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7月3日、2日連続で横浜スタジアムに横浜vsヤクルト(13回戦)を観戦しました。
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横浜の先発は、6月14日の西武戦以来の登板となる、濱口選手。ここまで1勝2敗。防御率はこの試合終了時点で2.67とさほど悪くないのですが、何しろ球数が多く、投球回あたり与四球・被安打数合計(WHIP)も1.52ととにかく高い(1位の戸郷投手は0.87)。したがって、リズムの悪い投球が目立つのが難点です。残念ながら、久しぶりの登板となったこの日も、それを絵に描いたような内容になってしまいました。
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まず立ち上がり。先頭の山田選手をわずか2球でサードゴロに仕留めたのは良かったのですが、つづく西川選手に、詰まりながらもセンター前に運ばれます。
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宮本選手をピッチャーゴロに討ち取り、2死としますが、村上選手に早くも四球を与え、2死2塁・1塁。しかし、サンタナ選手は牧選手のファインプレーによるセカンドゴロで無失点。1回に要した球数23。濱口投手の今シーズンの平均が17.9であることを考えるとやはり多いですが、それでもこの試合ではまだマシな方だったのです。
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一方、ヤクルトの先発は昨年プロ初勝利を挙げた4年目の山野投手。その立ち上がりから、横浜打線が襲い掛かります。
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まず先頭の桑原選手が、前日の試合を再現するかのような、ライトライン際に落ちる二塁打で出塁。
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前日の試合猛打賞の渡会選手には死球。
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オースティン選手は痛烈なサードライナーに倒れますが、4番の牧選手がど真ん中のスライダーをレフトスタンドへ。どうしてど真ん中に入るスライダーを2球続けたのか分かりませんが、とにかく早くも3点を先制。まだ1死でしたが、宮﨑選手と佐野選手は凡退、0vs3で初回を終えます。
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ところが、この勢いを濱口投手の投球が帳消しにしてしまうのです。2回表、早々に2ストライクに追い込みながら、長岡選手にセンター前ヒット。
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不振でこの日打順を7番に下げたオスナ選手の時に、フォークボールがワンバウンドする隙にすかさず盗塁。伊藤(光)捕手の肩も狙われていたように思います。
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そのオスナ選手はレフトフライに倒れますが、松本選手がカウント2-2から何と8球ファウルで粘った末、13球目をレフト前に運びます。1死3塁・1塁。そして、山野投手。カウント1-1、浅い回とはいえ、スクイズは十分考えられたはずですが、これをあっさり決められ、1点を返されます。
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そして山田選手にも3球ファウルで粘られているうちに四球。つづく西川選手は浅いセンターフライ(これも桑原選手の守備力に救われたように見えましたが)に討ち取り、1点で食い止めますが、この時点で球数は早くも63球。つまり、2回表だけで40球を投じたことになります。この試合、最終的に勝ち越しを許したのは9回の森原投手でしたが、観戦していて、ターニングポイントは2回表にあったように感じました。つまり、早くも流れはヤクルトに傾いていたのです。
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3回表。先頭の宮本選手をピッチャーゴロに討ち取るも、次の村上選手にはセンターに弾き返されます。
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サンタナ選手にはレフトに2塁打を浴び、1死3塁・2塁。そして、長岡選手セカンドゴロの間に村上選手が生還。2vs3。この回は15球で終えました。ここまで78球。
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4回表。先頭の松本選手に四球。
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山野投手は送りバント失敗だったのですが、つづく山田選手の打席の時に伊藤捕手のパスボールで2塁に進塁します。山田選手はフルカウントから7球目で三振。2死までこぎつけたと思ったら、西川選手にまたも四球。
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宮本選手をセンターフライに討ち取り、無失点で終えましたが、4回表で球数は何と101球に達しました。四球、パスボール、四球…。
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一方、打線も2回以降は4回佐野選手の2塁打のみ。追いつかれるのは時間の問題だったのです。
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横浜は5回表、2番手のディアス投手が気合の入った投球を見せます。これに打線が応えて欲しかった…。
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6回、7回は京山投手が登板。
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7回表、先頭の山田選手を四球で歩かせてします。
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西川選手のバントで1死2塁となったところで、横浜は4番手坂本投手が登板。
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宮本選手を三振に討ち取り2死までこぎつけましたが、村上選手に打たれてしまいました。ついに同点。
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横浜は結局7回まで山野投手に手も足も出ず、初回と4回の計4安打に終わりました。さらに2番手の大西投手の前に8回裏も三者凡退。
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こうも打てなければ、勝てるわけもなく。仮に延長戦に入っていたとしても結果は恐らく同じだったでしょう。9回表、横浜は6番手で抑えの森原投手が登板。山田選手をショートゴロ、西川選手を三振と順調に2死まで来たのですが、
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宮本選手がセカンドへの内野安打で出塁。
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代走の並木選手が、村上選手3-0となったところですかさず盗塁。しかし、スライディングがオーバーランで、確か牧選手のフェイクのタッチだったと思うのですが、ベースに左手をついた際に肩を脱臼。そのまま退場となってしまいます。代走の代走は丸山選手。村上選手は結局申告敬遠で2死2塁・1塁。
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そして迎えたサンタナ選手。カウント1-2と追い込んだのですが、昨日から再三あったライトライン際への2塁打を打たれてしまいます。2者生還し、ついに5vs3とヤクルトが勝ち越し。
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最後は、木澤投手の前に、オースティン選手が1安打を返すのが精一杯。しかし、大勢は2回、遅くとも4回でほぼ決していた。僕はそのように感じました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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