ウツボグサ(靭草)
<シソ科ウツボグサ属>
幼い頃の夏休み、母の田舎に行くと、
家までの坂道の両側にこのウツボグサが当たり前に咲いていたものだった。
当たり前の花が、今は植物園に行かないと見られない。
花序を、矢を入れる道具の空穂に見立てたのが名前の由来とある。
漢字で書くと靭草(ウツボグサ)の靭は、しなやか、柔らかいと言う意味がある。
茎の先端に長さ3~8センチの花序を作り、
そこに次々と紅紫色の花を咲かせる。
花序にある苞葉にはしろい短毛が多い。
かっては乾燥した花序を利尿剤に煎じて飲んだそうだ。
草丈は10~30センチと小さく、
葉は対生し、短いながら葉柄がある。
茎の断面は四角形。
道端や草地に生えて一で見られる身近な植物かと思うと、
標高2千メートル近い高原でも見られる。
下はドクゼリにアカスジカメムシ
結構大量発生して見られることがある。
黒色に5本の赤い縦筋がかっこいい。
セリ科の植物の花でよく見られる。
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