ドイツ左派党、来年の総選挙で、マニフェストに「共産党宣言」復活/東京新聞

2008-04-15 22:35:32 | 世界
【ベルリン=三浦耕喜】ドイツの野党「左派党」のラフォンテーヌ共同代表は十四日付の独紙ウェルトで、来年の総選挙での同等のマニフェストにマルクス主義の文言を盛り込む方針を明らかにした。旧東独政権党の流れをくむ同党は連邦議会で緑の党を超える第四党の座を占め、旧西側にも浸透中。独政界の左傾化を示した形だ。
 同紙のインタビューで同氏は「マルクスの『共産党宣言』は現在も今日的な問題を指摘している」と強調。党のマニフェストに引用したい文言として、「ブルジョワは人間の尊厳を交換価値に変えてしまい、手にした多くの自由を良心なき商売の自由と取り換えてしまった」などの部分を挙げた。
 左派党は六百十二人の連邦議会で五十三議席を占めキリスト教民主同盟(CDU)、社会民主党(SPD)、自由民主党(FDP)に次ぐ勢力。州議会でも旧東独全六州のほか、旧西側四州で議席を獲得している。

*、「左派党」(左翼党)は、旧東独政権党の流れをくむ「民主的社会主義党」(PDS)と社会民主党(SPD)から離党した左派部分(ラフォンテーヌら)が合併して生まれた新しい左翼政党(社会主義政党)


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