山田洋次監督が選んだ日本の名作 100本 喜劇編
何気なく見ていたTVから懐かしいお顔が見え、ほんわかと当時に帰れた映画でした。
昭和30年代、まだ人人は老人問題は視中には無かったと思いますが、こんな映画ができていたんですね。
北林谷栄とミヤコ蝶々の2人が、浅草で出会い共に1日を過ごすことになる。 お互いのおかれている環境は、
二人とも知らず、十朱幸代の勤める食堂でやっと笑顔の出る気分になれた。
ミヤコ蝶々は、気を使いながらの息子との同居生活に疲れ果て自殺する覚悟で家を出てきていた。
一方の北林谷栄は、老人ホームを抜け出したくて、浅草にきていた。
家族との煩いの中にいるより、ホームがいいとミヤコ蝶々は思うようになり、家を出ると家族に宣言する。
ホームにいる面々もなつかしい人ばかり、飯田蝶子、浦辺粂子、東山千栄子、沢村貞子、岸輝子、原泉、
左卜全、中村是好、殿山泰司、渡辺篤、木村功、伴淳三郎、三木のり平、渥美清、田村高広、小沢昭一・・・・
もう皆故人。村瀬幸子、市原悦子、十朱幸代が、10・20歳代で出演しています。
今ではもう見られない名優のメンバーです。味があって良かったわ。もう一度見たい!
原作・脚本 水木洋子 監督 今井正 1967年制作
原作者の先見性、監督の捌き、各俳優の芸に圧倒された90分でした。
今日の日めくりカレンダー Every so often I do. ときどきやります。