去年、訳あって保留になっていた、京野菜を使った和洋折衷のフレンチレストラン、Abbessesへ行ってきました。
お店は、フレンチレストランがあるとは到底思えない祇園花見小路にあり、探すのに一苦労しました。お店の入口も少し裏道に入ったところにあり、表通りには面していません。何とも京都らしい風情です。
この日の京都は初夏を思わせる陽気。しかし、湿度が低く、お店に入ると爽やか風が心地よく感じられました。それでもこんな陽気にはシャンパンでスッキリとしたくなります。
ランチコースの初めは、旬の京野菜を使ったサラダ。口に運ぶごとに様々な野菜の香りが違った表情を見せる、不思議な感覚のサラダでした。
エビの洋風茶碗蒸し。エビとコンソメのうま味が凝縮され、身体にも優しい感じがします。
仔牛と野菜のグリル。美味しい野菜はシンプルにグリルで食べるのが個人的にも好きなのですが、その時々でシェフが「こうしたら美味しいじゃないかな」という組み合わせで焼いてくれているそうです。
野菜のもつ香ばしい香りとうま味、そして甘みの調和は、肉を脇役に甘んじさせるほどです。僕も40歳を過ぎ、そういう味覚を好むようになったのかもしれませんが。
桜の香りがいっぱいのゼリーと杏仁豆腐。
初夏の京都で、とても優雅な時間を過ごすことができました。
Abbesses
京都市東山区祇園町南側570-232 3F
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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