HALクリニックの診察室から

Human Active Life…新潟で心臓血管外科のクリニックを開設した医師のひとりごと

スープは味だけでなく、パステルカラーの色が… ^_^

2013-05-06 19:50:25 | グルメ
 「スープ」は好きな料理です。
さまざまな種類があり、西洋のスープだけでなく、和食の「汁」も
スープですから、本当に多種多様です。
もちろん、「味」が重要ですが、僕は「色」も楽しみです。

「色」の楽しむスープは「ポタージュ」






「そら豆のポタージュ」

ポタージュは滑らかな舌触りで、そら豆の味が濃縮されてますが、
一番のポイントは「爽やかなグリーン」 
綺麗な色ですね。この色を見ているだけで心が満たされます 





「コーンのポタージュ」

やはり、生のコーンを使わないと甘味が出ません。
でも、このスープでも主役は「色」です。
「綺麗なイエロー」を見ていてワクワクします。


ポタージュは、素材の形がなくなって均一な色のスープになるので、
「色」を楽しむ料理です。
「パステルカラー」がご馳走です  
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患者さんから学ぶ… ^_^

2013-05-06 14:14:25 | 健康



日本胸部外科学会から「小児の心外膜リードによる心絞扼に関する注意喚起」というお知らせがありました。
http://www.jpats.org/modules/bulletin01/index.php?page=article&storyid=81

一般の方には何のことかと思われるような話題ですが、大学病院時代は先天性心疾患の外科治療。
不整脈の外科治療に携わっていて、小児にペースメーカーの植込みも行っていました。
どのような治療でも予想通りにいくことばかりではなく、時には重篤な合併症(余病)を起こすことがあります。
今回の注意喚起で、直ぐにある赤ちゃんのペースメーカー植込みのことを思い出しました。

さらに詳しい症例をみると、国内外で9例の報告がありますが…
このうちのN0.2は僕が報告した患者さんです。
https://www.thieme-connect.de/ejournals/abstract/10.1055/s-2000-9935




懸命の治療によっても救命することはできませんでした。
治療が上手くいった場合は、「成功例」として報告されることが多く、
逆に治療が上手くいかなかった場合はそのまま埋もれてしまうことが少なくありません。
でも、どんな結果であろうとも「患者さんに教えていただいたこと」を伝えることは
他の医師に対しても重要な情報です。

最近は「メガスタディ」といって、世界的な規模で多数の患者さんで治療効果を検討され、
その結果が示されて、われわれの日常医療にも生かされています。
その一方で、目の前の患者さんと「メガスタディ」の患者像とのギャップを感じることも
少なくありません。
僕らが治療しているのは、目の前の患者さんですから「メガスタディ」の結果を鵜呑みすることなく、
その患者さんに適したように「修正」や「微調整」することが必要だと感じます。
そして、ひとりひとりの患者さんから「教えていただいた」貴重な情報
大切にすることがわれわれの役目だと感じます。

さて、GWの終わり、明日からいつも通りに診療します 
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