世論の動向の中には「ここまできてしまった」というあきらめ気分と、それでも抵抗する反対派への共感、そして強権発動した県への不信等々が入り混じっている。この分裂状態は当面続くと見るべきだろう。またわれわれが直ちに局面を有利に動かせる状況にないことも確認するべきだろう。拮抗する情勢とみなければならない。
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ストップ・ザ空港 . . . 本文を読む
アンバル州に駐留するイラク傀儡（かいらい）軍広報担当者アハマド・サルマン大佐は、アンバル州西部のユーフラテス川上流域で最近展開された米軍攻勢『川の門River Gate』作戦は大いなる失敗となり、達成された顕著な成果は何もなかく、米軍の甚大な損害のために３日後に取り消されたことを明らかにした。
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イラク・レジスタンス・レポート（ . . . 本文を読む
今月末に来日するドイツ人ジャーナリストの文章の連載を始めました。無料で閲覧できます。以下８回続きますが、言いたいことは、リードにまとめました。非常に示唆に富んだ鋭い分析をした文章が続きますので、是非お読みいただければと思います。（10月12日）
【ユルゲン・エルゼサー『敗戦国ドイツの実像』】
（１） 岐路に立つヨーロッパの平和
ドイツの内外政策への鋭い分析で注目される同国のジャーナリスト、ユ . . . 本文を読む
■私の視点：自立支援法 障害者の不安考慮し議論を■「郵政」が唯一の争点になった選挙が終わった。その結果を受けて、先の国会で廃案になった障害者自立支援法案が、この特別国会に再上程されようとしている。尾辻厚生労働相は「一日も早い成立を期す」と言うが、同法案が有権者の審判を経たとは言えない。何よりも、慎重、丁寧な議論と対応を求めたい。
同法案は、身体・知的・精神障害に対するサービスを共通にし、国の財 . . . 本文を読む
「『総理のお通り〜』/国会内で警備がこう叫ぶと、小泉チルドレンと呼ばれる新人議員たちが通路左右に並び立ち、一斉に平伏して頭を垂れる。その中を得意満面の表情で歩き、SPに先導されながら車に乗り込む光景も見られた」/「テレビドラマ『白い巨塔』で、『財前教授のお通り〜』という声とともに大学病院の廊下を闊歩する財前教授の姿そっくりです。全盛期の故・田中角栄元首相に対してでさえ、 . . . 本文を読む
イラクで十五日、新憲法の国民投票がある。「新憲法」には明るい語感があるが、内実は暗い。承認されれば、北部はクルド人、南部は旧亡命シーア派勢力が「国家内国家」を樹立し、国家存亡は危うい。通らねば、未曾有の混乱が襲う。泥沼からの脱出を願う米国は「民主化」の錦の御旗をかなぐり捨てた。情勢は悪化の一路だが、小泉政権は自衛隊の派遣延長を事実上決めている。 （田原拓治）
イラクではスンニ派（アラブ系信徒は . . . 本文を読む