せろふえ

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「あの戦争は何だったのか」保坂正康

2007年08月25日 | 
「大人のための歴史教科書」と副題がある。新潮だし(新書)警戒?して読んだのだが、とてもおもしろかった。比較的中立な立場で書いてあると思う。
 明治憲法下では、軍隊は天皇に統帥されているだけで、議会に対してなんら説明責任すらない、という法的な原理?から始まって、大きな歴史的流れが記述されている。陸軍と海軍の足の引っ張り合いや、おろかさ、シベリア抑留のこと(ソビエトは分割統治できなかったので替わりに多量の兵力を労働力としてかってに取った)など、(こちらが無知なのだろうが)印象的だ。終戦後、結局アジアはヨーロッパの植民地になり、一部の日本兵たちが、民族独立運動の戦いの中に身を置いた、なんていうのも知らなかったとはいえ、驚いた。
 図書館で借りたのだが、一冊買っておこうかな?

「ちょう」大島進一

2007年08月24日 | 
 お気に入りの図鑑がこれ。
「ちょう」 大島進一 福音館書店
 このページはようちゅうだが、たまご、ようちゅう、さなぎ、せいちゅう、と4つのパートになっていて、もちろん番号が統一されていて、1.ならカラスアゲハを追っていくこともできる。幼虫ばかりが並んでいるのも、美しい、と思うのだが、子供も妻も、うへっきもー、だとさ。