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囲碁AIも絶対ではない

2022年03月12日 | 囲碁
 ワクチン3回目の発熱2日して昨日、平熱だが、なんとなく不調である。たいしたことない。ちょっと若い同僚もちょうど同じ日に接種していて、発熱自慢。(^^;)

 帰って来て囲碁棋聖戦第6局の配信を後追いで見ていた。何度も書くが、すばらしい。本当のトッププロの解説がただで聞けるのだ。シロートにもわかるように並べてくれるし、プロの微妙なキカシ、キカサレのことも、あるいは「人間としてはこっちですかねえ」とか、今や人間よりも強いAIのことを「カンニングしてみますか?」などと言って教えてくれる。
それにしても恐るべしAI。いまやトッププロがAIと打つと50手だか100手だかで負かされてしまうのだそうだ。うーん。

そして、写真は昨日の実戦の場面、黒の勝つ確率40%だが、実はこの辺はずっと白必勝、黒の勝つ確率はせいぜい10%だったのだ。そして先を見通して劫を仕掛け、人間は白の勝ちがはっきりわかっているだが、劫が始まって、その複雑さをAIは見通せてないらしく勝負はわからない、と判定しているらしい。解説はAIが壊れたと言っていたが、壊れたのではないと思う。
 これだけ強いAIも実はある面では底が浅いらしい。底が深すぎるのか。いや深く広すぎるのは碁のことか。