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886人

2007年06月07日 | Weblog
今日の朝日新聞夕刊一面の記事によると、去年一年間に全国で自殺した人のうち、学生・生徒が886人と統計を取り始めた78年以降最多を記録したという。自殺者の総数は3万2155人。

886人というと一日で2~3人の学生が自ら命を絶っている計算になる。正直、多さに驚かされる。

以上は前置きで、自分は人の命について、小さい頃以下のような考えを聞かされた。

「人は神様からなにかしら、その人がすべきことを授かって命を与えられた。それは例えば車にひかれそうになる子犬を助けること、それだけのことかもしれない。」このすべきことが終われば、その人は天に上る、というのだ。

この考えにのっとると、もちろん自殺は悪になる。神様から授かったすべきことを全うすることができなかったのだから。まさか自分の命を絶つ、ということをすべきことに設定しているわけはなかろう。

そして、自殺に追い込んだ周りの人や環境も悪になろう。その人のすべきことの遂行を邪魔するか、あるいは手助けできなかったのだから。

さらに、世の中には”生きるべき人”も”死ぬべき人”もいないことになる。以前に当ブログで、結婚したばかりの男性が相方を残して亡くなってしまったことを書き、自分は”生きるべき人が生かされない”と書いた記憶があるが、この考えは間違いになる。きっとその人も”すべきこと”を成し遂げて、神が天に呼び戻したのだろう。相手の女性のために存在するよう、神は男性に命を与えなかった。だからといってその結婚が間違えということにはならないが、受け入れるべき悲しみということで女性は処理しなくてはならない。

また、重罪を犯し、死刑を宣告されている囚人だって、死刑を執行されるべきではない。その囚人はなにかしら、すべきことを残しているのだ。それを邪魔してはなるまい。


自分が小さい頃聞かされた命についての考えにのっとると以上のように考察できよう。これはあくまでも一つの考えであって、もちろん正解でも、不正解でもない。そもそも、命は神から授けれるものなのか。そもそも神の存在って何なのか。上記の考えは多分にキリスト教的な要素が含まれていると思われるが、もし、この考えを信じるのなら、自分のすべきことはいったい何なのか。それはいったいいつなのか。生きる動機にもなるのかもしれない。

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4 コメント

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シャングリラ3が始まる。 (daisuke)
2007-06-13 01:03:00
コメントを書いてみる。
文面から誰か判断してね。
「人は神様からなにかしら、その人がすべきことを授かって命を与えられた」
って俺もどこかで聞いたことがあるけど、
でも、本当にそうだろうか?
だって、子供って親が恣意的に作ったものじゃないの?って思う今日この頃。
そこに神が介在する余地があるだろうか?
そもそも神は人間が作った想像上の概念だと思っているし。
心がすさむとこうなるのだよ・・・
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Unknown (harborbeeline)
2007-06-14 02:25:27
神もまた、人間が恣意的に作り出したもの・・・かもしれないね。

子どもは、コウノトリが運んできてくれると信じているよ。僕は心がまだすさんでいないから!
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Unknown (かっきー)
2007-06-14 22:06:15
僕は親に子作りに関して嘘をつかれたことはありませんよ笑 かといって深く説明された覚えもありませんが…
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Unknown (harborbeeline)
2007-06-14 23:31:15
>かっきー

深く説明されなくても、小さい頃から1から100まで全部知っていたんだろうね。
ってか親からは説明されたくないな・・・。なんか聞きづらい気が。
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