せろふえ

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どちらとも言えません 奥田英朗がこんな健康な精神の持ち主とは知らなかった

2018年04月28日 | 

 奥田英朗は、伊良部医師シリーズがともかくおもしろい。かってに作者を伊良部のようなイメージで見ていた自分に気づいた。
 とてもおもしろいエッセイで、著者が健康な精神でとても感心した。こんな健康な作者があんな小説がかけるのか。スポーツがらみの主張にはどれも賛同するよ。
 クイーンの来日公演に行った体験が書いてあって、それには抱腹絶倒した。ほんとかよ。

怖い絵 中野京子 ー 怖いだけではない、知る喜び

2018年04月27日 | 

 再読なのだが、何度読んでもすばらしい。「怖い絵」というタイトルがキャッチーなのか、それとも誤解を招いているのか、ちょっと微妙だと思う。
 この本の主張は、「絵なんてなんの基礎知識もなくて本能のまま感じれば良いのだ」と言う主張は間違っている、ことだと思う。
 絵には例えば時代背景が隠されている。それを知らなければ正しい理解はできないのだ。(現代の)パロディだってみんなが元を知っているからパロディーの意味がある。ニュースやテレビを見ているからギャグが笑える。知らなければ笑えない。それは理解してないことだ。
 それでも、正しい理解なんて必要ない、きれいな絵はきれい、それだけだ、というなら、まあ勝手にしてくれ。
 そういうわけで、名画を見るための基礎知識や背景を解説してくれている。それを知ることによってその絵の別な面も見えてきて、怖くなったり、より美しく見えたりするのだ。絵の、大人の見方を教えてくれる。絵以外もきっとそうなのだ。知ることは喜びだ。

おばちゃん4人に道をふさがれる

2018年04月26日 | 日記

 通勤途上、自転車だったのだが、ジャージ姿のおばちゃん4人が道を完全に塞いでいて、ぺちゃくちゃ談笑している。なにか運動にでも行くらしい。
 天下の公道をなんとこころえる!ひかえおろう!
「すみませーん!」と明るく元気に。
「あ、ごめんなさいねえ。ほらっ」と脇のおばちゃんも力ずくで寄せて開けてくれた。
「ごめんねえ」とあくまで明るく。
「すみませーん」
 すみません言うなら最初から道のはじを歩けってんだ。
 日頃、世の中自動車ばかり威張りくさって、歩行者優先しろとは思っているが、4人並列で道をふさいで平気って言うのはすごい。初めて見た。
 

円生百席49 髪結新三 ー 下肥(しもごえ)の話

2018年04月25日 | 日記

 圓生百席はたぶん全部聞いたのだが、まだiTunesに取り込んでないのがある。市立図書館で借りられるのだからありがたい。
 圓生の「覚え書」なのだが、下肥(しもごえ)のことが書いてあって、昔農家が下肥を持って行って、お礼に農産物を置いていく、なんて聞いた(読んだ)ことがあるのだが、圓生によれば、金を払って買っていくらしい。
「これが家主の収入になる。だから職人なぞは家主と喧嘩すると、「なにを言ってやンでえ、べらぼうめ。ぐずぐず言やアがると、長屋の手水場でおれア糞オたれねえから」
「職人などのが、いちばんいい肥料になったんだそうです。職人は金が入ると一杯飲もうなどと言って、うまいものを食べる。そういうこやしがいちばんきくので、下町のこやしの方が値が高かったそうです。」
 時代にもよるだろう、幕末の頃だろうか、こういう話はとてもおもしろいなあ。

異常事態の安倍政権 疑惑・不祥事3ヶ月で「13」 今朝の東京新聞1面トップ

2018年04月23日 | シロート考え

 まったくあきれかえった話で、いまだ政権にしがみついている。これから長く、歴史上最も愚劣で傲慢な政権だったと記憶されるだろう。
 不祥事の数も問題だが、ともかく、安倍政権の本質が、国民のために働こうという気が全くないことが最大の問題なのだ。だからきちんと説明しようとか、記録を残そうという気がない。失言や漢字が読めないのも大恥だが、それは些末なことだ。モリカケや白紙領収書問題、原発関連では、背任とか、収賄とか、脱税とか、犯罪が色濃く疑われる。
 これは記事にあるような「長期政権のおごりや緩み」などではなく、阿部自公政権の本質なのだ。

公文書問題  日本の「闇」の核心 瀬畑 源 本当に日本ってダメ

2018年04月22日 | 

 怒り狂ってと言うか、あきれかえって読み終えた。本当に日本ってダメ。
 日本の外交のことを書いた新書を読んだときも、日本の司法のことを書いたものも、あるいは刑務所のことも、本当に日本ってダメだと思うなあ。
 アメリカもそういうところはあるが、日本も、こういう本が出るだけましか。
 この本はそれこそすべて引用したいくらいだ。
「2017年は、公文書管理に関する問題が次々と明らかになった年でした。」
「これらの問題の原因には、安倍政権の本質があるのではないでしょうか。野党から追求されてもきちんと説明を行わずにごまかそうとする首相や閣僚の姿勢が、」、、、

篆刻もどき

2018年04月20日 | 日記

 うちの職場でも多くの(そうでもないか)人事異動があった。所属部署の異動した人には餞別に、手作りハンコををプレゼントしている。さぞかし迷惑なことだろう。すみません。捨てるときは不燃物でお願いします。
 今年は3個作った。迷惑だとか言って、それでも使ってもらえたらうれしい。メモに押すとか、蔵書印として押すとか、あるいはながめて自分だったらこんな下手くそに作らない、と思うとか、、、

実生の美しい花。抜くか、残すか?大きくなりそう。

2018年04月18日 | 日記

 実家の畑(といってもほんの少しなのだが)を荒し放題にしていたのだが、なんだか木が生えているのだ。実生。美しい白い花。桜じゃあないよねえ。なんだろう?畑の真ん中なのだ、どうしよう?

「ペリリュー」のこと、追記

2018年04月17日 | 漫画
 「ペリリュー」のことで書いておきたいことがある。
 もう文字通り生きるか死ぬかと言う状況下での自慰行為が描いてある。平和な我々は、なんて男ってばかなんだと思ってしまうのだが、いや、これこそが極限状況なのだ。生きるか死ぬかだからこそ、自分の遺伝子を残そうというのが本能なのではないか。トマトは枯れる寸前まで水を少しだけ与えると、うまいトマトができる。多くの植物が秋、枯れる前に実をつける。人間以外のほぼすべての動物が、子供が作れなくなれば、まもなく死ぬ。生物は皆、遺伝子だけは残そうとするのだと思う。(女性は違うのかもしれない。自分が死ねば、あるいは子供にやれる栄養がなければ遺伝子が残せない。やっぱり男っておきらくで、ばかなのかもしれない。)

賠償責任割り当て制度=なんであれ賠償される権利があるはず

2018年04月16日 | シロート考え
 無差別殺人事件なんかが起こったときに、必ず「責任能力」が問われる。「責任能力」がなかったり「心神喪失状態」なら、責任を問われないし、だから賠償金も取れない。そんなことになったら、被害者はたまったものではない。
 僕は「賠償責任割り当て制度」が必要だと思っている。殺人者に責任能力があろうとなかろうと、殺されたら同じだ。だから被った被害を1億なら1億と認定する。そしてそれを責任能力があるなら殺人者に負わせる。ないなら例えば、殺人者を野放しにしていた責任がある国が払う。あるいは殺すかもしれないと思っていた殺人者の親と国と県とで分ける。細かいことはみんなで考えてくれ。だれでも被害を被る可能性が誰にもある。だれも泣き寝入りしないですむ制度が必要だと言っているのだ。
 そのために税金が10万円増えたって良い、払っても良い、と僕は思っている。

 でも今の政府は馬鹿総理のお友達にだけ値引きをしたり、ともかく嘘つきなんだから税なんか1円も納めたくない。