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円生百席49 髪結新三 ー 下肥(しもごえ)の話

2018年04月25日 | 日記

 圓生百席はたぶん全部聞いたのだが、まだiTunesに取り込んでないのがある。市立図書館で借りられるのだからありがたい。
 圓生の「覚え書」なのだが、下肥(しもごえ)のことが書いてあって、昔農家が下肥を持って行って、お礼に農産物を置いていく、なんて聞いた(読んだ)ことがあるのだが、圓生によれば、金を払って買っていくらしい。
「これが家主の収入になる。だから職人なぞは家主と喧嘩すると、「なにを言ってやンでえ、べらぼうめ。ぐずぐず言やアがると、長屋の手水場でおれア糞オたれねえから」
「職人などのが、いちばんいい肥料になったんだそうです。職人は金が入ると一杯飲もうなどと言って、うまいものを食べる。そういうこやしがいちばんきくので、下町のこやしの方が値が高かったそうです。」
 時代にもよるだろう、幕末の頃だろうか、こういう話はとてもおもしろいなあ。