窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

なぜか戻ってきたくなる味ー元祖赤のれん和亭/久留米ラーメン玄竜

2020年02月22日 | 食べ歩きデータベース


  近頃は福岡に行ってもラーメンを食べることはめっきり少なくなりました。嫌いになったというのではなく、今や関東はおろか海外でも九州ラーメンが普通に食べられるようになった、つまり一般化したためかもしれません。しかし、それでもやはり戻ってきたくなる味があります。それが僕にとっては「赤のれん」。

  かなり前、まだ渡辺通5丁目にお店があったころにブログでもご紹介していますが、23年前、福岡で仕事をしていた頃、最初に住んでいた部屋の近くにあったのが、この「赤のれん」。因みに、引っ越した部屋の近くにあったのが、当時はまだ小さかった「一風堂」です。当時24歳だった僕は、この二つのお店には本当にお世話になりました。

  渡辺通から大名に移転したのは2013年。移転して7年が経とうとしていますが、移転後は一度も訪れたことがありませんでした。しかし、今回大名本店の方ではなく、敢えて博多駅前4丁目の和亭の方にしたのは、昔懐かしい女将さんがいるからです。女将さんがいないと赤のれんに来たという感じがしません。

  当時400円だったラーメンは、現在550円。しかし、23年経過してまだこの価格に抑えられているというのは驚くべきことかと思います。近頃は福岡のラーメンも結構な値段するようになりましたので。博多ラーメンの中でも今や珍しい方なのではないかと思いますが、棒ラーメンのような弾力のない細硬麺は健在。人の記憶というのは曖昧なもので、歳を重ねたにもかかわらず、スープはむしろあっさりしたように感じました。しかし、その分今の自分にも食べやすく感じられ、あっという間に替え玉。

  九州ラーメンが食べたいのではなく、赤のれんが食べたいのだな、と自分の中で再認識しました。


(上図をクリックすると拡大します)

  店を出た後、本来歩けばものの10分で到着するところにホテルをとっていたにもかかわらず、確認もせず適当に歩き、さらには途中で方向を間違えたために、出張の重い荷物を持ったまま1時間さまよう羽目となりました。食べた分チャラという訳にはいきませんが、思わぬ出張中の良い運動になりました。余談ですが、途中通過した住吉5丁目は僕の本籍地でもあります。



  最近行かないとは言いましたが、翌日は九州営業所の仲間と「久留米ラーメン玄竜」へ行きました。「一幸舎」や昨年ご紹介した「黒豚とんこつ 金田家」と同じ、今風のクリーミーな「泡系」豚骨ラーメンです。

元祖 赤のれん 和亭



福岡県福岡市博多区博多駅前4-24-10



久留米ラーメン玄竜 苅田店

福岡県京都郡苅田町京町2-2



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 実は初、げんこつハンバーグ... | トップ | 第16回ネゴシエーション研究... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

食べ歩きデータベース」カテゴリの最新記事