いつも心に太陽を

今日のできごと、好きなもの、気になること、
つれづれを綴ります。

同郷のヒト

2012-07-03 20:09:19 | 読書~Bookworm
中村航さんの 「あのとき始まったことのすべて」 を読みました。

彼の文体は、やわらかくて、やさしくて、清らかな感じ。
ちょっと “不思議ちゃん” なエッセンスも散りばめられてて、
心が洗われたり・癒されたり、好きな作家の1人です。

同郷ということもあってか、文中で親近感がわくこともしばしば。
今回のシーンは、新幹線の車内アナウンス(英語版)。
Ladies and gentlemen.
We will soon make a brief stop at Nagoya.
Passengers going to the Tokaido, Chuo, Kansai, Meitetsu, and Kintetsu Lines,
please change trains here at Nagoya. Thank you.

(ちなみに、声の主はドナ・バークさんという、シンガーソングライター
兼ナレーターだと、先日テレビ番組で紹介されておりました。


中村さんも、何度もこのフレーズを聞いて、「帰ってきた」ってことを
実感されたんだろうなぁって思いました。


さて、本題です。

このお話を読んでいると、ノスタルジックで、切なく愛しい気持ちを
チクチクと刺激してくる感じがしました。
話の続きを想像すると、ほのかな幸福感も湧いてくる。

ちょっといいな 
と思った言葉を、覚え書きに残したいと思います。

多分、この世には偶然と奇跡と陰謀しかない。

まだわからないことは、今考えてもしょうがないと思う。

そっちのテキストのほうを思いだすようになる。

ある物事に対して全肯定とか全否定とかはあり得ない。
あるのは優先順位だけ。
コメント
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