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大学時代,
皆川達夫先生に
<死ぬまでに、玉三郎と森下洋子さんだけは見ておきなさい。>
と言われた。
森下洋子さんのバレエは幾度も見る機会が訪れたが
玉三郎さんは、今回はじめて。
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牡丹亭上海公演が行われた蘭心大劇院
昆劇、という
日本の歌舞伎よりも長い、
600年という伝統を持つ中国の伝統芸能。
中国人でも難しいといわれるその昆劇に
玉三郎さんが精魂こめて挑んだ。
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ストーリーは
南安太守の令嬢・杜麗娘(とれいじょう)は、
春のうたたねの夢に柳夢梅(りゅうむばい)という若者と出会う。
瞬く間に恋に落ちた二人は、13人の花神たちの祝福の中で結ばれたが
気がつけばそれらはすべて夢の中での出来事だった。
夢の中での恋が忘れられず、
柳夢梅への思いは日増しに募り、
その思いのあまり杜麗娘は病をわずらい
はかなくこの世を去ってしまう。
しかし、二人の愛は
不思議な導きで蘇る・・・。
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本当に美しく
はかなく
優しく
そして、艶やかな杜麗娘を
玉三郎が見事に演じる。
私は上海公演の初日に
ご招待を受けたのだが、
観客は日本人が多いと思いきや、
VIPの席も殆どが中国の皆さん。
中国の皆さんも玉三郎さんの演技に釘付け。
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こんなに素晴らしい文化交流があるだろうか。
玉三郎さんはもはや
日本の宝だけではなく
中国、アジアの宝。
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なんと、私は公演終了後のレセプションに参加して
<生(なま) 玉三郎さん>
にお会いすることが出来たのだ
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生 玉三郎さん 目の前ですっ
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”わたくしは、芸のこと以外
何もわかりません。
芸の道を、ひたすらに歩いてまいりました。”
玉三郎さんは
あれだけの公演をなさった後だというのに
お疲れも見せず、
皆様にご挨拶された。
他の方のスピーチを聞きながら
顔を赤らめる玉三郎さんを間近に見てしまった私。
女性としての恥じらい、みたいな表情やしぐさを
お勉強させていただいているような気さえしてきた。。。
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パーティーはなんと真夜中近くまで続いた。
この公演を応援していた
上海総領事 横井様ご夫妻と
今回、上海でご自分の友人達との会食会に
私を招いてくださった柴さん(中国の方)と記念撮影。
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上海での、玉三郎さんの昆劇。
一生忘れることの出来ない
素晴らしい舞台の、話。
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