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バス乗降客調査スタッフアルバイト~大都市交通センサス(2)

2005年11月12日 | Weblog
学園からはまた今きた道を戻り駅行きとなる。あたりは住宅地なので、往路は学生需要、復路は通勤・通学・買い物客などの需要があり、効率の良い路線のように思える。

午前中はこの路線を何往復かする。どちらの折り返し地点も、あまり時間的な余裕があるダイヤではなく、5分前後の待機時間しかない。ひとたび渋滞にはまれば、定時運行ができなくなってしまうだろうが、今日見た限りでは、渋滞はほとんどなく、すべて定刻どおり、あるいは早着する便すらあった。こうした道路状況を把握した上でのダイヤ設定なのだろう。あまり待機時間を取ると非効率である。

11時頃にいったん営業所に戻る。今まで一緒だった運転士は今日の勤務は終了とのこと。われわれの勤務表もここまでのダイヤしか渡されいない。控え室に行き、今までの調査物件のチェックを受ける。チェックをする人は調査会社の人であろう。いつのまにかかなりの人数になっていた。優秀なわれわれは、ほとんどミスはなく、すぐに終了となる。ここで新しい勤務表をもらい、昼食休憩となる。次の出庫は13:17、2時間弱も時間がある。

弁当が支給され、昼食を取る。控え室は、かなりの人、調査会社の人や、調査員やらでいっぱいである。ここでまた人間観察。調査会社の人は、背広の人もいれば私服の人もいる。みんなせわしく「~ダイヤの人はいますか?時間ですよー」と声を張り上げる。ダイヤ番号で言われても、調査員はいちいち自分のダイヤ番号なんて覚えていない、自分が呼ばれていることに気づかない人が多いようで、なかなか人がみつからない。調査会社の人間はたくさんいるが、どうも役割分担ができてないようで、手際が悪い。組織としてうまく機能していないようだ。

ついでに調査員を人間観察。男性が9割以上。みんな定職をもっていなさそう。年齢層は幅広かった。このような交通調査ばかりやっている人もいたようで、さっそく次のお仕事を見つけるため電話している人も見かけられた。

あとは弁当を食べながら、相方と談話して時間を過ごす。話していて気づいたのだが、なんとこの人、自分と同じ大学の卒業生であった。学部は違ったが、往年の大学の話を聞く事ができた。なんとなく親しみを感じる人であった。なんでも演劇関係のお仕事をされていたそうで、今は自分のやりたい事をやるために、会社を辞め、時たま金稼ぎの為にこのような調査に参加されるそうである。

そうこうしているうちに、出庫時間となり出動。先ほどとは違う運転士とご一緒する。午前中とは違う路線を走る。