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出雲・松江紀行 5~神魂神社

2009年11月01日 | 神社めぐり
出雲・松江紀行 5~神魂神社






神魂(かもす)神社に到着。

ここは出雲大社より400年も昔に
建てられた神社だという。


とってもスピリチュアルな名前の神社。
しかも出雲大社より古いというのに
お参りしている人はいなく、
ひっそりとしていた。





岩手の早池峰神社を訪れた時と同じような感覚に
一瞬、陥った。

なにか、とっても強い、<何か>を感じながら
人気のない階段を一段、一段、上がっていく。


すると、美しい高床式のお社が見えてきた。





この、しゃん、と背すじが伸びるような感覚。
空気がこのお社のまわりだけ、違う。
なんだか、涙が出てきそうな、
素晴らしい感覚にしばし浸る。


モリヤスさんが<日本で一番好きな神社>と言った意味が分かる。

神社の持つ、
シンプルでいて、厳かで、気高いものを感じる。

しばらくじっとしていると、
もう、日が傾き、秋の日は短いことを、悟る。


東京に帰ってきてから
神魂神社のことを、クリスタルヒーラーのKYOKOさんに話してみると


”あそこ、神様がいらっしゃるんですよね。”と。


神社だからキホン、神様はいらっしゃるのだと思うのだけれど
おそらく、その意味は
かなり高次元のエネルギーが
神魂神社には存在する、というコトだろうか。








”どう、いいやろ、この神社。”

声をかけられ、振り向くと、運転手さんがまた登場。


タクシーにもどり、今日の宿
玉造温泉<華仙亭 有楽>まで連れて行ってもらう。


私は神魂神社の余韻をひとりで楽しんでいたが
運転手さんは
まだあきらめずに<お見合い話>をひとりで進めていた。


”もぉ、俺やったら、一発で決めるのに。
 この年になると、だいたい分かるんよ。性格がいいか、悪いかなんかね。”



”(内心 おっ、わかってるぢゃん、運転手さん。)”


出雲の縁結びの神様たちのちょっとしたお計らいかな、
とも思うのだけれど

私は<神戸のマンションでしっかり家を守るお嫁さん>は
ちょっと、
違うかなぁ。。。。

何しろ、ここしばらくは上海万博やら、出版やら、エトセトラ・・・
動き回るからねぇ。。。


"一緒に、がんばろうねっ

っていう感じのヒトを、出雲の神様、宜しくお願いしたいです。



そして、今日の宿、有楽に到着。
ここは、5年位前、初めて出雲大社に訪れた時にも
泊まった宿。


松江の駅から、お世話になり
松江の旅をとっても印象深いものにしてくださった
運転手さんと、
最後に記念撮影。


ありがとうございました




出雲・松江紀行 4~八重垣神社

2009年11月01日 | 神社めぐり
八重垣神社








八重垣神社の前には大きな夫婦椿の木が立っている。
そう、ここは<縁結び>の神様として、とても有名。
(スサノオノミコトとイナタヒメノミコトが新居を構えた所と伝わっている)






椿の花が咲く頃に、もう一度訪れたい。立派な椿。





松江市内から少し離れた場所にあるけれど
境内は平日なのにカップルとか女性同士とか
おばさまたちでにぎわっている。









ここには面白い占いがある。

イナタヒメノミコトが姿を映したといわれる
<鏡の池>というのがあって
そこに神社で求めた紙片にお金(10円とか100円とか)をのせて
浮かべる。

早くその紙片が沈めば、縁は早くやってくるし
遅ければ、縁はまだ少し先のこと。

近くに沈めば、ご縁は近いところにあり、
遠くで沈めば、ご縁は遠いところにある、のだという。






モチロン、私もトライしてみました









鏡の池は本当にその名のとおりで
池のまわりの木々が美しく映し出される。


社務所で頂いた紙片を水面にのせると
神様からのお言葉が浮かび上がる。


<誠実な人をさずかる 南と東 よし>


嬉しい。誠実な人。やっぱり誠実なのが、一番大切なこと。


そして、紙はしばらくすると沈んでいった。









さて、この八重垣神社参拝のときにも
例の運転手さんがついてきた。

神社は一人で静かに参拝したいのになぁ・・・と内心で思った。


八重垣神社は<縁結び>の神様なのは
あまりに有名なので
運転手さんがいきなり、聞いてきた。


”独身なの?”

”(内心えっ、そんなこと聞いてくるわけ
はぁ、まぁ、一度したんですけど、今は独身です。”と、私。 


すると、運転手さんは


”神戸なんか行くことある?”


”神戸?はい。神戸でしたら、11月1,2日に行きますけど。”と、私。


”そいつは良かった。 神戸に、甥っ子がおるんよ。
そいつもね、バツ1でね、でもとってもいい奴なんよ。
お見合いせぇへんか”   と、運転手さん。


”はぁ” と、私。



どうやら、運転手さんは
神戸在住の甥っ子さんと私とのお見合いを思いついたらしい。


それからというもの、

もぉ、車中でもずっっっっと、その話で
運転手さんはひとりで、大いに盛り上がっていた。





”○○ナオキ っていう名前でね、年は38かな。
○○大学と大学院まで出ててね、M電機に勤めているのよ。
でも、神戸にマンション持っとって、
親と同居はしなくて、ええから。 
真面目すぎるくらい、真面目なやつでね、
きちんと家を守ってくれる”嫁さん”がいいって言っててね、・・・・・・・・”












私は何か話題を変えようと、
外の景色を見ながら


”松江って、静かでいいところですよね。”

と言ってみた。


”甥っ子と結婚したら、松江にしょっちゅう、来れるようになるよ。”



かなり、運転手さん、本気モードだ。




そして、次の目的地、神魂神社に到着。


ココロ静かに、参拝しよぉっと。

私はそそくさと、タクシーから降りて、
鳥居をくぐり、境内へと向かった。