【今こそ失敗したODAの教訓化を!】フィリピン・ボホール灌漑事業被害農民からの訴え

2010-11-24 22:42:52 | 世界
ODA改革ネットワーク関西のブログに10月9日に京都で行われたボホール農民団体代表を招いての現地報告会の資料をアップいたしました。ぜひ、生々しい現地のODA被害者からの訴え(パワーポイント資料)を見てください。ODA改革はこの現実を直視するところからしか始まりません。

内富一
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【今こそ失敗したODAの教訓化を!】フィリピン・ボホール灌漑事業被害農民からの訴え(2010年10月9日)
http://d.hatena.ne.jp/odanetkansai/http://d.hatena.ne.jp/odanetkansai/20101124/1290596303

(以下、一部抜粋)

 ここでは、報告の最後にルチャナさんから日本の関係者や市民に対して訴えられた提言とアピールのみを紹介しておきます(報告内容の全ては上のパワーポイント資料をダウンロードしてご覧下さい)。ぜひ、ルチャナさんの報告内容全文をお読みになり、ボホール灌漑事業の最新の状況をご覧下さい!

 この間、NGOと外務省やJICAとの交渉の場で、NGO側からは、ODA改革のためには過去のODAの検証、なかんずく過去の失敗したODAの教訓化こそが必要であると繰り返し主張されてきました。中でも、本ボホール灌漑事業は事業仕分けでも公に取り上げられ批判された失敗したODAの典型例のようなケースです。なぜこの事業が100%以上の成功と「事後評価」され、その後10年にわたって問題が放置されてきたのか。この事実に対して外務省やJICAが真正面から向き合い、真にその原因の解明と問題の解決に向けて動き出すかどうかはODA改革の本気度の試金石であるとも言えるでしょう。昨今、外務省やJICAは、NGOとの「協働」や「連携」をしきりに強調していますが、本当にその気があるのならば、こうしたケースについて教訓化する(このことは外務省により6月末に発表された「ODAのあり方に関する検討 最終とりまとめ」においても「過去のODAの教訓化」として明記されている)ための共同作業をNGOとともに行うべきではないでしょうか。ボホール灌漑事業がその手がかりとなることを切望するものです。

(抜粋終わり)

 関西在住でODAの問題に関心のある方、ぜひ、ODA改革ネットワーク関西の11月例会にもお越しください。

【11月26日(金)/ひとまち交流館】ODA改革ネットワーク関西の次回例会
http://d.hatena.ne.jp/odanetkansai/20101119/1290199679


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