かってな投稿ばかり重ねてしまっています。
鈍感・遅鈍・身知らずなぼくでも、すこししばかり気が引けてきております。
しかし、でもまた、今宵も書かせていただきます。
またかと思われる方がおられましたら、どうぞ気にしないで無視していただけたらと思います。
そもそも、こうした投稿に気がついていない方がほとんどなのだと思います。
それから、tさんにご紹介いただいた『モルヒネは鎮痛剤の王者 あなたの痛みはとれる』
中日新聞社刊、をきょう図書館から借りてきました。とりあえずざっと見たのですが、これは買う
べき本だと思いました。第1章は(モルヒネは)「神様の贈り物」。内容については、全体のバランス
も気に入りました。読みやすいし千円はほんとうに安いとおもいます。じぶんの必携品の一つにな
りますね。紹介していただいて感謝です。
その昔ターミナルケア―が話題になりはじめた頃、ブロンプトン・カクテルという鎮痛液(お酒などを
モルヒネなどと混ぜる)のことを聞いたことを想い出しました。
しかしとにかく、この本があれば安心です。そうした事態になっても心配することはなさそうです。
それから、過日のDさんからのコメントについては、たくさん書きたいことがあります。
それで、少しずつぼちぼちとでも書いていってみようかなとおもうのです。
Dさんのコメントについては、Dさんの許可を得ていますのでここに再録します。
「先ほど投稿したら届いてなくて要点を再投稿します。
鳥越さんのがんサバイバーとしての発言を支持します。ガン経験者の言葉は第三者には
及ばない説得力があります 。su-さんの信奉する近藤理論はがんサバイバーに希望や
可能性を失わせるものです。ガンに抗するのは金と時間の浪費、関わらないのが賢いのか。
医学も含めての科学は日進月歩です。五年後には全く新しい発想のがん撲滅薬は登場します。
人間の生存欲求は今後も大脳を飛躍的に進歩させるでしょう。先日、テレビで「時空を越えて、
宇宙人との遭遇」を見てそう思いました。」(便宜上行変えをしました。またコピペです。)
Dさんのコメントについて、ここでぼくもコメントを書かせていただくことになるわけです。
ふたりの間にある論点もどきは、①近藤理論の誤謬とその結果としての社会的悪影響につ
いて。②科学(各医学・脳科学・薬学・各生物学…)の進歩への期待とがん撲滅の可能性
について、などでしょうか。こうした問題について、ぼちぼちと対話もどきをしていけたら僕に
とっては最高にすばらしいと思えることです。
とっても有り難いことだし、また、もしかしたらネット上の不特定者にもお寄りいただけるかも
しれません。以前、このブログのアクセスランキングをみたら、長尾和宏医師について書いた
個所が上位になっていたように思いました。
いずれにしてもぼくは、近藤医師の本を中心に、それに関連した雑誌や切り抜きを読み直し
てみようと思っています。近藤医師の本はたくさんあるのですが、最近のもの以外はほとん
ど読んでいないわけです。もちろん前書きと後書きは必読でよんだのですが。
とにかく、こうした意見交換をする場合の願いごととしては、お互いの間での(Dさんと僕
との間に限ることなく)公開合評会のような、自由で忌憚のない意見の交換が出来たら
いいなとおもいます。 そうした相互検証作業もどきのなかで、お互い様にじぶんの現在
の意見について少しでも客観的になることができて、以前よりも深まりや広がりができた
らいいなと思います。ぼくには頑迷固陋な面がつよくあってとても難しいことなのですが。
きょうは序章的な位置づけで上記のことを書かせていただいた、ということにしてみたいと
思うのです。そのような次第ですが……
それから、今宵の最後に、
ぼくがじぶんの生命について考えてみるときの前提というか、覚悟のようなことがらがいくつかある
のですけど、そのなかのひとつの前提(方向性)として、谷川俊太郎さんの「さようなら」という詩を
アップしてみます。写真のほうはすこし読みにくいので、写真版の下に活字版を書いておきます。
さようなら
私の肝臓さんよ さようならだ
腎臓さん膵臓さんともお別れだ
私はこれから死ぬところだが
かたわらに誰もいないから
君らに挨拶する
長きにわたって私のために働いてくれたが
これでもう君らは自由だ
どこへなりと立ち去るがいい
君らと別れて私もすっかり身軽になる
魂だけのすっぴんだ
心臓さんよ どきどきはらはら迷惑かけたな
脳髄さんよ よしないことを考えさせた
目耳口にもちんちんさんにも苦労をかけた
みんなみんな悪く思うな
君らあっての私だったのだから
とは言うものの君ら抜きの未来は明るい
もう私は私に未練がないから
迷わずに私を忘れて
泥に溶けよう空に消えよう
言葉なきものたちの仲間になろう
皆さんもご自分の考えなど、匿名でも結構ですのでまた良い情報提供も心より御願い申し上げます。
仲間だけででなく多くの人の参考にもなるのですから