嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

二人のズレを繋ぐ為の手

2009年10月01日 01時16分14秒 | 考え事
自分の弱さと醜さを知っているが故に
僕はいつも自信が無い。

それゆえに、僕は
君に対しても、あの子に対しても、
ただ、責めたり謝ったりする事しかできなかった。
あの子は僕を好きだと言ってくれたけど、
それが嘘であることは暗黙の了解だった。

僕は自分を白日の下に晒すため、
弱さを暴いてあの子を君にしようとした。
でもそれはできなかった。
お互いが嘘を確認して、お互いに少しの痛みを感じた。
唯一、救いとなるのは、
お互いに嘘吐きだったから、お互いを汚し合わずに済んだことだったと思う。
ただ、手を握っただけで、それ以上の事は何もしなかった。

結局、馬鹿であることを確認し合っただけなのだ。
傷つくのが怖いくせに求め合う。
体を重ねるほど、愚かしくも無いし、嘘が上手でもない、
子供たちの握手に過ぎなかったのだ。

明日、君に会ったら、
僕は無視するだろうか、
無視、できるだろうか。

たぶん、君が無視するだろうと思う。
僕はきっと暗く重い面持ちで、
ずっと何かを引きずって歩くのだ。

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