新年度から日本中のいろいろな会社で「働き方改革」が始まります。
一般の会社員だけでなく、
「医師の働き方改革」も議論になっています。
今までは医師は働くことが当たり前の環境に置かれていました。
「患者さんの命を診る職業だから」
「いつでも診察をするのが当然だ」
確かに、医師は「長時間働くこと」を受け入れていましたし、
それで日本の医療が成り立ってきた現実があります。
「医師の働き方改革」は人間である医師の生活を守るという
意味があります。
でも、個人的には…
可能な限りは働きたい
若くはないので、昔ほどの体力はありませんが、大病院から小さなクリニックの
一人院長となると、仕事量は昔とは比べられないくらいに増えています。
大学病院では、「教育」「研究」「診療」の3つをこなすことが求められていましたが、
「教育」は若い人と接することで、「研究」は新しいテーマについて
まとめることで、気分転換になっていました。
また、他のドクターもいるので、手分けして仕事もできるし、
誰かが休んでも他のメンバーがカバーしてくれます。
事務的な仕事はあまりしなくていいというのも今から考えると大きな利点でした。
現在は「診療」がほとんどですが、数多くの患者さんを診るなかで、専門的な患者さんが
多くて、診療に対するエネルギーが半端なく、病院やクリニックなどの医療機関との
連携も大変です(昔ならほかのドクターや事務がやってくれましたが)。
保険診療の仕事も事務任せではなく、自分の仕事です。
完全予約制などで診療を制限したくもなりますが、具合が悪くて診てほしいという
患者さんが少なくなく、病院に通院していても予約外の診療をしてもらえない
というのでしばらくの間、当院で検査や治療を行うことも。
さらに心筋梗塞や不整脈発作、重症の深部静脈血栓症などの飛び込みの
検査と病院紹介という、救急的な診療も少なくありません。
われわれ
開業医には「医師の働き方改革」は適応されませんので(汗)、
体の頑張りが効く間は、頑張ろうかと思います
ただし、僕もスタッフもオーバーワークになっているので、少しお休みをいただくことも
ご理解いただきたいと思います
今年のボールデンウークは院内掲示をさせていただいていますが、
4月28日(日)〜5月6日(振替休日)を休診とさせていただきますが、
ご理解のほどよろしくお願いします。