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窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

3年ぶりワインセミナー復活!-第140回YMS

2022年08月12日 | YMS情報


 8月10日、2013年から毎年ご好評いただいていたYMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)の馬車道十番館ワインセミナーが、3年ぶりに戻ってきました!



 テーマは、「真夏にガブ飲みできるスッキリ爽やかワイン」 。今回は感染症対策としてテーブル着座形式となり、ワインも好きなものを自由に飲んでいた従来のやり方から、サーブする形式に変わりました。しかし、ワインセミナーという趣旨からすればむしろこの方が良かったのではないかと思います。

【過去のワインセミナーの様子】
2019年:おうちで楽しめるテーブルワイン
2018年:ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。その時間にあなたの心は休養しているのだから
2017年:酷暑の中でさっぱり飲めるワイン特集
2016年:世界が認める勝沼甲州ワインを軸にした日本ワインとフレンチのマリアージュ
2015年:夏に合うワインと料理のマリアージュを楽しむ
2014年:注目のジャパニーズ・ワインを楽しむ
2013年:手ごろなワインと料理のマリアージュを楽しむ



 早速始めましょう。最初は、オーストラリアの「ジェイコブス・クリーク江戸切子スパークリング」。伝統工芸士根本達也氏とのコラボレーションによる日本限定販売の辛口スパークリングワイン。ブドウ品種はシャルドネを主体に、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、瓶内二次発酵で造られています。爽快感があり、まさにこの蒸し暑い季節にぴったり。



 ワインとのマリアージュを意識したメニューは、オードブルの盛り合わせから。



 続いて、フランスの辛口白、「バロン・ベルナール ミュスカデ 2019年」。ロワール地方、ペイ・ナント地区のワインです。バランスの良いほど良い果実味とシトラス系の香り。先ほどのオードブル盛り合わせと良く合います。

 右手の赤は、フランス・ルーション地方の「カノン・デュ・マレシャル ルージュ 2020年」。ベリー系の果実味と酸味。程よいタンニンがあり力強さも感じます。ブドウ品種はビオディナミ(自然農法)で造られたワインシラーとグルナッシュ。今回の赤の中では僕はこちらの方が好きです。



 魚料理は、真鯛のソテー、ラヴィゴットソースとアサリのア・ラ・クレーム、パイの包み焼きパプリカソース。



 次はイタリアのワイン。左は「タヴェルネッロ オルガニコ ベッロ トレッビアーノ シャルドネ」。その名の通りオーガニックワインで、甘く先ほどのラヴィゴットソースとアサリのア・ラ・クレームと良く合います。

 右も「タヴェルネッロ オルガニコ ベッロ」のサンジョヴェーゼ。先ほどのカノン・デュ・マレシャル ルージュと比べると酸味がなく、果実味が前面に出ています。やや重めで甘く飲みやすいですが、味の立体感に欠けます。



 そんな赤ワインに合わせて出てきたのが、オーストラリア産牛フィレ肉の開化風。このマリア―ジュでバランスが取れました。



 最終組はポルトガルのワイン。この2本は皆さんの評判が良かったです。世界一売れているヴィーニョ・ヴェルデの造り手と言われるアヴェレーダの「カザル・ガルシア・ブランコ」(左)。ヴィーニョ・ヴェルデとは、スペインとの国境付近にあるミーニョ川周辺地域で造られるワインのことをいい、「緑のワイン」という意味です。その理由は、完熟前のブドウを早めに収穫し(つまり、糖度が低め)、長期熟成させないワインがほのかな若草色をしているからという説があります。

 ヴィーニョ・ヴェルデの赤は主にポルトガル国内向けだそうですが、ロゼならあります(右)。見た目も美しいですし、爽やかでフルーティ。



 今回は種類こそ控えめでしたが、1本につき最低2杯は飲めましたので、結構な量飲みました。

 第140回という節目であると同時に、無事ワイン会を再開できたことを嬉しく思います。

過去のセミナーレポートはこちら

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
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