小さなクリニックで、設備も限られています。
でも、患者さんを丁寧に診察して、検査を行い、
病院連携を活用すればかなりのことができます
狭心症で冠動脈にステントを入れて治療をしても
それで終わりではありません。
動脈硬化の予防を行うとともに、狭心症が再発しないか
注意深く様子をみています。
日常生活で胸苦しさを感じるようになったら、通常の心電図の
ほかにホルター心電図という長時間の心電図をとって
狭心症がないかどうか確認します。
狭心症と思われたら、謬診連携で「冠動脈CT」での診断を…
入院せずに外来で検査が可能になりました。
左右の冠動脈に3本のステントが入っていますが、
全てのステントが狭くなっていたり、ステント以外の
部分も動脈硬化が進んで狭くなったり詰まったり…
病院へはCT検査にいくだけで、検査予約も結果の説明も
当院で済ますことができます。
ここまで分かれば、患者さんに説明して病院の循環器内科の外来へ紹介。
今後の治療をお願いしました。
今までは病院の外来で行っていた検査をクリニックの外来で
行うことによって、病院へは治療が必要な患者さんだけを
紹介できるようになりました。
病院の外来は患者さんが多くて混んでいるので、それをクリニックで
代替することで、患者さんも病院の外来へ通院せずに済むし、
病院の循環器内科も治療に専念できます。
病院とクリニックの役割分担を専門的なレベルで行うことが
可能になりました