せろふえ

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未来の想い出 藤子F不二雄

2024年09月25日 | 漫画
 本屋で見かけて思わず買った。
 こういうのを「タイムループ」と言うらしいが、同じ時間を何度もくり返すよくある設定らしい。まあ、肯定的だしおもしろかった。



 時間ものは異色短編集に入っている、昔に戻って違う女と結婚するが、結局たいして変わらない、という傑作短編がある。

藤子不二雄異色短編集 - せろふえ

藤子不二雄の異色短編集は相当の傑作だと思う。前に書いた「大予言」もすばらしいし「ウルトラスーパーデラックスマン」も相当好きだ。藤子不二雄異色短編集

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 藤子不二雄の異色短編集は本当に傑作だ。


 どうやら藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス が刊行されているという。

藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス | 小学館

「藤子・F・不二雄が描き継いだ「SF短編」シリーズ・全111作が読めるコミックスが、通常版と愛蔵版で登場!!

小学館公式サイト

 
 
 藤子不二雄に対しては、全部「所有」したいと思うようなオトコノコ的な欲望はないが、読んでないのは読んでみたい。

すとまとねことがんけんしん 内田春菊

2024年09月12日 | 漫画
 古本屋で見かけておお!こんなの書いてる、と思いうれしく買った。題名の通り。内田春菊はとても良い。何度も同じことを書くが、その健康な精神に感心する。がんや人工肛門も自然なこと(自然なことっていうことはないけれど、現代人として、自然な治療とその結果)として受け入れ、自然にこうして隠さずいることに感心する。僕の場合は若干露悪趣味的な所もあるかもしれないが、隠したいと言う感覚が理解できない。2冊目最後のあたりはとてもいい感じに書いてあり、とても共感して読んだ。
 これからも健康で過ごしてほしいものだ。


 自分も健康診断に行った。結果はまだ。今回は前立腺癌検査、肝炎ウィルス検査、眼底写真、骨密度もオプションでつけた。視力も聴力もなかった。聴力は気になっているのだが。結果はまだなのだが、骨密度が小さいらしくとても頭にきている。頭にきてもしょうがない。もうちょっとカルシウムを気にして摂り、すこし負荷の大きい運動しなきゃいけないのか。

SF少女マンガ全史 長山 靖生

2024年08月19日 | 漫画
SF少女マンガ全史 昭和黄金期を中心に筑摩選書0276図書 長山 靖生∥著 筑摩書房2024/03
 なかなかすごい本でたしかに「SF少女マンガ全史」の名に恥じない物だと思う。
 著者は僕とほぼ同世代で、僕は大学に入ってから少女漫画を読んできたのだが、なんかすごく同じ物を読んできていると感心する。あたりまえとは言え僕よりずっとたくさん網羅的に。
 なぜ「SF」少女漫画かというのはよくわからない。たしかにSFが少女漫画の中でとても重要だと言うのはよくわかるが、それはむしろ特別なものではなく自然に、つまり漫画(でも小説でも映画でも)は(も)虚構というか作られた世界なんだから、舞台が現代でも未来でもパラレルワールドでも分け隔てがないのではないか。
 それからたとえばこの本の中で大島弓子坂田靖子山岸凉子高野文子が論じられるのはちょっと違うのではないか。違和感がぬぐえない。割とおもしろがってずっと少女漫画を読んできた者として「SF少女マンガ全史」という切り取り方が間違っているのじゃないかと、そんな感じが強い。うまく書けないけど。
 少なくともぼくにとってはあまり意味のない本で、飛ばし読みした。知ってる漫画のことはこんなふうに書いてあっても意味がないし、読んでない漫画については読む意味がない。すみません。



ぼくの漫画100冊

ペリリュー外伝3が出た。

2024年08月07日 | 漫画
 ペリリュー外伝の3巻が出たのでさっそく買った。来年4巻も出るらしい。読み続けなければならない作品だと思う。

 言わずもがなだが、核兵器、すべての兵器に反対する。戦争をやめろ。武力で現状を変えるようなすべての力に反対する。
 今はとりわけロシア、イスラエルの蛮行に強く反対する。日本の平和をないがしろにして金を儲けようとする姿勢に抗議する。

増補 ハナコ月記 吉田秋生

2024年07月25日 | 漫画
 これは持っているような気がするのだが、図書館で見かけてなつかしくて借り楽しく読んだ。80年代バブル。僕自身はバブルとはほぼ無縁だったが、そう、スキーだったねえ。盛者必衰。文庫は小さすぎるよ。

 昨日は自転車で昼飯を食いに出たらちょうどすごい夕立(てったって12時前!)にあった。濡れ鼠になって昼飯を食った。まいった。埼玉県内はたくさん被害があったようだ。落雷(稲妻)も見て、恐ろしかった。

 昨日の照ノ富士ー大の里を見ると完全に地力で追い越されてる。昔千代の富士が引退した時のことを思い出す。

枕魚 panpanya

2024年07月15日 | 漫画
 古本屋で見かけた。こういうのが古本屋に出ていて、それを見つけるとなんだかとてもうれしいなあ。

蟹に誘われて panpanya - せろふえ

同僚に借りた。カオスノート(吾妻ひでお、なんと記事にしていなかった。)を貸したら、不条理ものでこれを思い出した、みたいなことを言って貸してくれた。でもこれは不条...

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 蟹に誘われてが2014年、枕魚が2015年 初犯 いやいや初版のようだ。前に著者は性別不明、文系男子じゃないかと書いたのだが、いややっぱり女だと思う。

ほんとに建つのかな 内田春菊

2024年06月29日 | 漫画
 これも古本屋で見かけて買ったもの。内田春菊が家を建てるまでの顛末。というか家族とのあれこれ。つまりいつものエッセイマンガというか。内田春菊もいつも本音で、健康な精神で躊躇なく描いていてとても良い。 

マンガの道

2024年06月18日 | 漫画
 割と売れている漫画家にいろいろインタビューしたもの。一問一答みたいなインタビューをモノローグ?の形にまとめたもので、違和感なく、とてもおもしろく読めた。自叙伝という感じでもないのだが、漫画を描き始めたきっかけとか、その後のあれこれとか。ちゃんと創作している人の話はとてもおもしろい。

安野モヨコ 
山本直樹   
江口寿史   
古屋兎丸   
小池田マヤ  
山田芳裕   
吉田戦車            
矢沢あい  
しりあがり寿 
内田春菊   
ハロルド作石

古本で漫画2冊

2024年06月15日 | 漫画
 古本屋で見かけておお!と思い買った。

蟹に誘われて panpanya - せろふえ

同僚に借りた。カオスノート(吾妻ひでお、なんと記事にしていなかった。)を貸したら、不条理ものでこれを思い出した、みたいなことを言って貸してくれた。でもこれは不条...

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 S4G 内田春菊
 こちらも古本屋で買ったのだが、ほぼ同じ物だった。

マンガ日本性教育トーク 内田春菊 - せろふえ

図書館に入っていてすばらしい。いつもの内田春菊で、この人の壮絶な人生と健康な精神と作品とが完全には消化できない気もするのだが、ともかく作品はその健康な精神がすば...

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 再読はうれしい。

 昨日は少ーーしチェロ出して練習。こんな書き方するくらいで、ほんとに怠け者だと思う。
 家にひいている光回線を更新して速くした。違う気もするし、あんまり変わんない気もする。電話番号(固定電話)を換えなければならず、釈然としない。ルータの返却とか、まだまだ面倒な手続きがあるなあ。
 運動はほとんどせず、歯医者に自転車で行っただけ。時計はいちおう運動したと認めているが、うーん。
 ここんところ農作業を全然してなくてまずいのだが、もう暑くて何もできない季節だなあ。梅など剪定した枝が放置したままなので、草むしりしながら薪にする作業をしなければならないのだが、本(まんがも)ばかり読んでいて、ほんとに怠け者だなあ。

羊の木 山上たつひこ原作 いがらしみきお作画

2024年06月01日 | 漫画

 古本屋で見かけ、そろっていて一冊100円なのだ。びっくりし、うれしく買ってきて再読。実は前に誰かに借りて読んでいるはずなのだが、このブログに書いてないようだ。きっと自分で消化できなかったのだと思う。今回再読してやっぱり消化できない。でもすごい、すばらしい作品だと思う。
 なにしろ山上たつひこ原作、いがらしみきお作画というのがすごい。
 wikiのあらすじは
「元受刑者を地方都市に移住させるという国の極秘更生プロジェクトで、過去に凶悪犯罪を犯した11人を受け入れることになった魚深市。元受刑者の情報は市民には一切知らされず、魚深市の中で計画を知るのは市長・鳥原秀太郎と、その友人である月末一と大塚武の3人のみだった。」
 というもの。そして、これはネタバレになるのかな?さまざまな事件が起こる。(あたりまえだ。そうでなければ作品にならない。)そして、それらはなんの解決もせずなんのカタルシスもない(と思う)。ただ放り出されているままだ。でもそれで良いのだ。すばらしい作品になっていると思う。

 映画もあるらしく、そのキャストがなんかすごい感じなんだよね。見てみたい。見てみようか。

魔女とディナー 高橋留美子

2024年05月29日 | 漫画
 
 傑作集とあるが短編集。傑作集とか言って昔の名作を読まされるわけではない。ビッグオリジナルで年に1作ずつ描いたものらしい。
魔女とディナー
やましい出来事
死ねばいいのに
不定形ファミリー
(秘)ルネッサンス
私のスカイ
 すべておじ(い)さんの悲哀を描いたもの。なさけない行動や行動もできなくて妄想だったり、なさけないことこのうえない。うー、身につまされる。高橋留美子はすべて水準以上の、いつも手抜きなど感じられない、完成された作品で、そうだなあ、テレマンのようだ。

人斬り龍馬 石川雅之

2024年05月23日 | 漫画
 もやしもんの石川雅之の短編集。幕末物と、ファンタジーというのか時代劇的?民話?みたいな話。
 何年も前に買って読んで、読み返したのだが、前に読んだのを全然おぼえてない。それはみごとにおぼえてない。おもしろかった。忘れるってすばらしい。

マンガ日本性教育トーク 内田春菊

2024年04月18日 | 漫画
 図書館に入っていてすばらしい。
 いつもの内田春菊で、この人の壮絶な人生と健康な精神と作品とが完全には消化できない気もするのだが、ともかく作品はその健康な精神がすばらしいと思う。「性教育」なのかよくわからないが、いつもの性がらみのあれこれが健康な精神(ってこれしか書いてない)で描かれている。おもしろかった。

少女漫画家「家」の履歴書 文春新書

2024年02月27日 | 漫画

 図書館で目に入り借りたもの。
「あの名作は、こんな「家」から生まれた! 少女漫画の黄金期である1970年代までにデビューした12人の漫画家が、これまで住んできた家の履歴を通して、半生とともに作品歴を語る。『週刊文春』連載を書籍化。」
 という図書館の案内でこれ以上のことはない。根拠無く、週刊文春らしいなあと思ったことだ。なかなかおもしろかった。