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窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

第2回「利他メソッド」無料勉強会でお話しさせていただきました

2021年07月27日 | その他


 7月26日、日頃お世話になっている株式会社MANY ABILITIES、野原秀樹先生の第2回「利他メソッド」無料勉強会(オンライン)でお話しさせていただく機会をいただきました。野原先生はYMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)でも最多登壇いただいている先生です。



 「利他メソッド」とは、野原先生の提唱する、より良い人間関係の構築、他を思いやる心の醸成、仲間と共にやりがいを実感できる、他者のよろこびを自らのよろこびと感じることができる人材を育成し、成長、変革できる組織を開発するメソッド(株式会社MANY ABILITIES、HPより)を言います。先月より、この「利他メソッド」を実践されている株式会社ミヤマエの宮前昭宏社長を中心とする、主に大阪の中小企業経営者の皆様との勉強会が始まりました。

 ハーバード大学、ロバード・ウォールディンガーによる、同大学2年生の学生とボストンの極貧街で育った同年代の少年たち724名を75年にわたり追跡した有名な調査では、人を健康に幸福にするのは、富でも名声でも 無我夢中で働く事でもなく、「良い人間関係」であったということを明らかにしています。他者と健全な関係は他者への貢献から始まりますが、他者への貢献は同時に自尊感情も高めることが脳神経学者リリングらの実験で分かっています。つまり、「利他メソッド」で言うところの「他者のよろこびを自らのよろこびと感じることができる」ということです。

 「他者への貢献」と「自尊感情」は相補的な関係にあります。他者への貢献は自尊感情を高めますが、自尊感情の高いことが他者への貢献を健全な形にもします。何故なら、共依存的な他者への貢献は自尊感情が低いために生じると考えられるからです。つまり、自尊感情と他者への貢献の健全な相互作用が人間関係の質を高め、幸福感の増進に繋がるということです(これを今回参加されたある社長は、経験的に「ハッピー・スパイラル」と呼んでおられました)。



 では、その「自尊感情」を高めるにはどうすればよいのか?アメリカ心理学の父とも言われるウィリアム・ジェームズの時代から、自尊感情(ジェームズは「自己重要感」と呼んでいますが)は人間の根源的欲求とされているはずですが、人間は外部環境の影響を受けて育つので、現実にはこの欲求が必ずしも満たされる環境にいるとは限りません。その結果、人は満たされない自尊感情を補償する様々な行動をとるようになり、それが様々な問題を引き起こします。当然、人間関係にも良くない影響を及ぼすでしょう。

 しかし、我々は環境を選んで産まれてくるわけではありません。したがって、所与の環境の中で健全に自尊感情を高めていくには、無意識に行われる補償行動を回避する、何らかの視座が必要になります。僕は心理学の専門家ではありませんが、経験的に理解している範囲において、この点の最も基本的な部分、「自己受容」についてお話しさせていただきました。普段から野原先生のお考え、また今回のテーマである「利他メソッド」に共通する点が多かったためです。

 距離的にも離れ、全く違った仕事をしていますが、参加された中小企業経営者の皆さんとお話しさせていただいて、経験や表現方法は違っても、ベースのところではみな同じようなことを考えていらっしゃるのだということが分かりました。それだけでもとても心強く感じました。逆にベースは同じでも、その表現方法は千差万別ですので、大変勉強になりました。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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結局、ダメなのはどちらか?

2021年07月19日 | その他


 7月16日、某金融機関の若手経営者の会「滴水会」の勉強会に参加してきました。コロナ禍で活動自体ままならない中、久しぶりの開催です。全てではありませんが、当ブログでも過去の勉強会のレポートをいくつか挙げておりますので、宜しければご覧ください。

【過去の滴水会勉強会レポートはこちら】
5回目のドラマチック・コミュニケーション
何故、遭難事故は起きたのか
ドラッカーと創造的手法
久し振りの「姿勢塾」
久しぶりに「ボーナンザ」をやりました



 さて、今回の講師は、NANASE株式会社の石田七瀬様。自ら現場に入り、伴走しながら中小企業の現場改善、コスト削減、社員の意識行動変容を得意としていらっしゃいます。今回のテーマは、「ダメ社員からの変身!関わり方ひとつで変わる、ウソのようなホントの話」。「〇〇規格」や「△△式」の導入をお手伝いするのではないとおっしゃる石田さんの、現場人間に響く生々しいお話しを伺うことができました。

 一口に「ダメ」と言っても様々だと思いますが、まずは受講者自らが考える、いわゆる「ダメ社員」と呼ばれる人たちを具体的にイメージし、彼らが変容したとすれば何がどう変わると思うかを書き出しました。

 続いて、石田さんが実際に携わった事例をふたつ。

事例1:どこにいっても「使えない!」とたらい回しになったA君の話。
事例2:理不尽な異動にあったBさんの話。

 どちらの事例にも共通していたのは、「その人に対する見方、関わり方」を変えたこと。その結果、ミスが多い、職場からいなくなる、お客さんの前で寝る、モノをなくす、人のせいにする、挨拶ができない、メモを取らない、とったとしても行動に結びつかないといった、いわゆる「問題児」が最終的に現場の整理整頓を自ら行い、棚卸効率を著しく改善する社員にまでA君は変わりました。Bさんの場合も、大手での経験は豊富でしたが、購買という彼から見た「裏仕事」に回されて腐っていたのが、その製造現場で培った「段取り力」に着目し、それを活かすことによって購買部の工数が大幅にダウンするという結果となりました。

 大事なのは、A君、Bさんが変わる以前に、接する側の見方、関わり方が変わった(あるいは、変えた)という点です。つまり、まず変えなければならないのは問題があるとされる当事者ではなく、関わっている側ということになるのではないでしょうか?以下は、関わり方を変える上で前提となるポイント(見方)です。

1.考え方、捉え方は人それぞれ違う
2.まずは相手を知ることから始める
3.知った上で、関わり方を考える
4.自分から変わる
5.得意な事で何をするかを考える
6.褒めてばかりもダメ。ただし叱る時はポジティブなことに挟んで伝える
7.一人で悩まない

 これらに「当事者のココを変える」といったことは一つも出てきません。つまり、ダメだったのは自分の側だったという点に気づく、経営者の意識改革こそが今回のお話しの肝であったように感じました。そして変化を生むには小さなステップから少しずつ影響の輪を広げ、その過程を楽しむことが大切だそうです。別の事例では、3人しか社員がいないのに、その3人がみな仲が悪いという会社が取り上げられました。しかし、そんな彼らも第三者から認めてもらうことによって、何と2回目のセッションで互いに教え合うようになったそうです。今回はいずれも実際に現場で起きた生のお話しでしたが、細かいところでは石田さんの具体的な声掛けの仕方、承認の仕方など、やっぱり上手だなと感心させられました。こちらも少しずつ見習いたいものです。石田先生、ありがとうございました!

 滴水会としては久しぶりのリアル研修となりましたが、参加された皆さんには非常に好評でした。以前のような密に交流できる日が早く来るといいですね。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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やさしいアーユルヴェーダ入門-トリカトゥとギーづくり

2019年09月09日 | その他


  9月8日、Webマガジン“Ho’ailona”さんが主催するワークショップ、「やさしいアーユルヴェーダ入門」に参加してきました。たまたまFacebookでシェアされていた開催告知を何気なく読んでいて、面白そうだなと思ったので、直感の命ずるままに飛び込んだ次第です。アーユルヴェーダについては、名前を聞いたことがあるというレベルで、知識は皆無でした。

  ワークショップは午前と午後の二部制。午前は家庭療法(ホームレメディ)の一つである「トリカトゥ」と呼ばれるスパイスづくり。午後はインドに古くから伝わる、食用でもあり薬でもあるバターオイル「ギー」づくりでした。講師はアーユルヴェーダ料理家のCHIHARUさん。会社員時代にチリのパタゴニア地方を訪れた際、現地の夫婦の自然と繋がった生活の中に、自然-健康-幸福の三位一体を感じ、現在は沖縄県宮古島を拠点に活躍されているそうです。アーユルヴェーダの料理については、ヨガの師より学び、以降毎年インドに渡っては研鑽されているそうです。僕もインドへは仕事で何度か行ったことがありますが、今回参加された女性の中にも度々インドへ行ってヨガなどの勉強をされている方が数人いらっしゃったのには驚きました。僕にはとても真似のできない行動力です。

  さて、この日のワークショップを理解するため、初めにアーユルヴェーダについての説明がありました。アーユルヴェーダとは、インドやスリランカに5000年前から伝わる、中国医学、アラブのユナニ医学と並ぶ世界三大伝統医学の一つ。「アーユス(生命)」と「ヴェーダ(叡智)」で、生命の科学を意味します。アーユルヴェーダでは、生きているものはヴァータ(空・風)、ピッタ(火・水)、カパ(水・土)の三要素、トリ・ドーシャ(三つの病素)を持っていると考え、このバランスが崩れると病気になると言われています。人にはそれぞれ優勢なドーシャがあり、主たるドーシャのバランスを整えることが病気の予防へと繋がります。また、一日の時間帯、季節、人生の年代にもそれぞれ優勢なドーシャがあるそうです。

  トリ・ドーシャは火・空・風・水・土という、万物を構成する五元素の組み合わせです。これは中国の五行(火・水・木・金・土)やギリシャの四元素(火・空気(風)・水・土)と似ていますね。恐らくギリシャ→インド→中国と伝わっていったのではないかと思います。いずれの場合も、これらは物理的な火や水を指しているのではなく、それらが象徴する性質や気質を表しています。

  アーユルヴェーダでは、消化を重視します。これは単に食物を消化することばかりでなく、呼吸を通じて体内に取り込んだ空気であったり、五感を通じて感じた情報といったものも含まれます。これらのインプットが過剰、もしくは優勢なドーシャの性質に合わないものであったりすると、それは未消化物(アーマ)となって体内に蓄積されます。このアーマが心や体の様々な不調の原因とされるのです。このため、アーユルヴェーダでは、アーマをためないようにするための予防と、アーマを取り除くための浄化→投薬やマッサージ→栄養といった治癒の両面からアプローチします。



  さて、アーユルヴェーダの基本をざっと理解したところで、いよいよ午前の部、トリカトゥづくりです。初めに、ピパーチと月桃(げっとう)のお茶が出ました。



  ピパーチ(ヒハツモドキ)は「島胡椒」とも呼ばれ、沖縄では香辛料として使われています。上の写真は、宮古島に自生しているピパーチで、齧ってもそれほど辛くはありませんが、だんだんじわじわと胡椒のような辛みが出てきます。青臭さと相俟った、爽やかさを伴う独特のスパイシーな香りがします。



  月桃はこちらの朝顔の種のようなもの。ショウガ科の植物で、沖縄ではどこでも自生しているそうです。

  この二つで作ったお茶は、初め生姜湯かと思いましたが、飲んだ後で胡椒と唐辛子を合わせたような辛みが後を引きます。このお茶に代表されるように、午前の部はゆるやかに身体を温めるハーブがテーマ。



  さて、本題のトリカトゥづくりです。「トリ(3つ)」と「カトゥ(辛味)」で、三つの辛みを合わせたスパイスということです。因みに、“Tri”はギリシャ語由来の語でも「3」を表す接頭辞ですね。広くインド・ヨーロッパ語系で同じルーツを持つのかもしれません。使用するのは、ピパーチと黒胡椒、沖縄産の粉末生姜です。



  ピパーチは、5分間蒸した後乾燥させます。できれば天日干しが理想。乾燥したピパーチは、ミルにかけて粉末状に。



  三つの粉末を1:1:1で混ぜ合わせれば出来上がり。スパイシーなとても良い香り。トリカトゥは、代謝を上げ、血行を良くし、老廃物(アーマ)を排出するデトックス効果があります。先に挙げたどのドーシャの体質にも合い、手軽に作ることができる上、調味料にもなりますし、健康のため1日朝と夜の二回、スプーン1/2杯ほどをお湯に溶いて飲むという使い方もあります。僕はこの日の夜、鶏肉を焼いたのが出てきたので、早速トリカトゥをまぶして美味しく食べました。



  余ったピパーチを、バニアラアイスにまぶしたり、油と塩で炒めたズッキーニにまぶして食べました。油とピパーチは相性が良いようです。甘いバニラアイスにスパイシーなピパーチの組み合わせは意外なようですが、僕はよくスパイシーな味わいで有名な「タリスカー10年」というスコッチ・ウィスキーをバニラアイスにかけて食べますので、この組み合わせの良さは理解できます。

  なお、アーユルヴェーダの考えでは、食事中の水分の取り過ぎは良くないのだそうです。できれば食前・食後30分も取り過ぎない様にした方が良いとのこと。一方、白湯は全てのドーシャのエネルギーバランスを整え、体内を浄化してくれる、大変優れた飲み物なのだそうです。また、蜂蜜は加熱すると却ってよくないとのことです。



  お昼の休憩は、会場のすぐ近くに「Shuhariの台所」という、民家を改造したカフェで「ピリ辛ぶっかけ豚汁定食」という、身体に良さそうな定食を食べました。午前中にトリカトゥを摂取した効果でしょうか。普段は激辛ラーメンを食べても汗をかかない僕も、身体から汗が吹き出しました。

  隣の写真は、店内で買われているカメ。8年前は500円玉くらいの大きさだったのが、こんなに大きくなってしまったのだそうです。この時はお昼の休憩中でしたが、普段は放し飼い状態なのだとか。

Shuhariの台所



東京都港区南青山4-25-2





  午後の部は、「ギー」づくり。午後も初めにハーブのお茶が出ました。パッティンガムというインドのハーブで、乾燥させた木の幹を煮出すと、このような鮮やかなピンク色になります。ほとんど無味・無香でクールダウン効果があるそうです。午前とは反対に、午後は身体のクールダウンがテーマですね。

  ギー(Ghee)は、インド料理に欠かせないバターオイル。よく行くインド料理店「ガナパティ」で出てくるナンに塗られているオイルもこれだったのかもしれません。ギーは無塩バターを煮詰め、水分や蛋白質などの不純物を取り除いた、より純粋な乳脂肪です。医食同源の考え方はインドでも同じようで、ギーは料理に使われるほか、マッサージオイルとして、また薬として目に入れたりもするそうです。僕も少し肌に刷り込んでみましたが、思いのほかベタベタせず、バター臭いにおいも余りしませんでした。クールダウン効果があることから、蒸し暑くて眠れない夜など、足裏に塗っても良いようです。最近では、コーヒーにギーを入れる「バターコーヒー」も人気なようです。なお、保存は冷蔵庫に入れず常温で。



  さて、作り方はまず無塩バターを中火で溶かします。150gのバターから、130㎖のギーができるそうです。



  バターが完全に溶けたら、弱火にします。通常のガスコンロですと弱火でも火が強すぎるため、鍋とコンロの間に金網を挿入し、さらに火を遠ざけます。この状態で40分ほど煮詰めます。



  次第に蛋白質を含んだ脂が浮いてきはじめ、増えてきます。煮詰めるにつれ、沸騰した泡の粒がだんだんと小さくなっていき、やがてシュワシュワと炭酸飲料のような音を立てるようになります。この音が出来上がりの目安です。



  ザルに不織布を敷き、ゆっくりと濾していきます。



  濾されて澄んだ黄色い油、これがギーです。



  透き通ったとても美しい黄色。神秘的な感じがします。



  最後は、濾した時に取り除いた、蛋白質を含んだ油で炒めたブロッコリにクミン、ターメリック、ガランマサラ、まさにインドカレーに使われるスパイスを加えたものです。これがとても美味しくて、ぜひ家でも作ってみたくなります。

  何も知らずに飛び込みで参加した半日のワークショップでしたが、時間の経つのも忘れるほど楽しく、勉強になりました。新しい世界に触れさせていただいた皆様に感謝申し上げます。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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国産キクラゲ狩り&アヒージョBBQの会

2019年08月17日 | その他


  大型連休は原則一切出かけない僕ですが、今年は珍しく家から15分のところまで遠出してきました。第107回YMSの講師で来ていただいた、横浜市金沢区、永島農園さんのきくらげ狩り&バーベキューの会です。企画してくださった、日本農業新聞の入江さん、永島農園の永島さんに感謝申し上げます。



  YMSの時は主にしいたけのお話しでしたが、しいたけは暑さに弱く、夏の時期はきくらげがメイン。初めに、きくらげについての基礎知識、菌床から収穫する方法などを教わりました。



  ビニルハウスは遮熱シートで覆われ、適度な湿度はあるものの、中は意外と涼しかったです。中には、見たこともないような肉厚の大きなきくらげがずらり。菌を植えてから2カ月ほどでこの大きさになるそうです。



  初めて触れる生のきくらげ(木耳)、その触感は文字通り「耳」。それを根元からもぐのですが、意外にもあっさりポロっともげてしまうのが、初めは少し怖くもありました。



  こちらは天日干し中のきくらげ。国内で流通しているきくらげの実に99%が輸入物という現実にあって、今わずか1%の国産を目にしているわけです。



  バーベキューは、永島さんが焼き上げてくださった、見事なリブとサーロイン。



  持参したワインは、ドメーヌ・ド・バロナーク 2007。メルロー50%、カベルネ・フラン26%、シラー10%、マルベック9%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%、グルナッシュ1%のブレンド。完熟した果実味とスパイシー感、程よい酸味でタンニンは強くなく、飲みやすく肉料理にも合わせやすいワインでした。



  中でも傑作だったのは、きくらげのアヒージョです。きくらげが実はアヒージョに合うというのは聞いてはいましたが、これほどまでとは思いませんでした。きくらげのコリっとした食感はそのままに、表面が程よくオリーブオイルを吸って、ぷりぷり感が増しています。さらには、ニンニク&オリーブオイルにきくらげ、パプリカ、玉ねぎなどの旨味が溶け出し、これはバケットでオイルまで完全に味わなければもったいない。


 
  こちらはYMSでのお話しにも登場した、横須賀ビールの「釜利谷シイタケエール」。焙煎ビールのようなコクとほんのりとしたシイタケの香り、グルタミン酸のような後味を感じます。のど越しを楽しむというより、単体でじっくり味わいたいタイプのビールです。



  第91回YMSで講師をしていただいた、沖原さんが全国1位の酒蔵数(89蔵)を誇る新潟県のお酒を試しに試してたどり着いたイチ押しの日本酒がこちら、「村祐」。生産石数が200石(一升瓶換算で36,000本)という小さな酒蔵さんのため、こちらで見かけることはほとんどないのではないかと思います。しかし、口に含んだ時、しっかりとした上品な米の旨味と甘みを感じられるにもかかわらず、砂糖のような余分な甘さが後を引くことなく、非常に短い余韻ですっきりと呑めます。これだとスイスイと空いてしまいそうで怖いですね。



  ちょうど減量中でもありましたので、お土産のきくらげは早速晩に調理して食べました。左は単純にごま油で炒めたものですが、大分名物の「柚子すこ」(タバスコの柚子版)を加えました。左はきゅうりと一緒に酢で揉んだものです。

永島農園

神奈川県横浜市金沢区釜利谷東7-6−1



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大岡川の花見と欧風料理みーしゃで

2019年04月08日 | その他


  新年度がスタートし、新元号も決まった4月5日。ここ数日の花冷えにより、今年の桜は長く楽しむことができました。この日、ようやく気温が上がり、会社近く大岡川の桜はまさに見ごろを迎えました。



  身近にありながら、意外と川を眺める機会は少ないもので、久しぶりに景観として見た大岡川は、昔に比べると随分きれいになったと思いました。第88回YMSに講師として来ていただいた、冒険写真家の豊田直之様を始めとする有志の方々の地道な努力のおかげで、こうして美しい桜を楽しむことができます。


 
  桜見物の後は、以前このブログでもご紹介した、近くの「欧風料理店みーしゃ」へ行ってきました。今回もとても美味しいお料理を出していただき、楽しい時間を過ごすことができました。シェフおまかせのお料理は下のフォトチャンネルにまとめましたので、ぜひご覧ください。実は今日4月8日が、開店20周年だそうです。



欧風料理店みーしゃ



横浜市南区南吉田町4-40-23 ポートハイム第五吉野町



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マゼランの上陸海洋博物館

2019年04月06日 | その他


  スービック出張時に大きなハンバーガーを食べに行く「バスコス」という海岸のレストラン(弊社の紹介動画の10分29秒あたりは、ここで撮影されたものです)に、「マゼランの上陸海洋博物館」と呼ばれる、海底から引き揚げられた品々を展示する博物館が併設されていることを今回初めて知りました。「マゼランの~」とありますが、マゼランはスービックには上陸していません。

  今回は館内の説明を元に、少しご紹介したいと思います。



考古学上の発見によれば、フィリピンと中国との大洋間貿易は10世紀、唐(618-907)末期から宋(960-1126)の時代に始まったとされます。中国の貿易商人はその先進技術と富で海上貿易を支配し、この地域全般にわたって中国製品に対する莫大な需要を生み出しました。最初の記録は982年に遡り、麻逸(ミンドロ島にあったと信じられている国)から貿易商人が広東にやってきたと記されています。フィリピンと中国との貿易は、明(1368-1662)の時代、福建商人がルソン島に入植した時、頂点に達したと言われています。

  マゼランと彼の部隊はフィリピンと周辺諸国との貿易が非常に盛んであることに気づきました。彼らが停泊した至る所で、シャムからの金を運んだ船、ボルネオやスマトラからの王族の来訪、莫大な量の最高級の中国の品々を目撃しました。



  1521年のスペインによるフィリピン諸島の植民地化により、フィリピンは貿易の戦略上の要衝となりました。やがてフィリピンは当時作成された地図のほぼ全てに見られるようになり、ポルトガルもインド、マラッカ、モルッカを通ってこの地域の交易にアクセスしようとしました。バルトロメ・デ・レトナ神父は、「マニラとその周辺に見られる人々は、世界で最も多様に満ちている…ここを表せるような王国、地方、国は世界のどこにもない」とその繁栄ぶりを記しています。

  1565年、フィリピンを征服し、初代フィリピン総督となったミゲル・ロペス・デ・レガスピは、商業活動の盛んなセブを出帆し、リマサワ島に上陸。そこから貿易商人で賑わう港があるブトゥアンに向かいました。スペイン人は現地人にヨーロッパの品物を与えましたが、タガログ人の仲介業者たちは、「トストーネ」と呼ばれたスペインの銀貨に夢中になり、それ以外のものは受け取らなかったそうです。



  これ以降、それまでの腕輪やパイロンシトと呼ばれる粗雑な硬貨を媒介とした物々交換から、貨幣による貿易へと移行しました。

  イギリス東インド会社のエージェントだったアレクサンダー・ダーリンプルは、1759年、この地で富み栄える貿易に参入するため、フィリピン群島の一部をイギリスの植民地として併合する青写真を描きました。



  ヨーロッパでは7年戦争(1754‐1763)が起こり、1762年10月、イギリスのジョージ三世はマニラを奪取するため、すかさず遠征隊を派遣しました。この短い支配の間に、マニラ港はさらに外国貿易、とりわけヨーロッパとの貿易に門戸を開きました。

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久しぶりに「ボーナンザ」をやりました

2019年02月08日 | その他


  2月7日、某銀行の若手経営者の会で、ドイツ生まれのカードゲーム「ボーナンザ」を使った研修「カードゲーム『ボーナンザ』で学ぶ統合型交渉とチームビルディング」を行いました。「ボーナンザ」については過去に何度か掲載しておりますので、ルールなどの内容については下のリンクをご覧ください。

【過去に参加または開催した「ボーナンザ」研修】
2014年12月3日
2016年7月17日
2017年6月17日

  今回は5名×2チーム、第1ラウンドは個人競争で、第2ラウンドは個人成績も見つつチーム競争を行うという設定で行いました。



  その結果ですが、片方のチームは過去に行ったのと同様、2回目でコイン獲得総数を大きく伸ばしました(32枚→45枚)。もう一方のチームは逆に2回目の方がコイン獲得総数は1枚少なかったのですが(42枚→41枚)、チーム内の個人間格差が縮まりました。



  このゲームのユニークなところは、積極的にコミュニケーションを図らないとゲームが進まないということです。また何が目的であるかにより、プレイヤーの思考や戦術も大きく変わるのが分かります。今回の研修の目的は、情報開示と協力行動によってパイ自体を大きくし、かつ個人に切り分けられるパイも大きくすることが可能であるということを疑似体験することにありました。交渉理論ではこれを「分配型交渉」から「統合型交渉」への移行と呼んでいます。



  しかし、第2ラウンドになり、非常にうまく協力できたという方がいらっしゃった一方で、「チーム競争になって協力しなければならないことは分かっていたが、個人成績も大事ということが頭に引っかかり、協力しきれなかった」という方もいらっしゃいました。結果的に、個人成績を伸ばすためにはむしろ協力した方が良かったのですが、この「パイの大きさは決まっている。故に個人の利益を増やすことは相手の利益を減らすことである」というゼロサム的な思い込みがあるために、「統合型交渉」への移行が妨げられてしまうということが現実の世界でもしばしば起こります。これを固定パイの神話(mythical fixed pie)と言います。逆に人間にはそのようなバイアスがあるのだと認識し、適切に対処することにより、自ずと様々な情報のやり取りや工夫が生まれ、パイを大きくする可能性が高まります。研修の中では、協力行動によってパイを劇的に大きくした実際の事例も紹介させていただきました。



  実は「ボーナンザ」のようなカードゲームにおいては、プレイヤーもゲームを楽しみたいので、積極的に協力行動や創造的行動を取るようになります。ところが、このように人が内発的に動機づけられている場面で、さらに成果を挙げようと賞金のような外発的動機付けを行ったりすると、逆にパフォーマンスが下がってしまうという心理学の実験結果があります(アンダーマイニング効果)。機会があればその検証も取り入れてみようと思います。

  最後に、今回参加された皆さんよりいただいた感想を一部ご紹介したいと思います。

「チーム得点比較のルールに変わった時、協調する場面が急に増えました」
「(2回目は)周りとの協力を考えながら行ったので、チームとして有利になる方法を考えてやれた」
「畑の取得に係る判断は経営につながるもので、勉強会のツールとして良いと思いました」
「チーム内での対戦とチーム対抗戦では交渉の仕方が大きく違ったような印象を受けた」
「手札の配置や場のカード等、数多くの制約条件がある中で、うまく勝利するには活発なコミュニケーションが不可欠だと感じた」
「2回戦目に急にチームプレーに力を入れ、お互いの畑をすごく注視するようになりました。人の畑を見てお互いに声を掛け合うことで成果が出せたと思います」
「2回目の方がルールは理解しているけれど、相手との協力とかけひき、自己犠牲のバランスで周囲に変化が出てきたことに、自分だけの力より周りの協力を得ることが必要だと感じました」
「(2回目では)自分の次の手まで考えて交渉するようになった」
「チーム戦にしたことで、人の畑を潰すという作戦は使う人がいなくなった。自分の畑を潰しても有利になるカードに交換する人が出てきた」
「チーム戦になり、残りのカードを増やしてターンを増やす戦略が加わった」
「交渉を迷っているうちにゲームが進行してしまう場面があった」


  ご参加いただいた皆様、場を提供していただいた皆様、ありがとうございました。

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初めて旭山動物園に行きました

2016年11月21日 | その他


  11月11日、快晴の旭川。ホテルからは白く輝く大雪山系の美しい山並みが、青空にくっきりと浮かび上がっていました。



  札幌へと移動するこの日、午前中のわずかな時間ではありましたが、有名な旭川市旭山動物園に行ってきました。

  旭山動物園といえば、従来の動物そのものを見せる「形態展示」から動物をなるべく自然に近い生態で見せる「形態展示」を取り入れ、一躍有名になった動物園。1967年に開園、1983年には来園者数59万人を数えましたが、それが1996年にはわずか26万人にまで落ち込んだそうです。そこで苦境を打開すべく前述の「行動展示」と呼ばれる展示手法を取り入れると、来園者が増加。2007年には何と307万人に達し、東京の上野動物園に迫る勢いを見せたそうです。その奇跡の復活劇は、各テレビ局でドキュメンタリーやドラマにもなりました。

奇跡の動物園 ~旭山動物園物語~ [DVD]
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ポニーキャニオン


プロジェクトX 挑戦者たち 旭山動物園ペンギン翔ぶ~閉園からの復活~ [DVD]
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  現在でも日本で三番目の来園者数を誇り、外国人観光客も多く訪れる旭山動物園。僕のような中年の男が「せっかく旭川に来たのだから」と動物園に行ってみようと思うくらいですから、やはり凄いことなのだろうと思います。



  さて、残念ながらゆっくり観ている時間がなかったため、快晴とはいえ雪の積もる氷点下の旭川でも元気そうな寒冷地の動物にターゲットを絞って見物することにしました。初めはホッキョクグマ。予想通り、朝から元気に泳いでいました!

  元々北極の動物とはいえ、この寒いのによく泳ぐなあと感心してしまうのですが、ホッキョクグマはそもそも海洋性なのだそうで、体つきも泳ぎに適した細長い流線型をしています。たまたま一瞬水の中で立ち上がったのですが、予想以上の大きさに驚きました。また、水に浮いている引き裂かれたプラスチック製の樽を見ていると、その力の程もうかがい知れます。



  こちらは、檻の下から顔を出してホッキョクグマを観ることができる天窓。運がよければ餌を食べているところを間近に観ることができるそうですが、生憎お尻を向けていました。



  続いて、垂直に立った円筒形の水槽の中をゴマフアザラシが泳ぐことで有名な「あざらし館」。ゴマフアザラシは流氷と共に南下し、出産のため北海道にやってきます。近年は時々本州各地に突然現れ、話題になりましたね。

  この日は残念ながら、なかなか円筒水槽の中を通り抜けてくれません。入館した最初の一瞬をカメラに収めることができたのは幸運でした。



  トラの中でも最も大きい、アムールトラ。横浜出身の僕にとって、トラというとベンガルトラなどを見て「意外と小さいな」とがっかりするか、アムールトラがいたとしても大抵暑さでバテているというのが、動物園のトラのイメージ。しかし、体長240cm~270cm、体重100kgs~300kgsにもなるという、アムールトラが目の前で立ち上がり、活発に動き回る姿は、大迫力で観ている人たちの目を釘付けにします。尤も、伸びをしたり、雪の上で仰向けに寝転がってじゃれたりと、よく観察していると行動はネコそのもの。



  ペンギンが泳ぎまわる巨大な水槽のトンネルで有名な「ペンギン館」。まず地上では皇帝ペンギンに次いで大きなオウサマペンギンの群れが遠吠えをしていました。まるで牛のような大きな鳴き声。ペンギンが吠えるのを初めて見ました。

  残念だったのは、この日は天気が回復しペンギンたちにとって日向ぼっこ日和だったのか、水槽の中を泳ぐペンギンが少なかったことです。ヒッチコックの映画「鳥」のように、ペンギンの群れがバタバタと泳ぎ回るところを期待していたのですが…。



  じゃれあう二頭のレッサーパンダ。その愛らしさがひときわ来園者の目を引きます。檻と檻の間には釣り橋が渡してあり、来場者の頭上をレッサーパンダが渡っていくのですが、脱走しないのだろうかと不思議になります。恐らく、レッサーパンダが恐怖を感じる程度の高さに橋を渡してあるのでしょう。しかし、過去には脱走したこともあったようです。



  上の写真、どこに何の動物がいるかお分かりでしょうか?

  そう、写真中央、雪の上に座っているシロフクロウです。これぞ擬態!肉眼で見てもどこにいるのかなかなか分かりませんでした。非常に大きなフクロウで、午前中だというのに頭をくるくると活発に動かし、活動的でした。後で調べたところによると、シロフクロウは他のフクロウと異なり、昼行性なのだそうです。



  最後はエゾジカ。やはり本州のニホンジカと比べるとかなり大きいですね。

  駆け足の訪問とはなりましたが、それでも噂に違わず結構楽しむことができました。

旭川市旭山動物園

北海道旭川市東旭川町倉沼



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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久し振りの「姿勢塾」

2015年10月07日 | その他


  10月6日、第20回YMS(2012年4月11日)でも開催した株式会社ロコムーブ・中嶋輝彦さんによる『姿勢塾』が、某金融機関の若手経営者の会「滴水会」の研修で行われました。



  トップアスリートのパフォーマンス向上からお年寄りの健康維持まで幅広く活躍されている中嶋さんですが、今回は「経営者の会」ということですので、PCの前で長時間作業することの多いビジネスマンの腰痛や肩凝り改善に役立つシンプルな運動についてお話しいただきました。

  人は直立二足歩行をする宿命から常に重力による影響を受けており、身体が疲労したり加齢により筋肉が衰えたりすると、上の写真(左)のように姿勢が歪んできます。姿勢が歪むと筋肉に無理な負担がかかるため、肩凝りや腰痛など身体に様々な問題が生じるようになります。さらに、体の姿勢と精神状態は密接に関連していることが研究により明らかとなっています。様々なストレスの中で日々意思決定を行う経営者にとって、姿勢を正すことは極めて重要でありながら見過ごされていることの一つであると言えるでしょう。

   因みに、上の写真(右)が正しい姿勢です。こういう姿勢でいる人を見ることの方がまずないですね。僕も姿勢には気をつけているつもりでしたが、背骨の正しいS字湾曲のポイントが腰のあたりではなく、肋骨の後ろあたりにあるということは大変参考になりました。

  さて、前述のとおり肩凝り・腰痛などの諸症状は無理な姿勢が維持されること、あるいは外部からのストレス等によって筋肉が常に過緊張状態に置かれることが原因であるわけですが、とりわけ僧帽筋(首から肩にかけての筋肉)とハムストリングス(裏腿の筋肉)が過緊張状態にあることが姿勢の歪みや疲労につながっているそうです。この二つの筋肉をリラックスさせる方法は、ひとつには拮抗筋(当該筋肉の反対側の筋肉)を上手く活用すること、もう一つは人体最大の筋肉でありながら直立したことによって動くことの少なくなってしまった広背筋を柔軟にすることだそうです。



  そのための簡単な運動はわずか3つ。上の写真にある「フェニックス」・「カンガルー」・「チーター」と呼ばれる動作です。具体的なやり方はロコムーブさんのHPで動画を参照できますので是非ご覧ください。



  この簡単な動作を数回繰り返した結果、驚くべき効果が。事前と事後に立位体前屈の計測を行った所、以下のような結果が出ました。

Aさん:+11.1㎝
Bさん:+7.2㎝
Cさん:+7.3㎝

  因みにAさん、年齢は40代半ばです。それがこのわずかの間に+11.1cmも曲がるようになりました(上の写真が動作を行う前のAさんです)。

  個人的にはこれまでも運動後のクールダウンにこの3つの動作を取り入れていたのですが、今回改めてチェックしてみて、だいぶフォームが崩れていたことが分かりました。正しい動作でやらなければ効果も薄れてしまいますね。

「動ける身体」を一瞬で手に入れる本
クリエーター情報なし
青春出版社


  近日、中嶋さんの新刊本と今回ご紹介した3つの動作を詳しく解説したDVDが発売されるそうです(上は既刊)。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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ドラッカーと創造的手法

2015年08月20日 | その他


  8月18日、某金融機関の若手経営者の会「滴水会」の研修に参加してきました。



  今回の講師は、昨年もお招きした株式会社MANY ABILITIESの野原秀樹先生。このブログでもすっかりおなじみとなりました。

  テーマは「ドラッカーと創造的手法(体感ワーク&インプロ)」、野原先生が得意とされる体感ワークによる気づきをP.ドラッカーが遺したマネジメントの視点から考察するという新たなプログラムです。



  ドラッカーが遺したマネジメント論の解説をしてくださったのは、ドラッカー学会理事の上野周雄先生。原著、翻訳本を含む600冊にもなろうかという先生の蔵書の中から、今回のワークに沿ったものを厳選し、解説していただきました。



  行ったワークは、「マネジメントとは?」、「トランプ並べ」、「ペーパータワー」の3つ。毎度のことですが「言うは易し、行うは難し」。頭で分かっていても身体が必ずしも思うようには動いてくれません。他人とのコミュニケーションにしても然り。短い時間でしたが、動学と座学が互いに補完し合って相乗効果を発揮し、より定着しやすい内容になっていたかと思います。



  さて、この日は滴水会の暑気払いでもありました。野原先生、上野先生、ありがとうございました。

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