ってくるにも関わらず、

大統領は媚(こ)びを売り続ける。

属国というのは、こういうものなのだなあと、つくづく感心した次第である。

 ■三橋貴明(みつはし・たかあき)