
更新が遅くなってしまいましたが、6月7日、横浜スタジアムで開催された横浜vs西武交流戦に行ってきました。


この週末は「レジェンドOB対決」と題して、通常の始球式に代わり、両チームのOBが1打席のみの対決をするという企画が行われました。西武側OBは巨人、そして西武ではリリーフエースとして活躍した鹿取投手。一方の横浜側は、1988年本塁打王、打点王2回、「マリオ」の愛称で大洋ファンから愛された、カルロス・ポンセ選手でした。久しぶりに聞く、スペイン民謡「ラ・クカラーチャ」をベースにしたポンセ選手の応援歌には身震いがしました。結果は、ポンセ選手がレフト前へクリーンヒットを放ち、観客を湧かせました。

さて試合ですが、横浜の先発は今年復活を賭ける三嶋投手。初回、先頭の秋山選手に出塁を許すも、後続を断ちまずまずの立ち上がりを見せます。

一方、西武の先発は台湾出身の好投手、郭俊麟。こちらも悪送球と送りバントで二塁までランナーを許しますが、その後を断ち無失点。

先制は西武。2回表、メヒア選手の二塁打(三嶋投手の暴投により三塁)と森選手の死球うで無死三塁一塁として、かつて横浜にも在籍した渡辺直人選手がライトへタイムリーヒットを放ちます。横浜は交流戦に入り、この日も先制を許す展開。

しかし、横浜も即座に反撃します。2回裏、先頭のロペス選手がフルカウントからレフトのポールに当たるホームラン。この日はレフトからライトに向けて強い風が吹いており、風に戻された感じの一発でした。

ところが、3回表。一死二塁一塁から、注目の高卒二年目、19歳の森選手がレフトへのタイムリーヒットで西武が勝ち越し。

さらに4回表。一死二塁から秋山選手がタイムリー二塁打。3vs1。

なおも二死三塁で、浅村選手がセンターへタイムリーヒット。4vs1。

とどめは、日本ハムの中田選手と激しく本塁打王を争う、「おかわり」中村選手の豪快なホームラン。6vs1。

横浜は5回表から国吉投手に交替。2イニングをまずまずの出来で押さえました。

7回表からは三番手、長田投手が登板。

しかし、二塁打、四球、暴投、死球という大乱調で無死満塁。挙句、代打大崎選手に犠牲フライを浴びます。レフトの好返球により本塁クロスプレーかと思われましたが、高城捕手が落球し、7vs1。

最後は二死三塁一塁から、この日猛打賞の秋山選手にタイムリーヒットを浴び、9vs1。1番打者の秋山選手にこうも出塁を許せば、試合の流れを戻せなかったのも無理はありません。

西武は7回裏から、二番手の岡本投手が登板。

横浜は二死ながら二塁一塁としたところで、梶谷選手がようやく左中間を破るタイムリー二塁打。9vs3と一矢報いるも時すでに遅し。

横浜は8回表から一軍に昇格したばかりの2年目、平田投手が登板。この平田投手が3人できっちり抑えたのが、この試合せめてもの収穫でした。

西武は8回裏、豊田投手が登板。横浜は無死二塁一塁とチャンスを作るも、後が続かず。

横浜は9回表、一軍再昇格を果たした田中投手が登板。持ち前の強気のピッチングで、3人で切ってとります。

9回裏。西武は田中投手が登板。横浜は、白崎選手、石川選手、飛雄馬選手と力なく討ち取られ、試合終了。

交流戦に入り失速、首位の座も巨人に明け渡した横浜はこれで4カード連続の負け越しとなってしまいました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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