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せろふえ

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楽譜は細部まで注意深く読まねばならない

2024年04月22日 | チェロ
 前にスコットランドをやったときに楽譜が読めてない体験を書いたのだが、昨日はまさにその場所で
 
 この38小節目の1拍目2拍目は他と違って8分音符だから他より長く!と先生に指摘されてまいった。すべての音符を注意深く読まなければならない!いやまいった。

 楽章のはじめのあたり、1stVnのメロディーの細かなニュアンスを指導されているときに隣がページをめくって、あとで出てくるチェロのメロディーを見ながら「ここのことですね」と確認していて、まいった。僕はぼうっとしていたよ。いかん。

 そう、これも昔話だが、知り合いのプロというか学校の音楽の先生なのだが、
「わたしはソナタの再現部で、提示部と同じ指摘をされたことはない!
 提示部での指導を絶対に忘れないようにしている。」
 と言っていて、プロはすごいなあと思い、それからまあこっちはへっぽこアマチュアなのだが、なかば自慢げに他人に語るそのプライドというか自信というか、それもすごいなあと思ったことだ。


メンデルスゾーン 弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20

2024年04月11日 | チェロ
 そういうわけで先日半日遊んだ。
 1825年の秋(作曲者がまだ16歳のとき)に作曲した室内楽曲だが、もはや習作の域を越えた古典的な完成度の高さによって有名である、とのこと。ヴァイオリン4本ヴィオラ2本チェロ2本なのだが、ふたつのカルテットを対比的に扱うのではなく、小オーケストラのための音楽だ。
 クヮルテットのたのしみに記述があり、それが
「(略)ある外国のオーケストラの連中が来日して、(略)メンデルスゾーンのオクテットをひこうということになった」(そして訳者の楽譜コレクションから貸したのだが、そのプロのひとりが訳者に)「いったい何に使うためにこれを持っていたのか」とけげんそうに質問した。(アマチュアには手に負えないむずかしい曲だという意味だったのでしょう」
 とあり、つまりだから僕は見ようとも聴こうともしなかった。今回遊ぶことになってはじめてCDを聞き楽譜を見た。たしかにちゃんとやるには難しいがアマチュアでもゆっくりやって、充分楽しめる。

 スケルツォ。今回使った楽譜のこの弓の指定はオリジナルではないらしい。この弓が生きてくるテンポならすばらしいが、こんなゆっくりならこれじゃないほうが弾きやすいのではないか、とメンバーの一人が言い、なるほどと思ったことだ。
 終楽章の冒頭2ndVcがはじめるのだが、指定のテンポでできるはずがない。すみません。それでも「いくらなんでももう少し速く」と言われずにすんだのでまあいいか。(^^;)
 今回は(きっと死ぬまで)2ndだったが、1stのほうがずっと難しくたいへんそうだ。

坂戸 安行桜を見に行った

2024年03月18日 | チェロ
 坂戸の安行桜は市をあげて宣伝しているようだ
 所属する市民オケに「自転車部」ができ(^^;)、初心者も含めほんの20kmほどだが主に土手道のサイクリングロードを漕いできた。たまにはこうして出かけたいものだ。天気が良くてとても良かった。





 ちっとも練習しないものだから日曜の練習:レ・プレはもう、全然弾けなくてまいった。間違った音を出し、ボウイングはめちゃくちゃで、まったく迷惑なことだった。まことにすみませんm(_ _)m。こころを入れ替えるようなことはできませんが、もうすこし練習します。すみません。

クヮルテットのたのしみ

2024年03月02日 | チェロ
 
エルンスト・ハイメラン ブルーノ・アウリッヒ (著) 中野 吉郎 (訳)
 改訂版も出ているようで、見てみたいが僕が持っているのは30年くらい前のものだ。日に焼けてすっかり色が落ちている。
 本文と言うべきか、序文なのか、アマチュア弦楽器奏者が弦楽四重奏にたどり着くまでがとてもおもしろおかしく書いてある。
 おまけなのか、こちらが本文なのか、残りはカタログで、あらゆる弦楽四重奏、おまけに弦楽を含む室内楽の解説というかアマチュアにとってのあれこれが書いてある。
 もうこんなジジイになってしまったが、僕もオトコノコなもんでこういうカタログが大好きだ。すべての名曲を体験したいという気持ちも強い。僕のHPもこの本がきっかけなのだ。

カラオケやろう!

2024年01月31日 | チェロ
 そうだカラオケやろうと思い、町の楽器屋に自転車で走り、3冊も購入してしまった。
 所属する市民オケのチェロLINEに書いたのだが、だれも突っ込みを入れてくれず、がっかりした。(^^;)
 アルトサックスカラオケは、アルトサックスを吹くわけじゃない。チェロで弾くのだ。アルトサックスのカラオケ音源と楽譜をそのまま使える。
 アルトサックスはEs菅でドの音はEs=ミフラットの音が出る。そしてト音記号のドはヘ音記号ではミなのだ。だから楽譜はそのままでヘ音記号だと思い込み、フラットを3個つけるあるいはシャープを減らすと実音が出る。

 だからカラオケ音源がそのまま使える。1,2曲やってみたが充分楽しめる。うれしい。


 アルトサックスとアンサンブルもできる。アンサンブルができるサックス奏者とはまだ知り合ってないが。
 

ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第12番ヘ長調 作品96 「アメリカ」

2024年01月14日 | チェロ
 ドヴォルザークの「アメリカ」は、交響曲第9番「新世界より」の次に書かれた作品とのこと。へえ。
 チェロにもおいしいメロディもあり、最高音は最高弦のaのオクターブと3度上のcで、アマチュアでも充分弾ける。 こういうト音記号はオクターブ下で弾くのが習慣だ。(あるいは1オクターブ上で記譜してある。)



 昨日、能登地震被災者に20万貸す話を書いたが、NHKによると家が全壊したら300万の給付があるとのこと。へえ。

石川県 県内全域に「被災者生活再建支援法」適用へ | NHK

【NHK】能登半島地震で甚大な住宅被害が報告されていることから、石川県は住宅の再建費用などが支給される「被災者生活再建支援法」を県…

NHK NEWS WEB

 

 だが、コメントに書いたが、300万もらったってそれで家が建てられるわけがない。これに限らず、政府のやることはすべてが遅いし、やる気がないと思う。




メンデルスゾーン 交響曲3番スコットランド の思い出(ほぼ再掲)

2024年01月08日 | チェロ
 オーケストラの初練習はスコットランドの3楽章と4楽章。
 3楽章は最初からていねいな練習で、ほんの少ししか進まなかった。4楽章は全部やったがいやあ、弾けないのでまいる。

 個人的には、スコッチはこれで3回目かな。前にエキストラに呼ばれて参加した時の思い出を再掲する。


 演奏会本番直前のゲネプロ、スコットランドの3楽章40小節目のアウフタクトで、思わぬことだったが、隣がほんのちょっと、と言うのは32分音符一個ぶん、早く弾いたのだ。「えっ?」と楽譜をあらためて見た。こういうところでこの人が間違えるはずがない。見ると、なんとここだけは16分音符じゃないか、今の今まで気づかなかった。すると隣の名人は、もちろん次の小節を弾く直前だったか、見透かしたようにうなずくのだ。「そう、さっきのはは32分音符じゃありませんよ」と。ゲネプロの最中のことなのだ。いくら名人だって、基本的に楽譜のほうを注視し続けなければ弾けやしない。僕のほうを覗いたふうはない。僕が、ほんの少し楽譜のほうを覗き込むのを、視線の70度か80度右脇で意識したんじゃなかろうか。僕の方だって、え?と思ったけど、今弾いているところを見失わないようにしながら、さっきのが16分音符だと改めて見つめ、そしたら視線の70度か80度左脇で隣がうなずくのが見えたのだ。誰一人気づかなかったに違いない。隣がうなずいたのを僕が意識したかどうかは、隣もわからなかったと思う。休憩時間になったときはもう忘れていたし、改めて言うようなほどのことでもない。本番ではもちろんきちんと弾いた。打ち上げに来てくれれば、もしかしたら、「あそこで、そうそう気づいた?とうなずいたでしょう?」と、こちらが気づいたことを言っていたかもしれないが、残念、本番が終わったらすぐ帰られたようだった。
 うれしい無言のコミュニケーションだった。僕には他に弾けないところがたくさんあった。そういえば後ろが最後まで(本番でも)間違えているらしいところもあって、ぼくはゲネプロで、なんだ自分が悪いんじゃない、惑わされてるだけだと気づいて、本番ではうまくいったところがあった。そこもぼくのこともけっして文句も言わず、自分はきちんと弾くのだ。  打ち上げで少し話をしてみたい人だったなあ。

楽器さわった。弓にゴムの菅をつけてみた。

2024年01月03日 | チェロ
 昔から正月2日から習い事を始めるというが、現代では親戚まわりも少なくなり、もちろん里帰りなんかはしているのだろうけれど、習い事は元日からと思っている。(まったくの個人的見解です。)
 今年も元日から笛吹き(バッハのフルートソナタBWV1035とオトテールの5−2全部もちろん上だけ)、チェロ弾き(中島隆久のデュエット集から最初のクンマーとチッリをひとりさびしく)、自転車はこがなかったけれど碁は打った(負けた)。まあいいか。


 知り合いに教えられて、シリコーン?の鉛筆のキャップ?のちょん切ったのを弓につけてみた。まいてある革だけでなく、金属のワイヤーまで傷んできたのだ。わりといい感じだ。

弦楽四重奏のメンバーと再会

2023年12月27日 | チェロ
 若い頃、定期的に弦楽四重奏を楽しみ、一度演奏会も開いた。
 今回、そのメンバーに声をかけられて、奇しくも全員集まり、半日カルテットを楽しんだ。こんなうれしいことはない。
 曲はアメリカ、モーツァルトの15番KV421、ヴィオラを加えてクインテットの4番。これをすべていちおう初見で、通して楽しめたのだからたいしたものだ。(もちろん何度も止まったけれど)

 アメリカにト音記号の部分があり、全然弾けなかった。なれてない。アメリカくらいは普段からこんな機会のために備えておかなければいけないなあと思ったことだ。いや、楽譜はコピーを持っているはずなのだが。
 たまには集まろうと言ってくれて、いやほんとにうれしい。練習せにゃあ。

定期演奏会 無事(?)終わる

2023年12月04日 | チェロ

 演奏会は無事?終わった。いつものとおり大きな事故はなく、小さな事故は限りなく。個人的にはわりとうまく行き、ゲネプロの時すらもできなかったのに、本番だけ(だけ!)オーケストラ全体とあっていた所もあり、なんてレベルの低い話だろうか、ま、こんなもんです。
 同僚が3人も来てくれ、なんだか高級なお菓子などもいただき恐縮の限りである。

ヘンゼルとグレーテル序曲 フンパーディンク 
グリーグ ノルウェー舞曲
チャイコフスキー 交響曲第5番

 ほっぽり出したままのものことがいっぱいある。もう12月も10%も終わってしまった。まずい。

クヴァンツ リコーダー、フルート、通奏低音のためのトリオソナタ ハ長調

2023年11月30日 | チェロ
 クヴァンツのトリオソナタハ長調はずいぶん昔にHPに書いた。(水色の字はたいていリンクが張ってあるので、気が向いたらクリックして、見てみてください。)

 本当にありがたいことに、今は僕のようなへっぽこアマチュア奏者でもオリジナルのマニュスクリプトまで無料で見ることができる。
 1楽章、めずらしく通奏低音にスタッカートが書いてある。最後の方にはこれもめずらしくスラーが書いてある。どちらもオリジナルのものだ。
 ただし、このスタッカートは縦線だけれど、現代のそれのような鋭いスタッカートではないだろう。ピッ!ピッ!と鋭く弓を動かさず、やわらかくはねるようにでも跳ねたときも弓の毛の1本だけは弦と接しているようなそんなスタッカートで弾いて欲しい。
 この「弓の毛の1本だけは弦と接しているような」という弾み方のことは昔プロ(といってもレッスンプロではなく演奏で食ってるバリバリの本当のプロ)に聞いた表現の受け売りなのだ。


 もう師走かあ。まいるなあ。


松ヤニをおろした

2023年11月28日 | チェロ

 ふと見ると松ヤニが割れている。うっかりすると弓の毛を切ってしまいそうだ。まだおろしてないのがあった。それをおろすことにして捨てた。あいかわらず鈍感なのだろう、松ヤニの弾き心地あるいは音質の差、なんて全然わからない。これはチェロピッコロ用。

 市民オケのチェロのひとりが毛替えをしたのにあまりひっかからない、と言うのだ。弾かせてもらったが、本当にそうなのだ。こんなことある?職人の腕が悪いのか、こっちの技術がないのか、毛が悪いのか?こんなことは何十年もチェロを弾いていて、たびたび他人の楽器を弾かせてももらったりもしたが、初めてだ。職人も選ばなければならないのだろう。いままでラッキーだったのか。



『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』が全国興行成績1位だそうだ。「全世界を席巻した<壮大な茶番劇>」というコピーがすばらしい。まったく世も末なのか、それとも豊かになり余裕があるのか。

 中東の停戦はもちろん歓迎?するが、NHKが「イスラエルも刑務所に収容されている」人を開放みたいなことを言っている。刑務所に収容されていてもまったく容疑ははっきりしない。そこらへんにいた人たちを、はっきり言って不法に収容しているのだ。まったくイスラエルははふざけている。

グリーグ ノルウェー舞曲 第4曲 記号Fのあたり

2023年11月25日 | チェロ
 もう本番が来週なのだ。まいる。

 ノルウェー舞曲第4曲のFのあたり、これをきちんと、というのは1小節目の伸ばしはけっして大きくせず、2小節目からきちんとクレシェンドし、早めにデクレシェンド、4小節目のはシェイク(先生はモルデントとおっしゃっていたが、モルデントは普通下向き。上向きはシェイク、あるいは逆モルデントだと思う)。すると、アラビア風になるのだ。そう言われるといやほんとにそう弾けるし聞こえる。ほんとに楽譜はただそれだけ表面だけでは音楽をあらわしていないし、だが内蔵しているのだ。すごい。

シューマン 3つのロマンス

2023年11月17日 | チェロ

 チェロピッコロはオーボエなのだ。もちろんヴァイオリンの1オクターブ下で調弦してあるので、あらゆるヴァイオリンの曲が弾ける、技術さえあれば(^^;)。もちろん、ない。そこであらゆるやさしい曲を楽しんでいるのだが、とりわけオーボエなのだ。フルートの曲よりオーボエがあっていて、それからリコーダーの曲は僕には音域が高すぎる。
 オーボエ吹きの友人にオーボエのレパートリー教えてよ、と言っていろいろ教えてもらったのはずいぶん昔の話だ。
 シューマンの3つのロマンスはオーボエとピアノがオリジナルらしい。技術的にはそんなにむずかしくないが、なにしろロマン派の頃の曲は、ピアノも含め全体的な音楽をキチンと把握しないと曲にならない。
 当然ながらチェロ用に編曲されている。でも原調に違いない。僕にはむずかしくて弾けないに違いないので、楽譜を見てない。ここに書くためにも見ないといけないかなあ。

チャイコフスキー 交響曲5番4楽章 クライマックスのあたり

2023年11月15日 | チェロ
 昨日ストーブを出したのだが、それどころじゃない、車の窓は凍っていたよ。さいたまが5℃とかなんとか言っていたのに、ここは氷点下か。なんて田舎なんだ。



 畑仕事もしたし疲れて、風呂のあと楽器を出す元気がなかった。寝たかったが、がんばって楽譜を眺め、エアで練習。眠気が少し覚め、練習になったと思う。
 426小節 ポコ メノ モッソ の所はいつも全体練習でいいかげんになっている。そういえば先生はここらへんのフレーズをていねいに教えてくれたが、自分で練習すればそれは自然にわかる。だがそうして自然にわかるための練習は先生に指摘してもらったはるか後だった。もっと練習したり、こうして楽譜を見てエアでもいいから意識しないとなあ。