Happy-sanになろう!

Happy-sanな日々をご紹介するブログ。旅のお話もいっぱい♪

太郎ちゃんと、花子ちゃん

2009年07月28日 | friends
太郎ちゃんと、花子ちゃん




どうも、ボイド・タイムにはまりこんでしまったようで。


風は吹いているんだろうけれど
私のところだけ、無風地帯というか、

ビュンビュン風の勢いで回るはずの風車が
一向に回らない。


そんな、感じ。






ボイド・タイムとは

月のボイド・タイムというのがあるそうで
ものごとのつながりの糸がなくなるような時間帯のこと。

メールを出しても届かなかったり
電話をしても誰にもつながらなかったり、
いつもならつながることが、つながりにくくなったりする・・・
そんな時間帯のことをいうらしい。


まあ、
友人達に言わせると

私はいつも忙しそうにしているから、
こういうブログを書くと

”そういう時もあっていいんぢゃないの?

と言われそうだ。









さて、今日のタイトル

<太郎ちゃんと、花子ちゃん>。

今日習ったばかりの中国語読みだと
太郎は、(タイ・ラン)と読むのだそう。

まあ、たろうでも、タイ・ランでも、いずれにしても
私には<太郎ちゃん、花子ちゃん>という間柄の友達が、いる。


以前、この私達の関係を
スピリチュアルマスターのMasakoさんに聞いたら

”ああ、貴女たちはね、
太郎ちゃんと花子ちゃん。 
つまり、いつもだいたい同じ時期に生まれてきて
近所に住んでいたり、同じようなことに興味があったりして
いつも、友達。幼馴染ってとこかな。”

と言われた。


”ふうん。


なんか、納得。


別にいつも連絡をとりあっているわけでもないし、
大恋愛になるというでもないし、
けんかもするし、
だから、1年くらいとか全然会わないこともあるし。

でも、キホン、仲良しだ。






幼稚園時代を思い出してほしい。

太郎ちゃんと、花子ちゃんは
仲良しだけど、けんかもする。

いつも一緒、というわけでもない。

太郎ちゃんは、太郎ちゃんの友達がいて
花子ちゃんは、花子ちゃんの友達と遊んでいる。

でも、

花子ちゃんが誰かにいじめられたり、
困っていたりすると

太郎ちゃんは
花子ちゃんの側に登場する。


そんな、太郎ちゃんがいてくれることに
花子ちゃんは慰められたり、
元気をもらったりする。








毎回生まれてくるたびに
友達として存在してくれる、
不思議なご縁の、太郎ちゃんがいてくれることに
感謝しながら、

このボイド・タイムから
脱出しよう。









アガサ・クリスティー

2009年07月26日 | mama
アガサ・クリスティー



今朝、羽田空港から息子は
奄美大島から船で1時間ほどの無人島へ出発した。


実はこの<奄美大島無人島サバイバルキャンプ>
に参加するのは2度目。

1回目は小学3年の夏だった。

本当の無人島なので

・水道
・電気
・ガス

いわゆるライフラインは何も無い。


飲み水は奄美大島から船でタンクに積み、
それを沸かして飲む。
あとは、
全部、海で。 

お手洗いも、砂を掘り起こして。

漂流したアザラシみたいに
砂浜にシュラフを並べて、星空を見上げながら、就寝。


という、
本当のサバイバルの6日間を過ごす。


小学3年の夏休みが終わった後の
<自由研究発表>で
息子の

<無人島サバイバル体験>の発表には
学校の先生たちも大注目だった。

それほど、

サバイバル、な体験をするのだ。






出発前。これから奄美の無人島へ。



小学3年の夏、息子は正直
このキャンプでバテた。

それが悔しかったのか、受験が終わった
中学1年の夏に、
必ずこのキャンプにリベンジで参加したいと
ずーっと希望していた。


せっかく受験が終わった夏だから

マミィとオキナワぢゃない?

と思いながら、息子の無人島サバイバルへの思いは強く

今日、旅立っていった。



私は美しいホテルや宿が大好きだが(ふふふ

男の子というか、男性は

”自分の枕ぢゃないと眠れない。”

みたいな神経質でひ弱な男性はちょっと・・・


何かあっても

”大丈夫だよ。”

と言って助けてくれるような男性が好きだし、
息子にもそういう男性に育ってほしい。


ので、

<無人島サバイバル>。




キャンプのリーダーとなるお兄チャマたち




私はまだ夜明け前の午前3時半に起きて
おにぎり弁当を作る。


5時くらいになると明るくなり
まだ少し涼しい。


”仕事が出きる人は朝早起き。”

というのも納得出来る。

これからまだまだ1日は長いし、

すっきりした朝の空気はクリエイティブに効きそうだ。


・・・しかし、低血圧の私は
分かっていながら、
この時間、起きているのは年に1~2回ほど。






さて、今日のタイトルが何故<アガサ・クリスティー>かというと・・・


昨日、息子がソファでくつろぎながら
<アガサ・クリスティー>の伝記マンガを読んでいた。


”あのさぁ、ママもアガサ・クリスティーみたいなのを
 目指したら、いいんぢゃない?


と息子が言う。


”アガサ・クリスティー? 何で??”と、私。


息子は”ほら、これ、いいと思うよ。”と
その本を私に渡してくれた。


アガサ・クリスティーは推理小説を書き
それが売れるようになってきた頃、夫と上手くいかなくなり
離婚する。


しかし、その後
考古学をやっていた14歳も年下の男性と再婚する。

その男性は、年齢の差や
アガサ・クリスティーの高名など気にせず、
アガサ・クリスティーの活躍を支え、
二人は考古学、という共通の趣味を持ち
生涯、幸せに暮らすのだ。


つまり、息子は
そういう男性とめぐりあうと
私も幸せになれるよ、

と言いたかったのだ。



・・・うぅぅ泣ける。


というわけで、
息子のアドバイスが<アガサ・クリスティー>というわけ。




息子の飛行機が無事離陸したのを見届けて
私は羽田を後にした。



思いっきり広がる夏の空を仰ぎながら、

<アガサ・クリスティー>的自分に
意識を向けてみようかな。

と、ふと思ってみたりした。






AI WEI WEI展 内覧会&レセプション

2009年07月24日 | 波動をあげよう!
AI WEI WEI展 内覧会&レセプション



六本木ヒルズの森美術館で
明日7月25日から11月8日まで行われる

AI WEI WEI~ACCORDING TO WHAT?

の内覧会とレセプションに出かけた。








アイ・ウェイ・ウェイさんは1957年 北京生まれ。
現代中国を代表する詩人 アイ・チンを父に持つ。

北京オリンピックスタジアムの設計で
ヘルツォーク&ド・ムーロンとのコラボレーションで
国際的な評価も高い現代中国を代表するクリエーター。






1トンのお茶
雲南省のプーアール茶を大きさ1立法メートルで
重さ1トンに圧縮した作品




Tea House





今回は森美術館の南條館長の試みで
アイ・ウェイ・ウェイさんら出展者の賛同を得て
館内の作品を撮影出来ることになっている。

今までとは違った芸術の楽しみ方の提案。
色々クリアしなければいけないこともあったそうなのだが。

というわけで、私も気に入った作品を撮影。






Bowl of Pearls


大きな盛り塩?

いいえ、この中には真珠が。。。

中国は今、養殖真珠が世界一なのだそう。

一粒の真珠の高級感に対して

養殖の淡水パールは人工的で大量生産されたものなので
その一粒の貴重さは希薄になる。

アイ・ウェイ・ウェイさんの、メッセージが
盛り込まれていそう・・・な作品。





皆既日食フィーバーにあわせたような、
花梨の木で作られた<月>の箪笥




フォーエバーの自転車42台を組み合わせた作品




新石器時代(5000C~3000BC)の壷に
工業用の塗料を・・・



レセプションでは
Nicholas Feuillatteの
シャンパーニュが振舞われ、

森美術館の理事長さまや南條館長、
そして
アイ・ウェイ・ウェイさんのご挨拶。






展示の会場で
作品の説明をしてくださった学芸員のお姉さまが

”アイ・ウェイ・ウェイさんは
私より年が一つ下なんですけど、
結構、私のタイプなんです。。。

とおっしゃっておられた。


・・・確かに。

大きなカラダと優しそうな目は
私も好きなタイプかも。



現代アートの中に
美しい中国古来の芸術も見え隠れする
アイ・ウェイ・ウェイ展。


この夏のお出かけリストに
プラスしてみてはいかがでしょう


http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/

<http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/
作品 アイ・ウェイ・ウェイ氏


神様のいる、空

2009年07月24日 | Earth(地球の、こと)
神様のいる、空







先週の日曜日、空には神様が。


きれいな雲だなぁ・・・とうっとりしながら
夕方近くになり、ベランダのフラワーポットに水をやった。

それから数分後、
息子が大きな声で叫ぶ。


”すごい虹っ。まん丸、まん丸の虹だよっ


夕食作りの手を止めて、
息子とふたり、ベランダへ。








なんと、ダブル・レインボー




色もくっきり、鮮やか。


大きな、大きなまあるい虹。

東京の空にこんなに大きな虹が今かかっていることを
どれだけの人が気づいているだろう。

みぃんな、今、空を見上げれば
きっと幸せになるのに。

あるいは、幸せの予感を感じるだろうに。


虹が出たのは東の空。

振り向くと、西の空はもっとすごい・・・。









まるで、
イタリアの美術館で見た宗教画のような空。

こういう空を見たのは、はじめて。

空が黄金色。

言葉を失う。 息をするのも忘れるほどの圧倒的な、空。






この間の、七夕の満月といい
この日の、ダブル・レインボーと黄金の空といい

東京の空が
こんなに美しいのは生まれて初めてかもしれない。

地球の波動があがっている、ということを
実感しないわけには、いかない。

まるで、
これは、楽園の空。 天国の空。 神様のいる、空。






この大きな白い翼は
エンジェル、というよりも、神様という気が、した。


皆既日食が起きる数日前の、

神様が特別に用意してくださった

美しい地球への、メッセージ。



空を、見上げてみよう。



メロン狩り

2009年07月20日 | せずにはいられない・・旅の話
メロン狩り



作物収穫体験というと、

いちご、ぶどう、なし、みかん、りんご、さつまいも・・・。


蒲郡オレンジパークに

<メロン狩り>と書いてあって

果物好きの息子と姉と姪っ子リィちゃんが反応を示した



メロンがりぃ?

少々疑問を抱きつつも、ひとまず
蒲郡オレンジパークへ。





ありました、ありました。

ビニールハウスの中に
立派なメロンが・・・。

息子とリィちゃんが鋏を持って、トライすることに。

網目が細かく、
手にとって重いものを選んでください。

と係りの方から指導。


真夏のビニールハウスの中は暑い。





ひとつひとつ
丹念にメロンを吟味して、

ようやく、1つ、収穫。


今日収穫したメロンの食べごろは
26日くらいらしい。

それまでは、常温で横に寝かして

毎日、少しづつ、回転させるのが
美味しく頂くコツなのだという。


・・・なんか、ワインみたいぢゃない?







収穫した後は
試食の時間。


食べごろのメロン、2切れを頂く。




香りも柔らかく、とっても甘いメロン







メロンの季節が終わると
すでに
小さな葡萄がたくさん実をつけていた。

夏の終わり頃から秋には美味しい葡萄がたわわに実ることだろう。



スーパーマーケットに並んでいる果物だけではなく
たまにはこうして、

実際に実をつけているのを収穫してみると

自然の恵みと
作ってくださる方への感謝も、感じることが、出来る。


いかがですか?
夏の思い出に、果物収穫体験。






夏休み、はじまる

2009年07月19日 | せずにはいられない・・旅の話
夏休み、はじまる



夏休み。

4月に寮生活をスタートした息子が夏休みの帰省をする。
なんと
贅沢にも、
姉と姪っ子3人と私の4人で息子を迎えに。


そして、いきなり、<夏>をエンジョイ

学校から数分のところには

<ラグーナ蒲郡>というレジャー施設があり、
ここには

流れるプール、波のプール などなど
とっても充実したプールがある。



1学期の期末の結果はさておいて、

まずはプールへGO



ティーンエイジャーになっても仲良しの姪っ子と息子の3人、
そしてブログ初登場の姉(浮き輪)




ゴールデンウィークの帰省の時に
ほぼ背丈が同じだったので
夏休みにはきっと、私の背を越しているだろう・・・と
期待していた私。

やっぱり、とうとう私の背を上回った息子。

この日をとっっても、楽しみにしていた。

母親にとって、息子に背を抜かれるのは
なんというか、とっっても嬉しいこと






プールサイドになにやら不思議なテントがあった。






この3人、いったい何をしていると思います???


よおく、足元を見てみると・・・




ひぇぇぇぇぇっ・・・

ありえないっ・・・。


なんと、この小さな魚は<Doctor Fish>といって
皮膚の角質を食べるという
なんとも奇妙な性質をもつ、魚。

この魚のいるプールに足や手をつけて
数分すると、お肌がツルツルになるという。

う~っ、やだやだやだぁ~

私一人、参加せず。

魚大好きな姪っ子のゆうちゃんと
息子は楽しんでおりましたが。。。



ラグーナ蒲郡の夕焼け


夕方にはプールを後にし、
ラグーナ蒲郡の近くの宿に移動。

ここのテラスからはラグーナで打ち上げられる花火が
見られるという。


夏のはじまり、は
やはり
プールと、花火。










さあ、夏休みが、始まった。

Vin Passion Night

2009年07月16日 | friends
Vin Passion Night



昨夜、株式会社 ヴァンパッシオンの
5周年記念パーティーが行われた。





5周年を記念して
事務所も東京タワーが望める愛宕に移転。

事務所の移転と5周年、とってもおめでたい
<Vin Passion Night>。




社長のカワカミさんとナガノ先生


3年前だったか、
ナガノ先生にカワカミさんをご紹介いただいた。

同世代なのに
ワインの会社を立ち上げられて、
それだけでも凄いのに
すごいファイトと、社名にもなっている<Passion>で
毎年、ぐんぐん成績を伸ばされ
一躍、ワイン業界で注目される会社に育てた
<カリスマ経営者>。


私の中国での活動にも理解を示して
応援してくださる。

同世代ではなかなかこういう方はいらっしゃらないので
とても嬉しい


カワカミさんもアジアへの想いがあり、
いわば、<アジアン>なお友達、でもある。





パーティーは愛宕グリーンヒルズの2階にある
<J・H・V>で。

まずは社長のカワカミさんから
5年間を振り返ったり、
今後の抱負などをパワーポイントを使用して
ご挨拶される。

本当に自宅で会社を立ち上げられてから
5年間、頑張られたのだなぁ。。。

ココロから、拍手








ヴァンパッシオンはカワカミさんの
スペシャルな審美眼で選びぬかれたワインだけを
取り扱いされている。


この日、私が楽しみにしていたのが

<鳥居平今村>のワイン。


フランスのワインの取り扱いが多いなかで
カワカミさん、イチオシの国産ワイン。



鳥居平今村の3代目ご当主と、4代目になられる英香さん


鳥居平は勝沼の中でも特別な畑で
”日本のロマネ・コンティー”と称されている。
最高級の葡萄からこだわりのワインを作っていらっしゃる。

”100年セラー”

もあるとのことで、次回
ナガノ先生とご一緒に鳥居平に伺わせて頂くお約束をする。





日本を代表するワインジャーナリストの有坂芙美子先生が
乾杯のご挨拶。

そして、鳥居平3代目ご当主からも温かいご挨拶があった。



カワカミさんは早稲田大学出身のラガーマン。
その熱い<Passion>で
これからも、素晴らしいワインを日本の私達に
届けてくださることだろう。


5周年、おめでとうございます!!







花巻温泉~佳松園

2009年07月13日 | 旅館&Hotel
花巻温泉~佳松園



花巻温泉の一番奥、
深い緑に包まれた瀟洒な宿が佳松園だ。





到着後、まず案内されたロビーの窓からは
篝火がたかれる美しい石庭が広がる。






案内された部屋は2階の和室。

清潔に整えられた部屋。
檜の内風呂もあるが、ここは温泉ではないので
同じフロアにある大浴場に是非行ってください、と仲居さん。




部屋の窓の外は
赤松が立派にそびえ、深い緑と
どこからか、川のせせらぎも聞こえてくる。


遠野の旅を終え、お茶をゆっくり頂いてから
お楽しみ、の温泉へ。





あれ、どこかの温泉に似ているなぁ・・・

そうそう、軽井沢の星野温泉
とんぼの湯、のつくりにとても良く似た浴場。

大きな窓の外は深い緑。




檜でつくられた、露天風呂。

お湯は重曹泉で
ツルツル、ヌルヌル。
お肌に良さそう。


湯上りには<りんごジュース>も用意されている。
湯上りの休憩所には
CDが聴けるようになっていたり、
マッサージチェアなども・・・。

どの部屋に行っても
窓の向こうは深い緑。







食事は土地のものを中心に
品の良い味付け。





遠野と花巻の中間の宮守あたりは
わさびの産地。 まろやかで、ぴりり、と効く、美味しいわさび。





夜は、マッサージをお願いしたのだが
これが失敗。

目の不自由な男性だったのだけれど
マッサージの箇所があれれ・・・。

”あの~、肩とか首とかお願いしたいのですが。”

マッサージをうけて
最高に不愉快な気持ちになった。

一人旅の時には、
女性のマッサージを指名しないと、駄目だということを学ぶ。

宿の人にこの件を訴えても
大した反応もなく、そこも更に

ここは、ロケーションも、設備も、温泉も最高で
私が泊まり歩く旅館の中でも最高ランクに入るのだが
この1件でのフロントスタッフの冷たい反応に





気を取り直して、朝食。
静かな、山の朝。

岩手では、ずーっと車窓に水田を見てきたので
やはりいつもより、ご飯が美味しく感じる。


マッサージの件が無ければ
この静かな、贅沢な宿は本当に素晴らしかった。


花巻に来ることがあれば、またここを選ぶだろうけれど
その時は必ず、マッサージは女性、の指名で。


帰りの新幹線は<やまびこ>。
東京駅まではかなり時間がかかるので
駅弁を用意。




宮沢賢治の<注文の多い料理店>弁当。

宮沢賢治は<アメニモマケズ>の詩の中でも
自身の食生活をうたっているが

パッケージの可愛らしさとはうってかわって
中味はシンプルで、ベジタリアン。

このベジタリアンなお弁当を食べながら
3泊4日の、岩手の旅を、終えた。


夏が始まる前の、
静かなひと時。 

ココロに、沢山のお土産を詰め込んで。。。

モノノケと神々が棲む、遠野~その2

2009年07月12日 | 神社めぐり
モノノケと神々が棲む、遠野~その2








青い空、不思議な雲たち、そして
青々とした大地。

ただそれだけが広がって
そこには殆ど車もなく、人すらいない。

ここの住人はやはり
モノノケと神々


私たちは細い山道を奥に、奥に進んだ。

到着した先は<五百羅漢>。




江戸時代、遠野を襲った大飢饉の犠牲者を供養するために
大慈寺の義山和尚が
ここ一体の自然石に500体の羅漢像を彫った。

苔むした石から
石仏が浮かび上がる。




今でもこうして彫られた石仏のうち380体が判別できるのだという。




岩は苔むしているのに
顔だけがこうして浮かび上がっている。

・・・あまりの神秘的な、かつ荘厳な空気に包まれたこの場所では
言葉を失う。



次に向かったのは<卯子酉様~うねとりさま>。





とっても可愛らしい古社。

ここは縁結び信仰の集まる神社で
古くは<遠野物語 拾遺>にも登場する。




この赤い布は<縁結び>のお願いでいっぱい。

そう、この赤い布に

左手で、願いを書き、
左手で、木の枝や注連縄などに結ぶと、成就すると言い伝えられている。


私は大興奮で、
早速左手で書き始める。

タクシードライバーの佐々木さん
そんな私を見て、気を遣ったのかどうか

”恋の願いだけぢゃなくて、
 家族の幸せとか、一般の縁結びでもいいみたいですよ。”


いえいえ、お気遣い無く。
私はちゃあんと、恋のお願いに来ていますから。


私が左手で願いを書いていると
隣で畑仕事をしていたおじいさんがやってきて

佐々木さんに話しかけた。

”愛宕神社で、熊が出てよぉ。”

ここ遠野は熊が度々出没するのだという。

実はこの、卯子酉様をお参りした後、
愛宕神社に行く予定にしていたのだが

その日、赤い服を着ていた私はやめておいたほうが
いいかも、ということになり、
愛宕神社は見送ることに。




境内は木の枝などにも恋の願いで、いっぱい




こうして、不思議な伝説のまち、
遠野の旅は終わった。


私のその日の宿泊は遠野から車で50分程度はなれた
イーハトーブ花巻。

イーハトーブ、とは

宮沢賢治のつくった造語でエスペラント語風に

イー=岩手
トーブ=理想郷

イー(岩手) は、
トーブ(理想郷)である、という意味らしい。



花巻温泉でのひと時は
次のブログでご紹介。







モノノケと神々が棲む、遠野~その1

2009年07月11日 | 神社めぐり
モノノケと神々が棲む、遠野~その1






盛岡から特急はまゆりで遠野まで約1時間半。

日本の原風景、ともいわれるこの遠野は
あたりいちめん、青々と風にゆらぐ水田や
実りを待つ畑が広がる。






北海道からやってきたアイヌの人々によって
遠野は開かれたのだと言う。

民俗学者 柳田国男が遠野土淵山口に住む
佐々木喜善から採話した、

遠野に伝わる山の神、山人、河童、
ザシキワラシ、などの民間伝承の物語をまとめた
<遠野物語>で有名な地。


まずは、かっぱに会いに。


かっぱ狛犬と


常堅寺には、かっぱ狛犬、というのがいて
狛犬の頭がへこんでいて、水が溜まっている。
火事になったとき、この狛犬が頭の水で火消しをしたのだそうだ。


そして、この寺の奥に<かっぱ淵>が、ある。



かっぱがすい~っと泳いできそうな、
澄んだ小川。




かっぱは、悪戯をしたのに
命を助けられた御礼に、人間に何かしたいと考え、

<お乳>が良く出るおまじないを残していった。
このお堂の中の<お乳>の形をしたお手玉みたいなものには
母乳が良く出る、といったご利益があるそうだ。


う~ん、
せっかくだけれど、今の私には必要なし。




かっぱが泳いでくるのを
しばし、かっぱ淵に座って、待ってみた。




ここで、自慢。

エヘン。 これは、<ホップ>。
そう、ビールの原料。

11月にはこの遠野のホップのみを使った
<遠野産ホップ 限定 一番搾り
が、

ほんのわずかの数量出荷されるのだ、と言う。


タクシー観光のドライバー、佐々木さんが

”送ってあげますよ。11月頃になりますけど。”


やったぁぁぁぁ


ということで、この遠野のホップの一番搾りを
秋に堪能することが、出来る、という自慢。ふふふ




のどかな、田園風景が続く。
こんな水車小屋も・・・。


実は、私は早池峰神社に行きたかった。
でも、ちょっと遠い。
最初はあきらめていたのだけれど
どうしても、ココロの中で<早池峰神社>が消えない。

思い切って佐々木さんに

”やっぱり、早池峰神社、行きたいですっ!”とお願いした。

タクシーで片道30分ほどかけていくが
佐々木さんも、大好きな場所だと言う。





途中、重端渓という美しい渓流の場所を
案内してくださった。




パワースポットでもある、早池峰神社。

不思議な、山の神様がいらっしゃるような、神秘的な、神社。




木々が立ち並ぶ、参道。

木々の間から差し込む光に
身もココロも洗われる。


この神社のすぐ近くには

ザシキワラシに高い確率で
出会うことの出きる民宿がある。

妖怪マニアとかには、有名らしい。


わざわざ、そこに泊まらなくても、

神社の境内や
水車小屋の後ろ、清流の近くなどに

たくさん、

モノノケが楽しそうに隠れているような・・・

そんな、気がする。



遠野の旅は、まだ続く・・・。

もてなしの心向上の、講演会

2009年07月10日 | work
もてなしの心向上の、講演会



岩手県盛岡はとても美しい街で、ある。
城跡公園のまわりには
美しい散歩道があり、
中津川が流れ、街の中心地でありながら
<鮎>がとれるという。


街の中心地には<古き良き時代>を彷彿とさせる
建物が見られる。



東京駅の1年前に建てられた、という岩手銀行の建物




宮沢賢治と石川啄木の青春館


いずれもうっとりするような美しい建築物で
その2つにはさまれて建っているのが
今回、私が講演会を行った<プラザおでって>。





この日は盛岡観光コンベンション協会の主催で
<もてなしの心向上>接遇研修会が午前の部、
午後の部には、私の講演会で歴史や昨年の特別なVIP接遇のお話などをした。

接遇研修会は100名近い方々が熱心に参加された。




テレビにも一部放映され、ちょっとお恥ずかしいけれど
期間限定で公開。


http://news.ibc.co.jp/item_11469.html








第一部が終わり、ちょっと一息。
お昼ごはんは近くにあるお洒落なレストランで。





通常、私は緊張している時のお昼は
殆ど食べないのだけれど
またまた盛岡の皆さんの温かい、
”ほんわか”とした雰囲気のおかげで
冷たいパスタを頂くことが出来た。





第二部は、少しリラックスしていたのだけれど
参加者の皆様が今度は
<経営者>の方など、私より年上の方々が多かった。

第一部120分、
第二部 90分、とかなり話をしたので、最後は声が枯れていたかも





第二部が終わった後は懇親会。


すっかり<ビール好き>ということが
知れ渡り、私も任務を果せた安堵感も手伝い、ほろ酔い気分。





ちょうど、打ち上げの時に
激しい雨が降っているのにも関わらず

厚い雲の間から、瞬間、とてもきれいな夕陽がのぞき
その神秘的な美しさに、
一同、感動。


”きっと、今日のこの日、皆さんとのご縁が
 祝福されているんですよね。”

その日、出会った方とそんな風に話をした。







私にとっても、素晴らしい経験となった今回の講演会。


盛岡観光コンベンション協会の皆様、
講演会に来てくださった多くの皆様、

本当に有難うございました。





わんこそばに、トライ!

2009年07月07日 | せずにはいられない・・旅の話
わんこそばに、トライ!


わんこそばの老舗、東家さんで
私の初わんこそば。

まずは店の前で記念撮影。
挑むメンバーは

盛岡観光コンベンション協会の
事務局長 タカハシさん、
総務課 イトウさん、ニッタさん、タマカケさん、そして私。




わんこそばを食べに来たとはいえ、
まずはビールで乾杯。

ビールは地ビールの<BEAREN>。
”ベアレン”と読むのだそうだ。

地ビールの独特の味わいはあるけれど
案外すっきりと飲める、美味しいビール。
ビールの小瓶も、お洒落。









わんこそば挑戦者のおそろいのエプロンをして
わんこそば挑戦レディースで、記念撮影。






さあ、いよいよ
お姉さんがお盆にいっぱいお椀をのせて登場。





”はい、よっこいしょ。”

”はい、どんどん。”

仲居さんの掛け声にあわせて
次から次へと
椀の中にそばがつがれる。

本当にすこしの量なので
流し込む、っていう感じ。




こんな感じで、わんこそばがつがれていく。。。


会話をする間もなく、
盛岡の皆さんも居住まいを正されて、わんこそばに
真剣に向き合っておられる。




どんどん、お椀が積まれていく。。。
この赤い小さなお椀が15個で
通常の<ざるそば>1枚分になるのだとか。

15個づつ積まれたお椀の数を数えると
今、自分が何杯食べたのか、が分かるようになっている。






ニッタさんはなんと、はじめての100杯超え。

終わりの合図は、
仲居さんが見ている時に、椀に蓋をしめる。
このタイミングが
なかなか、難しく

つい、あと1杯、2杯・・・と追加されることになってしまう。





なんと、この日、
イトウさんも初記録の125杯。

タマカケさんも60杯の更新記録を出した。




私は、45杯

限界まではもう少しいけたかも知れないが
翌日は講演会の講師、という大役が待っているため、
ほどほど、でやめておくことに。

でも、ざるそば、3枚分


東家さんのサービスで、
証明書を発行していただき、記念撮影。





私の、証明書はこんな感じ。





最高記録を出した皆様は
さすがに翌日、胃もたれがあったよう。


私?

私は大丈夫。 

ちゃんと、翌日の仕事をしている様子は
次のブログでご紹介。


是非、貴方も<わんこそば>の挑戦をうけに
盛岡は、老舗 東家さんにGO

小岩井農場と、鶯宿立ち寄り湯

2009年07月07日 | せずにはいられない・・旅の話
小岩井農場と、鶯宿立ち寄り湯



岩手県に行ったら、絶対行きたいな、
と思っていたところが

<小岩井農場>。


だって毎朝食、シリアルには欠かせないミルク。
小岩井農場のものだもの。
牛さんに御礼に行かなくちゃ。






盛岡コンベンション協会の総務部の
イトウさんとニッタさんがわざわざドライブして
小岩井農場まで案内してくださった。

盛岡市街から車で30分ちょっと、

イギリス南部のカントリーサイドを思い起こさせる
美しい農場の風景がひたすらに、続く。





小岩井農場の、有名な一本桜



”小岩井農場って、小岩井さんという方がオーナーさんなのですか?”

と私。


すると、イトウさんが説明してくださる。

農場の創業者は

・小野義眞さん(日本鉄道会社副社長)
・岩崎彌之助さん(三菱社社長)
・井上勝さん (鉄道庁長官)

の3人。

上から頭文字読んでみて。ほら、<小岩井>。
それで、小岩井農場という名前がついたのだそう。


ニッタさんがHPでその日のスケジュールを
チェックしておいてくださり、
早速、私たちはシープ&ドックショーへ。





羊たちを指示通りに誘導する
犬のハロちゃんとのんびりした羊さんたちのショー。





楽しいクイズを交えながら
ハロちゃんと羊さんたちの見事なチームワークに拍手。


ショーの後は
羊さんとしばし、<ふれあい>の時間。





羊さんは噛み付いたりしないし、
全然人を怖がらない。

しかし、
結構、<鼻息>が荒かった





シープドックのハロちゃんとも記念撮影。
ハロちゃんは、とっても賢いワンちゃん






シープ&ドックショーの後は
<乳搾り体験>




結構ちゃんとミルクが出てきて嬉しかった。

お乳を搾らせてくれた牛さん。
いつもありがとう、とココロをこめてお腹をさすった。





そして、ここに来たら
やっぱり、これ。





ソフトクリーム。

ソフトクリームって、なぜか食べる時
オトナも子供みたいにはしゃいじゃう、不思議な食べ物。



ニッタさんも、笑顔



イトウさんは<牡牛座
私は<山羊座>で、農場な、ご縁。





小岩井農場を後にして、
ドライブをしている時に
イトウさんが

”温泉、入っていきます?”と聞いてくださった。

温泉好きの私の答えは
モチロン、YES


実は、イトウさんの奥様のご実家が
小岩井農場から車で少し走ったところにある

<鶯宿(おうしゅく)温泉>で
旅館をやっていらっしゃるのだという。



鶯宿温泉 栄弥旅館


ほんのり硫黄の香り漂う
カラダの芯から温まる湯につからせていただく。

岩手の方の<おもてなし>ってっ本当に温かい。






さて、夜は
<わんこそば>にチャレンジ


その模様は次のブログで。


明日は・・・

2009年07月06日 | Earth(地球の、こと)
明日は・・・




お久しぶり。

7月に入って、はじめての更新。


お伝えしていたように、
7月1日から4日まで、岩手は盛岡そして遠野に
仕事&旅

さあ、
気合を入れて、また<旅ブログ>書きますよ
お楽しみに。

結構、私の旅ブログ、
今年はヒートアップしていて
旅ブログへのアクセスが多い


さて。その前に。

今日の夕焼け、ご覧になりました?





夕焼け、というよりも
その時の、雲の流れと
雲の合間からこぼれてくる光の力強いこと。

そして、

手が届きそうなくらい
(白金界隈のタワーマンションは完全に雲で隠れていました

低いところを
流れるように、どこかに吸い込まれるように
雲が流れていった

その後に。

本当に、優しい光を放つお月様が。







そう、今日は前夜祭。


明日は

山羊座の満月。 月食。 そして、七夕。

ついでに、<宇宙パワーの日>。


今、空の上では明日のビッグイベントのために
大騒ぎになっているのではないか


なんて、思ってしまふ。


明日、

織姫様と彦星様、会えるといいな。絶対、会えますように。

さっき、
空を見上げて、そう願った


貴方の願いは何でしょう。


私もね、ありますよ。願い。 ココロの中にちゃんと。


さあ、これから一気に盛岡バージョン 旅ブログ書き上げよう

まずは<小岩井農場と鶯宿立ち寄り湯>から。


乞う、ご期待。