窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

ハードゲイナー?

2009年10月30日 | ダイエット日記


  体脂肪を減らすという目的はこれまで順調に達成してきていますが、一方で思うような結果が出ていないこともあります。それは、もう一つの目的である「太りにくい体質を作るために筋肉量も同時に高めていく」ということです。

  冒頭のグラフはトレーニングを開始した4月半ばから9月頭までの4ヵ月半の体脂肪と骨格筋の変化率を表したものです。トレーニング開始時点を100とした時、9月頭の時点で体脂肪は75と25%減少しています。ところが、骨格筋の方も、9月頭の時点で98と数字の上ではむしろ減少しているのです。日々の水分量などによって数値がブレるということはあるにせよ、全体の推移を見てもわずかな減少傾向を示しています。

  最初の2ヶ月ぐらいはそう簡単に結果の出るものでもないだろうと思っていたのですが、その後現在に至るまでほとんど変化がありません。「ハードゲイナーなのかな?」と思ったりもしました。体の成長する10代に全く運動をしていないので、そうかもしれません。僕はトレーニングについて知識を持っているわけでもないので、あれこれと試行錯誤してみました(この試行錯誤が結果的に挫折することなくフィットネスクラブに通うきっかけとなりました)。フォームを気にしてみたり、ネガティヴワークを重視してみたり、スピードを遅くしてみたり。色々試しましたが、今のところこれといった原因は分かっていません。

  オーバーワークによる筋肉量の減少とも考えられません。体の見た目はそれなりに変化してきていますし(脂肪の外套がなくなったということもありますが)、体が慣れるに従って、レジスタンストレーニングのウェイト重量も上がっているからです。体重体組成計による測定値は水分量の変化による誤差の域を出ていないと考えるのが妥当だと思います。

  そもそもトレーニングによって増える筋肉量は年間で1kg程度、良くて2.5kgと聞いたことがあります。要するに体脂肪のように目に見えて結果が現れるというようなものでもないようなのです。この疑問に対する結論を得るには、体にある程度の負荷をかけつつ、引き続き地道に検証していく必要がありそうです。

  僕個人の体質の問題である可能性も否定できませんが、もし筋肉と言うのは層簡単に太くなるものではないのだとすれば、「筋トレをすると体型が筋肉質になるから嫌だ」という理由でレジスタンストレーニングを敬遠するのも杞憂ということになります。少々筋トレをしたところでボディビルダーのようにモリモリ筋肉がつくわけではないのであれば、特に女性の場合は女性ホルモンの働きで皮下脂肪を蓄えるようにできているということもありますし、よほど本格的なトレーニングをするのでもない限り「体型が筋肉質になる」心配をする必要はないのではないでしょうか。それよりも、無酸素運動により成長ホルモンの分泌を促し、体脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解し、消費しやすくするという、レジスタンストレーニングのプラス面を評価した方が良いと思います。



  話がそれましたが、レジスタンストレーニングの頻度についても同様で、果たして2日空けるのが良いのか3日空けるのが良いのかを数値から導き出すことはできていません。自分の体と相談し、調子の良い間隔をベストと考えるしかなさそうです。体重体組成計によって測定する数値としては、基礎代謝についても同じことが言えます。一般に基礎代謝の高い方が消費カロリーが多く太りにくいと言われますが、体重体組成計で弾き出される基礎代謝は体重が減れば、減った要因が体脂肪であれ筋肉であれ減少します。逆に体脂肪だけで肥え太ったとしても、体重が増えさえすれば基礎代謝も増えるわけです。しかし、上の体重と基礎代謝の変化率を比較したグラフを見ると、ダイエット開始当初は体重と基礎代謝が同じような割合で変化していますが、時間が経過するにつれ、両者の変化率が乖離してきていることが分かります。この結果は、体脂肪の減少によって体重を減らすことができているという、ある程度の目安になるのではないかと思います。

 繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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